みなさん、電子読書の合間にゲームで遊んでますか? いたる所で「どうぶつの森」を生い茂らせております、ゲームは1日3時間☆カンザキです。

はじめて遊んだTVゲームはスーパーファミコン世代の私ですが、健康的に外で遊ぶこともありました。
放課後に居残り、年齢的流行にもれることなく「こっくりさん」で遊んだこともございます。

そんな時代を思い出せる、第3回目のおすすめ電子書籍はこちら

おかえりくださいおかえりください
著者:日野 裕太郎
販売元:doncha.net
(2012-10-27)
販売元:Amazon.co.jp

廃校になる母校が懐かしくてこっそり深夜、忍び込む。
首バスケットや猫焼却炉、首つりの松の木など、学校の7不思議をみんなで語り合いながら、誰もいない校舎を懐かしむ。
しかし、突然、パニックがみんなを襲う。ちりぢりに走り去るしかできない!
ひとり取り残されひとり過去を辿るまどか。封印されていた過去の事故の記憶が、こっくりさんの呪いの記憶がよみがえる。



母校に伝わる七不思議、思い出せますか?


聞き覚えのあるお話は、無人の音楽室から聴こえてくるピアノ、目が動くベートーベン、歩く人体模型、13回鳴る大時計、トイレの花子さん、こっくりさんあたりかと思われます。児童書やアニメにもなりましたよね。

ですが『おかえりください』で紹介している「学校の七不思議」はちょっと毛色が違うようで、読み進めていくうち種と仕掛けと本当の恐怖が明らかになっていきます。

この不幸な物語は主人公のまどかが戦慄するシーンからはじまります。ある日の夜、電気も水も止まった取り壊し寸前の母校に同級生たちと忍び込み、孤立。心細い闇の中、まどかは自分と向き合い本当のことを思い出していきます。

伏線は物語のいたるところに仕掛けられており、一度の読了ですべて回収するのは困難でしょう。
しかし、最終的に解決するのでご安心ください。
本当の恐怖は、すべてを知ったあともう一度読む二周目から迫り来るのです!

冷え込む秋の夜長、ぜひ背筋を凍らせていただきたい一冊です。


  • おかえりください
  • 著者:日野 裕太郎
  • 価格:206円
  • 読了にかかる時間:約1時間(個人差があります)
ホラー度
★★★★☆(4)
キャラ立ち度
★★★★☆(4)
伏線度
★★★★☆(4)
総合
★★★★☆(4)

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