こんにちは。つんどく速報☆イマガワです。

さて、つんどく速報では、読者からの自薦・他薦を受け付けているのですが、毎日たくさんの情報を寄せていただいており、読むのが追いつきません! ありがとうございます!

そこで、いただいた推薦本のなかから、熱いコメントが寄せられた本を厳選してご紹介いたします。

本来であれば、編集部が読んでからレビューするのが「つんどく速報」のスタイルなのですが、おもしろそうな本の紹介を長い間ため込んでしまうのも申し訳ありませんので、推薦文を添えてここに掲載いたします。

それではどうぞ!



KY 無料版KY 無料版 [Kindle版]
月狂四郎 (著)
出版: 月狂四郎; 1版 (2014/7/3)

内容紹介
新社会人となって半年が経過した狂山洋助山(くるいやま ようすけざん)は暴虐的な上司である菊田に、ある日反旗を翻す。

狂山の前に立ちはだかるマジキチ四天王との駆け引き、そして同僚の女性社員が張り巡らせる淫靡な蜘蛛の糸。あらゆる障害を乗り越えて、狂山は真の自由を手に入れるべく奮闘する。

自薦コメント
ちなみに、こちらでもご紹介いただいた「プロミス・リング」や「紅い雨、晴れてのち虹」などのキャラが主要人物として出てきます。

今作もちょっとばかりハイコンテクストな部分もあります。

有料(全文収録)版→ KY (月狂四郎バトルシリーズ)

月狂四郎 (著) 7月9日(水)現在、無料でダウンロードできます。配布期間は、今週末まで。

本書『KY 無料版』は、0円のお試しバージョンです。
通常のKindle本サンプルは有料版の10%程度しか読めませんが、この『無料版』は50%相当を収録しています。ヤハタ方式━━「興味はあるけれど、無名の作家だから手を出しにくい。確実におもしろいとわかっているものにカネを払いたい」という読者のためのコンテンツです。

無料キャンペーンの長所と短所


ちかごろ、一部のセルフパブリッシング作家のあいだで、有料版(全文収録バージョン)とは別に、ヤハタ方式━━全文の20%~80%を収録した『無料バージョン』をKindleストア上で配布する試みがおこなわれています。

いままでの無料キャンペーンといえば……期間限定で、有料版(全文収録バージョン)を0円配布する手法が一般的でした。捨て身の覚悟でバラマキをおこなうことによって、出版社の後ろ盾がない無名作品を、ひとりでも多くの読者の手に取らせるためです。

しかし。KDP標準の無料キャンペーン方式には、多くの問題点が指摘されています。

(1) タダで手に入れたものは、読むのを後回しにされてしまう。放置されることが多い
(2) 無料キャンペーンを繰り返した場合、有料のときに買ってくれた読者の立場がなくなる
(3) Amazonレビューの確保が目的だが、(1)の理由によって成果を期待できない

『ヤハタ方式』の誕生


従来のKDP無料キャンペーン方式における不満と問題点を解消するべく、ひとりのセルフパブリッシング作家が新たな取り組みをはじめました。八幡謙介(やはた・けんすけ)氏です。

KDPの新しい無料キャンペーン
新しい無料キャンペーンについて


上記リンク記事は「すべてのセルフパブリッシング作家よ、おれのあとに続け!」という檄文(げきぶん)であり、世に言う『第二次ヤハタ事変』における宣戦布告です。以下に要約します。

Kindleストアにおいて、有料(全文収録)版とは別に、従来とは異なる無料版(ヤハタ方式)を用意することによって━━

・ ひやかしの無料ダウンロードが減る
・ 有効な読者数をより正確に知ることができる
・ 内容の続きが気になれば、有料(全文収録)版を買いたくなる
・ 有料で買った人を「損した気分」にさせずに済む
・ そのため遠慮せずに、無料キャンペーンを何度もおこなえる

わかりやすい事例を挙げるなら、ミステリー小説における『問題編』(全文の6割~8割)をヤハタ方式で無料配布することによって、『解決(真相)編』が収録されている有料版へと誘導できるわけです。

ヤハタ方式が有効かどうかはともかくとして━━スマートな販売促進キャンペーン手法だと思います。小説、マンガ、実用書など、あらゆるジャンルのセルフパブリッシング本において成果が期待できそうです。

短所があるとすれば……

(1) Kindleストアで無料キャンペーンができるのは、90日間のわずか5日間のみ
(2) 同名タイトルで『全文収録版』と『お試し版』が存在するのはややこしい
(3) 今後、Amazonがヤハタ方式を禁止するおそれがある

特に、3番目が気になります。いまのところ黙認しているようです。
そもそも、Kindleストアにおけるサンプルコンテンツの収録量を、著者の裁量によって自由に決定できるのがベストなのですが……今後どうなるかはわかりません。

ヤハタ方式を採用している作家たち


2014年5月における第二次ヤハタ事変以来、おなじような無料配布キャンペーン方式を採用する作品があらわれています。

※無料になるのは3ヶ月のあいだに5日間だけです。ダウンロードする場合は価格表記に注意してください
未来撃剣浪漫譚ADAUCHI【無料版】未来撃剣浪漫譚ADAUCHI【無料版】 [Kindle版]
八幡謙介 (著)
出版: 八幡謙介 (2014/5/24)


紅い雨、晴れてのち虹 無料版 (月狂四郎バトルシリーズ)紅い雨、晴れてのち虹 無料版 (月狂四郎バトルシリーズ) [Kindle版]
月狂四郎 (著)
出版: 月狂四郎; 1版 (2014/5/17)


神様と6月の雨(お試し版)神様と6月の雨(お試し版) [Kindle版]
藤沢裕之(@fujisawahi) (著)
出版: 然書房; 第一版版 (2014/6/14)


お伽噺のディアナ お試し版お伽噺のディアナ お試し版 [Kindle版]
斎堂 琴湖 (著)
出版: 斎堂 琴湖; 1版 (2014/6/28)

そういえば━━2014年内に楽天Koboライティングライフ(Kobo Writing Life)が開始するようですが、ヤハタ方式のようなキャンペーン機能があれば便利ですね。



ギミーシェルターギミーシェルター [Kindle版]
片岡渉 (著)

内容紹介
「日常の謎」物のミステリで、殺人は起きません。日常の謎を取り扱っていますが、論理に拘った作品です。北村薫さんの短編などが好きな方にお薦め。

自薦コメント
東京創元社の短編賞の第1次予選を通過した作品を修正した作品です。 人殺しの起きないライトなミステリです。

片岡渉 (著) コメントにあるとおり『東京創元社の短編賞の第1次予選を通過した作品』を、著者みずからセルフパブリッシングした作品です。

短編小説なので、サンプルで読める範囲では判断がつきませんでしたが━━1次予選を通るくらいですから、興味のある人は手に取ってみてはいかがでしょうか。



お伽噺のディアナお伽噺のディアナ [Kindle版]
斎堂 琴湖 (著)
出版: 斎堂 琴湖; 1版 (2014/6/28)

内容紹介
高校受験の合格発表日は満月だった。
満月になるとひどく体調を崩す璃子(あきこ)は、その日4人の男子高校生と出逢う。竹間、朝日奈、千葉、小杉――やがて朝日奈と恋人同士になった璃子は、この幸せが永遠に続くと信じていた――。

それから14年が過ぎた。高校時代に永遠と信じていたものは、璃子の手の中にはなかった。
朝日奈の影から逃れようとする璃子。だが彼女の幸福を阻むように、殺人事件が起きる。

自薦コメント
青春小説テイストの長篇ミステリです。

斎堂 琴湖 (著) 本書も『ヤハタ方式』を採用しているセルフパブリッシング作品です。『お伽噺のディアナ お試し版』を無料配布しているときにダウンロードしました。通常版の40%程度(分厚い文庫本の半分くらい)を読むことができます。

30代の図書館司書の璃子(あきこ)は不倫をしている。その相手は自己中心的な男であり、いいかげん別れたいと思っていた矢先に、むかしの恋人からとおぼしき手紙が届く。ふと、高校時代における悲痛な記憶がよみがえる。

その後。高校時代からの親しい男性の助けを得て、ようやく不倫の清算を済ませて、過去から訣別できると思っていたのに━━璃子の不倫相手だった男が殺されてしまう。お試し版で読めるのは、ここまで。

青春時代に置きざりにしてきたはずの複雑な男女関係が、忘れたころに「報い」となって璃子を苦しめます。リア充にはリア充なりの苦労があるわけですね。合掌。



夢で逢えたら 愛蔵版 1/10: スペシャルプライス夢で逢えたら 愛蔵版 1/10: スペシャルプライス [Kindle版]
山花典之 (著)
出版: 白い風船コミック; 2版 (2014/5/1)

内容紹介
彼女いない暦24年のダメサラリーマン・フグ野マスオは町の占い師に「一生結婚も恋人も出来ない」と宣言される。

ショックでパニックになったマスオは盛り場の「お見合いパブ」に潜入、そこで運命のマドンナ・潮崎渚に出会う。

マスオは渚に一目ぼれ、ところが彼女の名前も住所も電話番号も聞けずに別れてしまう。
千載一遇の大チャンスを逃した自らのふがいなさに落ち込むマスオだったが、お見合いパブで渚と一緒にいた渚の友人・磯辺波子は同じ会社の同僚だった。

他薦コメント
全17巻だったものを、いわゆる『完全版』にして再リリースしたものみたいです。なつかしくて、ぜんぶ読んだことあるのにオトナ買いしようか迷っています。

山花典之 (著) 1994年~2000年のあいだビジネスジャンプで連載していた人気マンガを、著者みずからセルフパブリッシングしたものです。
全10巻。収録ページ数は、1巻あたり300ページ以上。求めやすい低価格。まさに出血大サービスの大盤振る舞いです。

ヒロインの渚(なぎさ)が(・∀・)イイ!! 見た目はオトナなのに、仕草や態度が女子中学生みたいに初々しくて、登場している1コマ1コマを読むたびに、ニヤニヤが止まりません。

まさに『めぞん一刻』の正統な後継作品のひとつです。
ヒロインは男性主人公の行動や態度にいちいち激しい反応をみせるので、さぞや意識しているように見えて……じつは全然気にしていない……と見せかけて……本当は嫉妬している……かもしれなくて……やっぱり、親しい知人にすぎない……と思いきや、時には切ない表情をみせる━━みたいな。

いつまでも読者をヤキモキさせつづけてくれる、上質なラブコメ漫画です。






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コメント

コメント一覧

    • 1. 八幡謙介
    • 2014年11月06日 20:39
    • リンクを貼っていただいたブログを間違って消してしまいました。
      すいません・・。
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