こんにちは。つんどく速報☆イマガワです。
普段はKindle本のレビューをしているくせに、このまえ裏切ってBookLive!の半額セールに飛びつきました。楽しかったです。

さて、つんどく速報では、読者からの自薦・他薦を受け付けているのですが、毎日たくさんの情報を寄せていただいており、読むのが追いつきません! ありがとうございます!
そこで、いただいた推薦本のなかから、熱いコメントが寄せられた本を厳選してご紹介いたします。

本来であれば、編集部が読んでからレビューするのが「つんどく速報」のスタイルなのですが、おもしろそうな本の紹介を長い間ため込んでしまうのも申し訳ありませんので、推薦文を添えてここに掲載いたします。

それではどうぞ!


追憶心中
出版: 大相撲ファンド; 1版 (2014/1/8)
2014-01-08



内容紹介
骨董屋から人形をもらってから、家族が相次いで不可解な死を遂げる。真相とは…

自薦コメント
ホラー系ミステリーで家族が次々と謎の死を遂げていく。最後まで読むと犯人が分かる短い話です。


サンプル冒頭を読んで、続きが気になったので購入しました。当たり! 掘り出し物でした。

ある事情により、両親のもとを離れて暮らしている少年。祖父と寝たきりの祖母との3人暮らし。

ふるい日本人形を迎えいれた夜から金縛りに襲われはじめ━━祖父が突然死、祖母が自殺……という理不尽な出来事がつづきます。人形の呪いかと思いきや……ラストでは意外な真相が明かされます。

惜しむらくは、1冊のボリュームが少ないこと。同じ分量とクオリティのショートショート作品が、あと4~5編収録してあったなら、通常のレビューで取り上げたかったです。次の新刊に期待しています。




こどもに聞かせたい10+1の物語
松田ジャクソン
出版: エム・パブリッシング; 1版 (2014/1/18)
2014-01-18



内容紹介
あなたは今までこんなに面白い物語を読んだことがあるだろうか。子どもに聞かせ,そして,大人こそが読みたい珠玉の短編集。

知りたがりのおさるのビリーがこの世の全てを理解するための知恵を求めた時,空に浮かぶ月に異変が…!

わんぱく兄弟セイロとガンの運命に寄り添った本当の宝物とは何か…。

ベスト・オブ・小悪魔のいちごちゃんが大自然の中をスイートに生き抜く『いちご紀行』も同時収録。

自薦コメント
こんな小説見たことない、と衝撃を受けること請け合いの短編集です。

荒唐無稽なお話もあり、甘酸っぱい青春のお話もありといった、さまざまなテイストのお話がぎゅっとひとところに詰められた、物語の宝箱です。


サンプル冒頭に『かしこいビリー』というショートショートが収録されています。物理法則やストーリー性をあえて重視しない、ナンセンス系のドタバタギャグでした。

著者のブログにショートショートや詩が掲載されていたので拝見しました。言葉遊びによる異化効果がお好きなようです。







内容紹介
サムは9歳の誕生日にママから特別なプレゼントをもらう。それは、人間以外のあらゆる生き物達と話ができるという能力だった。

オーストラリアに越してきたばかりのサムは、新しい地で世界を広げて行く。 友達の輪は人間だけでなく、様々な生き物達、花や木、虫や鳥にと広がっていく。

ある日、リトル・エンジェルというお花と出会い、サムと同じ力を持つエイミーという女の子のことを知る。

自薦コメント
どうぞ宜しくお願いします。


ほのぼのファンタジーかと思いきや、ヒトの心における差別の問題を扱っているようです。




沙耶の場合 (上)
織部ゆみ(著)
(2014-01-03)


沙耶の場合 (下)
織部ゆみ(著)
(2014-01-03)



内容紹介
日本を離れ、単身イギリスに渡った沙耶はそこで一人の男性、アランと出会う。

流されるかのようにアランとの結婚へと踏み切る沙耶。 気づいた時にはアランとの関係の中にがんじがらめにされていた。

沙耶は過去を見つめ、現在を見つめ、自身を見つめ直していく。 不幸の連鎖を繰り返しているのは他でもない自分自身なのだと悟った沙耶は、それを断ち切るべく立ち上がっていく。

自薦コメント
この作品はモラルハラスメントの問題を扱っています。

私がこの作品を書いたのは、モラルハラスメントの被害者の方が、それぞれの問題を真に認識するためのきっかけになってくれればというという思いからでした。(織部ゆみ 公式サイトから引用)


モラルハラスメント、あるいはDV(ドメスティック・バイオレンス)を扱った長編小説です。上下巻あわせて500ページ超。多くの人たち伝えたいという気持ちがなければ書ける分量ではありません。注目すべき作品です。




秋の改札口
黒沢春希
MetroSwitchCompany
出版: MetroSwitchCompany (2013/12/18)



内容紹介
中央線沿線の街を舞台に、高校の同級生二人が大人になっていく秋の日々を綴る。

ガール・ミーツ・ガールの後、彼女たちの感情は友情から進化していくのだろうか。

自薦コメント
以前、中央線に乗っていた時、見かけた女子高生二人組。 同じ制服、同じ鞄、同じキーホルダー。でも、全然会話を交わさない二人。

「どういう関係なんだろう?」 と思いながら観察してしまったのが、この話を作るきっかけになりました。 どうぞ宜しくお願い致します。


武蔵野美術大学出身。短編小説です。自薦いただいたのは『秋』ですが、ほかにも『春の放課後』や『夏の背番号』という短編小説をKindleストアで販売しています。

1冊あたりの分量が少ないので、なかなか評価がむずかしい。ちかく『冬』のリリースを終えたのち、春夏秋冬の4編を1冊の本にまとめていただければ、ぜひとも拝読させていただきます。




子猿うきゃうきゃ日記 1
たーれっく
出版: たーれっく; 1版 (2013/12/25)



内容紹介
ちょっとえっちな漫画を描いている漫画家が、タイの首都・バンコクで子猿のような女の子と出会います。

その女の子とのうきゃうきゃとした珍道中を描いた4コマ漫画。二人を通じてタイの文化や風習を紹介。タイにも詳しくなれる一冊。

自薦コメント
タイのいろんな面がわかり、タイに行きたくなる漫画です。

タイ好きな方はもちろん、タイに興味のない人にもぜひ読んでもらいたい作品です。 よろしくお願いいたしますです!


四コマまんが。第1巻は、フルカラー42ページを収録。すでに最終巻まで発行ずみです。全4巻で180ページ。

タイのグルメや若い女性たちが色鮮やかに描かれており、実写背景もうまく取り込んでおり、まさに電子書籍ならではの仕上がりですね。




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