どーぶーねーずみー、みたいにー♪ ……なりたくない。
底辺生活32年生、キンドる速報ライター☆イマガワです。

悲しいとき、ツライ時には、おいしいもの食べたら ('(゚∀゚∩ なおるよ!

ずんだずんだ [Kindle版]
著者:青木俊直
(2013-03-01)

2011年10月同人誌にて発表。
二人暮らしの女の子と東北とずんだもち。
百合っぽい話です。本文16P(マンガ)

あらすじ


カナ。お胸がふくよかな、おとなしそうな女の子。
アカネ。快活そうな、アネゴ系の女の子。
ふたりは、つきあっているらしい。

つまり、おんなのこ同士で。肌と、肌を。くちびると、口唇を。きっと、飽きるほど重ねあってきた関係。

そんな「カナ」と「アカネ」が。ずんだもちを食べて、いちゃいちゃして、キスをして、いっそう絆を深める。

『ずんだ』という16ページの漫画は、たったそれだけの短いお話です。

直接的なベッドシーンよりも淫靡


マンガ内の描写を見るかぎり、カナとアカネは、かなり深い関係であることが読み取れます。快活なアカネのほうが積極的で、カナは受け身な感じ。ためらいもなくカナの腰に手を回し、隙をみては「ほっぺ」にキスをします。

単にそれだけの描写なのに、読んでいて、とても興奮しました。16ページのどこにも描かれていないはずなのに、ふたりが一糸まとわずに乱れているシーンが、自然と脳裏に浮かんでしまいました。

このマンガに目を通した読者は、わきおこる卑猥な妄想にあらがえないはずです。貝合わせ。アワビの酒蒸し。蛤御門(はまぐりごもん)の変。

お餅ってエロいかもしれない


だって、柔らかい。お餅(もち)って、やわらかい。女の子のお胸も柔らかい。お餅とお胸。性質がきわめて似ています。「やわらかい」という点が、完全に一致しています。

女の子のお胸は、エロい。すなわち、お餅もエロい。表紙、作中、そして裏表紙で、カナやアカネが「おもち、うにょ~ん」とやっている絵が登場しますが、このマンガを読んだあと「お餅を食べる」ということが卑猥な行為にしか見えなくなります。絶対に。

ずんだ餅って?


冒頭から「ずんだ、ずんだ」と連呼していますが、もしかして「ずんだもち」を知らない人のために、ちょっと解説しておきます。

まず、枝豆をゆでます。ひきあげて、薄皮を除きます。すり鉢で、ざっくりつぶします。適量の塩と砂糖を加えます。つきたてのお餅にまぶします。はい、完成。これが「ずんだもち」です。ズンダ(゚д゚)ウマー

緑色のペースト状のものが、白いお餅にのっかっている。テレビや雑誌などで1度くらいは見かけたことがあるはず。もとは東北地方の郷土料理ですが、おいしいので全国の和菓子屋でも売られるようになったのです。

作者について


本作『ずんだ』は、2011年10月のコミティアで発表された創作同人誌です。作者は、青木俊直(@aoki818)さん。プロの漫画家です。

最近では、まんがタイム系の雑誌で『なのはなフラワーズ』、新潮社のバンチコミックスで『くるみのき!』という作品が出版されています。ちなみに、奥様は知る人ぞ知る漫画家の「谷川史子」さん。

Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。

  • ずんだ
  • 著者:青木 俊直
  • 価格:100円
  • 読了にかかる時間:約15分(個人差があります)
ストーリー
★★★☆☆(3)
イチャイチャ度
★★★★★(5)
お餅うにょ~ん度
★★★★★(5)
総合
★★★★☆(4)

ちなみに


青木俊直さんは、Kindleストアに限らず、パブーでも積極的に作品の公開をおこなっており、15作品以上のマンガを読むことができます。興味のある方は、ぜひアクセスすることをオススメします。

青木俊直さんの公開中の本 | ブクログのパブー

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