こんにちは、『きんどるどうでしょう』のZONです。

今回も「キンドる速報」さんのスペースを頂戴して、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビュー「KDP最前線」ダイジェストをお送りします。

今回も5名のKindle著者さんに出版のキッカケや作品の特徴をお伺いしましたよ。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか!


第81回:「謎解き『イニシエーション・ラブ』」作:ゴンザ



謎解き『イニシエーション・ラブ』謎解き『イニシエーション・ラブ』 [Kindle版]
著者:ゴンザ
出版:ゴンザの園
(2013-03-11)

乾くるみ氏による希代のトリック小説『イニシエーション・ラブ』。
1980年代の静岡と東京を舞台にして語られる、どこにでもありそうな若者たちの恋愛の理想と現実。すーっと何も考えずに読んでしまえば、なんということもない物語ですが、実はその裏には丁寧に、緻密に組み上げられた驚くべきプロットがあります。
この小説のトリックに気がついても、実はその細かい仕掛けにまでは気づけないままの人が多いかと思いますので、じっくりみっちり解説してみました。数学科出身の著者が仕掛けた、数学的なギミックの数々。堪能してください。


――この作品を書いたキッカケを教えてください
単純に、『イニシエーション・ラブ』という小説を読んだことです。
この本は、何も考えずに読んでいるとごく普通の、どちらかといえば退屈な恋愛小説なのですが、いろいろなところに注意を払ってみれば、驚くほど緻密に組み立てられたプロットに基づいて書かれています。そのプロットを解明してみようと、自分の知的好奇心を満たすために書き始めてみました。すると思った以上のボリュームとなり、また外に出しても恥ずかしくないかも、という質まで高められたように思いましたので、公開することにしました。


続きはこちらから:http://kindou.info/10140.html#more-10140


第82回:「留漫。」作:ゼン・ミガワ



留漫。留漫。 [Kindle版]
著者:ゼン・ミガワ
出版:マンガ東京スタイル
(2013-02-27)

今、日本のマンガ・アニメに世界の注目が集まっている。世に言うクールジャパン。その世界級のエンターテイメントを勉強するため、アメリカから日本へ留学した作者ゼン・ミガワ。そこで見た現実とは・・・。夢と現実との葛藤。作者自身の体験に基づいたシリアスな内容をコミカルに描いた同作品、待望の電子書籍化!!


――この作品を書いたキッカケを教えてください
卒業制作の課題として何を描くかはちょっと悩みました。前に40pの児童向けマンガで担当編集者がついたので、それ向きに新しいネームを描いてみたら、良いネタを全然思い出せなくて、仕方なく青年ジャンルにしました。
児童向け漫画の舞台は外国でしたが、ストーリー構成は少年マンガと変わらなかったので、もっと根本的な「違うもの」を描かないと前に進めないと感じました。その結果、今まで「外国人しか知らないものを描け」というアドバイスを踏まえて「留漫。」を出したのです。


続きはこちらから:http://kindou.info/10183.html#more-10183


第83回:「現代の風景 3・11前後の日本社会」作:石井克則



現代の風景 3・11前後の日本社会 (上)現代の風景 3・11前後の日本社会 (上) [Kindle版]
著者:石井克則
出版:小花書房
(2013-03-01)

21世紀は混沌とした時代。科学技術は進化を続けているのに、人間の心は進化しない。戦争の世紀といわれた20世紀から新しい世紀に入って10年以上になる。しかし争いごとは激化する一方だ。こんな時代を私たちはどう送ればいいのだろうか。この地球に生まれてきた以上、人を思いやる心といのちを大事にしたい―。そんな視点から、困難と立ち向かい苦闘する人たちを通じて現代日本の姿を描いた94本のコラム集。
著者は元共同通信記者で、原発事故に苦しむ福島の出身。2006年から7年にわたって全国を歩き、さまざまな階層の人たちへのインタビューを試みた。2011年3月11日の東日本大震災を挟んで震災前が上巻、震災後を下巻に収録している。下巻はほとんどが東日本大震災関連のコラムで頁を割いている。
この本に登場するのは一部を除いてほとんど無名の人たちだ。そんな無名の人たちを丹念に取材し静かな筆致で描いたコラムからは、3・11を挟んだ日本社会の断面が浮かび上がる。『美しきふるさと福島』の再生を願ってコラムを書き続ける著者初の電子書籍。


――この作品を書いたキッカケを教えてください
小児がんと闘う子どもたちの絵画展で、石川福美ちゃんという女の子が白血病で入院した病院で、苦しみながらも医師や看護師を相手に『悩み事相談会』を開いたという話を聞いたことがきっかけでした。福美ちゃんの姿に感銘を受け、命の大切さや地道に社会を支える人たちをテーマにコラムを書こうと思ったのです。


続きはこちらから:http://kindou.info/10188.html#more-10188


第84回:「追憶のシャーロック・ホームズ-ワトスン博士最後の告白-」作:牛乃あゆみ(兼ホズマー・エンゼル)


追憶のシャーロック・ホームズ-ワトスン博士最後の告白-追憶のシャーロック・ホームズ-ワトスン博士最後の告白- [Kindle版]
著者:ホズマー・エンゼル( @sussanrap )
出版:SUSSANRAP
(2012-11-21)

「シャーロック・ホームズの墓はどこにあるのか?」
私は何度聞かれたことだろう。それはけっして見つからない所、とだけ申しあげておこう……”
自らの死を予期したワトスン博士が初めて明かす、名探偵ホームズ若き日の無謀な冒険、そして二人の秘められた友情の物語。耽美風パスティーシュ(贋作小説)。※R18描写は含みません。
(同人誌にてご好評いただいた『シャーロック・ホームズの違法な冒険』(2004)改題・改訂版です)


――この作品を書いたキッカケを教えてください
ミもフタもないですが、「こういうのが読みたかったけど無かったから」。
…9年ほど前シャーロック・ホームズの原作にハマりまして、耽美系で原作の雰囲気を壊さないようなパロディ小説が読みたくなったんです。ホームズはパスティーシュと呼ばれるパロディ小説がたくさん出版されているんですが、同人誌を含めても、当時見たなかで比較的近かったのはロヘイズ・ピアシーの『わが愛しのホームズ』だけでした。(邦訳絶版・原書”My Dearest Holmes”はkindle版あり)…それが僭越な言い方ですが、自分には少しツボが違う部分もあったので、より自分好みのものを、自分の楽しみのために書き出したのきっかけです。
ワルノリした結果でしたが、その年の末にコミケに出して以来、作り足しながら八年ほど売っていました。良い反応もいただけて、自分も愛着があるのでずっと出し続けたいのですが、手製本で手間がかかる装丁にしたので作るのがしんどくなってきました。それで幸い原作著作権は失効していますし、よりたくさんのご同好の方に読んでいただける可能性もあると考えて、kindle本に移行しました。


続きはこちらから:http://kindou.info/10281.html#more-10281


第85回:「プレゼントしたくなる おしゃれな天然酵母パン」作:高橋貴子



プレゼントしたくなる おしゃれな天然酵母パンプレゼントしたくなる おしゃれな天然酵母パン [Kindle版]
著者:高橋 貴子
出版:アトリエリブラ
(2013-03-10)

本書は、おしゃれな天然酵母パンを作りたい人に向けて書いた本です。こんな方には特におすすめです。
・いつも作っているパンはワンパターンなのでもう少し違った雰囲気に作りたい
・まさに誰かにプレゼントする予定があるので、ちょっとおしゃれに演出したい
・お世話になった人にサプライズでパンをプレゼントしたい
・今まで天然酵母のパンを作ったことがなかったけど、これを機会にチャレンジしてみたい
・かわいい感じのパン作りをしてみたかった
・ニーダーを使った天然酵母のレシピに興味があった
など、ワンランク上のパン作りにチャレンジしてみたい方には特におすすめです。
このレシピをマスターして、さっそくプレゼントしちゃいましょう!きっと喜んでもらえること間違いなし!です。


――この作品を書いたキッカケを教えてください
パン教室を主催していますので、以前から『レシピ本』の発刊には興味がありました。生徒さんからも「先生は本出さないの?」ってよく聞かれてましたので。
今回ご縁があって、電子書籍なるものを知り、「これだ!!」と直感しました。
個人でも関係なく本を出版できるとわかり、「よしやるぞ!」と決意しました。紙じゃなくて、電子ってところもなんだか新しい感じがして新しいもの好きで好奇心いっぱいの私にはそそられるジャンルでした。(笑)


続きはこちらから:http://kindou.info/10341.html#more-10341


次回予告


「きっかけというか、ライフワークとして80年代、中学生のころから取り組んできた作品です。」
「チョコレートが大好きなのにそのルーツを知らないことが歯がゆくなり、直接中南米のカカオ農園まで足を運んだりチョコレート屋さんを巡ったりしました。」
「少子化へのアンチテーゼ……というのは半分ジョークで、あまりにも不自由さを感じる現代日本のセックスへのアンチテーゼです。」
「新しい時代が始まるにあたって、過去の電子書籍ビジネスにおける成功や失敗要因、課題や可能性を改めて考察することで、今後の良い教訓にしたいなと考えました。」
「アイデアは2005年に描いた同人誌でも出していたのですが、その設定をもう少し詰めてみてリメイクしてみたのがこの漫画になります。」


次回は商業作家さんによる本格SF作品や、チョコレートが好きすぎたパティシエさんの旅行記、夜の競技の指南本や、古強者の電子書籍プロデューサーによる電子書籍のまとめ本、漫画家による同人作品など、気になるKDP本が満載だっ!これからもKDP最前線をよろしくぅっ!

きんどるどうでしょう http://kindou.info/
このサイトはAmazonKindleってどうなんだろう?という疑問からスタートし、著者の声や新刊、値引き本などKindleのあらゆる情報をお届けしています。

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