こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。

タイトルが下ネタっぽいですけど、中身は、正統派の青春ラブコメ小説です。

俺の棒銀と女王の穴熊〈1〉俺の棒銀と女王の穴熊〈1〉 [Kindle版]
著者:アライコウ
出版:アライクリエイト事務所
(2013-07-18)

季節は春、私立彩文学園に入学した春張来是と碧山依恋。

新しい学園生活に想いを馳せていた2人が出会ったのは……なんと将棋!

ニコニコチャンネルで連載中の本格将棋ライトノベル「俺の棒銀と女王の穴熊」が電子書籍としてリリースされました。

※製品版は、タテ書きです。下記プレビューはPC向けです。

あらすじ


本書『俺の棒銀と女王の穴熊〈1〉』は、高校の将棋部を舞台にしたライトノベルです。

彩文高校の将棋部には『美しすぎるアマチュア女流棋士』が所属しています。神薙紗津姫(かんなぎ・さつき)16才。全国アマチュア女王戦にて優勝経験あり。プロの女流棋士にも勝ったことがある、アマ5段(日本将棋連盟が認定)の腕前。

そんな紗津姫(さつき)のことを目当てに、廃部寸前の将棋部に所属することになった男子高校生・春張来是(はるばる・きたぜ)。幼なじみの資産家令嬢・碧山依恋(みどりやま・えれん)と共に、盤上の駒音に熱中する日々を送ることになります。

ド直球の青春ラブコメ小説


はじめは駒の動かし方くらいしか知らなかった主人公たち。基本戦法を学ぶところから始めて、定跡のことを知り、詰め将棋を解くことで終盤力を身につけていくうちに、すっかり将棋にハマります。

近年のラノベにおけるお約束イベント『突発的に、主人公の聴覚が難しくなるアレ』も様々なバリエーションが用意されており、読者の笑いを誘います。

ほかにも、幼なじみ宅におけるドキドキ合宿、ライバル校との交流戦など、部活ものラノベとしても楽しめます。

世界中の将棋ファンに向けて発信する


本書『俺の棒銀と女王の穴熊〈1〉』は単なる電子書籍ではありません。世界中の将棋ファンに向けて発信することを前提に書かれているからです。

翻訳のための費用は、少なく見積もっても100万円以上。出版社の後ろだてがないため、著者のアライコウさんは、クラウドファンディングサイトを利用してパトロンを募集することを思いつき、実行に移しています。

俺棒翻訳プロジェクト Vol.1

本編中の棋譜は、実際のものを採用


最近の将棋モノといえば『3月のライオン』ですが、その作中における棋譜は、監修の先崎学八段が実際の棋戦からチョイスしています。

本書もそれにならっているようで、クライマックスの交流戦における棋譜は、近年おこなわれた『ある歴史的な一戦』のものが採用されています。(巻末に明記。日本将棋連盟が承諾済み)

本編中には棋譜が収録されているので、もしも貴方が将棋通を自認しているなら、どの棋戦のものなのか言い当てることができるはず。求む、挑戦者!

Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)

「将棋が学べる」度
★★★★☆(4)
「ラブコメ」度
★★★★☆(4)
「穴熊VS穴熊」度
★★★★☆(4)
「総合」
★★★★☆(4)

著者について


アライコウさん(@araicreate)。1981年、東京生まれ。作家、シナリオライター。


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コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. 名無し
    • 2013年07月27日 22:21
    • 今までで初めてラノベのタイトルで感動した
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