こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。

美麗! ブラボー!エクセレント! ご紹介するのは、電子書籍ならではの極美な『16,770,000色』の表現にチャレンジしたイラスト集です


金魚ガールズ金魚ガールズ [Kindle版]
著者:ごとう隼平
出版:GPub
(2013-02-07)

カラーイラストとシンプルな文章で綴ったショートストーリー、
漫画家ごとう隼平の新作は絵本とも漫画とも違う新カテゴリ、イラストブック…"イラブ"です。

インクによる印刷では表現できない、液晶画面だからこそ可能になった、1677万色RGBカラーで描く世界です。

美麗なRGBカラーで送る、中学生少女四人のひと夏の青春を、どうぞあなたのお手元に! ぜひ液晶の明るさを最大にしてお楽しみください!

※下記プレビューはPC向けです。



本当にあった「珍事件」をイラスト集に


2012年。夏休みを終えたばかりの女子中学生4人が書類送検されました。罪状は……

500匹の金魚をプールに放流して、いっしょに半裸で泳ぐなどした疑い。

実行した女子中学生いわく『水面に大量の金魚が泳いでいたら、きれいに違いない』と思ったそうです。この事件は、ネット上でも話題になり、映画化決定! 美少女ゲーム化決定! などという声もあがっていました。

女子中学生4人組、プールに金魚500匹を放し半裸で一緒に泳ぐ 「一緒に泳げば楽しいと思った」 - NAVER まとめ

プロの漫画家が描いてみた


そんな破天荒な女子中学生たちが起こした騒動に、ある漫画家がインスピレーションを得てしまいました。そうして描かれたのが、本書『金魚ガールズ』です。

kingyo_02
夏祭りのワンシーン

kinngyo_03
金魚すくい屋台のオジサンと交渉して……

10枚以上の美麗なイラストに、詩的なキャプションが添えられているという作品構成。ラスト近くの見開きページで描かれている 彼女たちと金魚の水中遊泳イラストレーション は圧巻です!

オリジナルストーリーが泣かせる


東京に転校することになった主人公。親友たちと思い出づくりをしたい……。夏祭りに行こう。楽しい。けれど、もっと記憶にのこるような何かを……彼女たちは、金魚すくいの屋台に目をつける。

まさに『リンダリンダリンダ』の山下敦弘監督に映画化してほしい感じの青春ストーリーです。日本人好みなだけでなく、発売後、海外のフェイスブックページでは3万を超える『いいね!』を獲得しています。(参考リンク

Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)

  • 金魚ガールズ
  • 著者:ごとう隼平
  • 価格:249円
  • 読了にかかる時間:約15分(個人差があります)
「美麗イラスト」度
★★★★★(5)
「ボリューム満足」度
★★★☆☆(3)
「パンクな青春」度
★★★★★(5)
「総合」
★★★★☆(4)

作者について


ごとう隼平さん(@goto_junpei)。『ごとう・じゅんぺい』と読みます。1980年生まれ。代表作は、少年サンデーコミック『銀塩少年』全4巻。

ごとうさんは商業誌デビューしたものの、2年にわたって連載が決まらない状態が続いていました。そこで、個人で電子書籍出版結社『GPub』を設立して、本書『金魚ガールズ』をKindleストアやiBookstoreに出品したという経緯があります。

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コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. AAROM
    • 2013年07月05日 16:23
    • 虚構と現実の見分けが付かない中学生達が金魚を虐殺した事件か。
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