こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。

ざっくり言うと


・日本を脱出してはみたけれど……
・海外就職した日本人の「その後」を追跡調査
・セカシュー女子たちの本音インタビューを収録

シックスサマナ 第13号 セカシュー女子の野望と現実シックスサマナ 第13号 セカシュー女子の野望と現実
クーロン黒沢(著), 皿井タレー(著), サボール(著)
出版: SIXSAMANA (2014-05-31)

右肩上がりで景気の良いアジアの就職戦線は、今まさに、空前絶後の売り手市場。 経験不問、性別不問、年齢不問! やり甲斐のある仕事が選び放題。
クリスタルのようにキラキラしながら、世界へ羽ばたくセカ就女子。

シンガポール、タイ、カンボジア、ラオス。謎だらけな海外就職の実態を探るべく、四ヶ国で働くセカ就女子を深くしつこく迫った取材班。
自意識と現実のせめぎ合い。結婚適齢期を無残に散らす危険を冒し、夢を追った彼女たち。

海外で働く日本男子の悲哀をレポートした、シックスサマナ5号【アジアブラック企業列伝】に続き、 皿井タレー氏をゲストに迎え、「セカシュー」と「女子」に焦点を当てたグリムな企画。
遠い異国で路頭に迷う前に読んで欲しい。人生を再インストールせよ!

※製品版は、タテ書きです。下記プレビューはPC向けです。

アンダーグラウンドな月刊誌


本書『シックスサマナ 第13号 セカシュー女子の野望と現実』は、東南アジア(タイ・ベトナム・カンボジアなど)に、移住や就職した人たちの生の声を集めた、アンダーグラウンド情報満載の月刊誌です。

裏モノJAPAN』や『実話ナックルズ』のような、いかがわしい人たちの実録ルポをはじめ、アジア周遊にまつわる裏ワザ情報にいたるまでをごった煮にした、カオスでオンリーワンな情報誌に仕上がっています。

海外就職に成功!→その後どうなった?


特集『セカシュー女子の野望と幻滅 』でインタビューに答えているのは、東南アジア各国で働いている日本人女性たちです。

ラオス在住の日本語教師・W子さんの場合。
彼女の職業は日本語教師なのですが、現地で働きはじめた翌月から給料がストップしたそうです。

なぜか? 経営母体の会社が破綻したからです。
W子さんの勤め先である日本語学校は、滋賀県のお寺が運営していました。このお寺━━じつは国際的詐欺グループが作った急ごしらえの宗教法人だったのです。

シノギの手口は、以下のとおり。
日本でくすぶっているセカシュー希望者を募り、雇用することによって国の各種助成金をかすめとる。賃金として支払うのは東南アジアレートですから、差額分がもうけになります。

W子さんが知らずに入社したインチキ宗教法人の場合。
多重債務者を出家させたあと戸籍を法名に改めさせます。別人に生まれ変わった出家僧を、偽造した源泉徴収票をセットにして住宅ローンの名義人にするわけです。数億円のもうけになります。

海外移住や海外就職のトラブルといったら、外国人にだまされると思いがちですが━━セカシュー希望者を食い物にしようと待ち構えている日本人がいることを知っておいたほうが良いでしょう。

不運なW子さんのほかにも、シンガポール・ベトナム・タイ・カンボジアなどで働いている現役セカシュー女子のインタビューを収録しています。

感想


シックスサマナ』シリーズの発行人であるクーロン黒沢さんは、20年以上もタイやカンボジアなどの現地で暮らしている日本人フリーライターです。東南アジア暮らしの良い部分も悪い部分も知り尽くしています。

今回ご紹介した『シックスサマナ 第13号 セカシュー女子の野望と現実』は、華やかな海外就職成功談だけでなく、セカシューに失敗した人たちの傾向と対策を調査した━━いわば地雷源マップのような月刊誌です。
就職活動……歓楽街めぐり……いずれにせよ、下心をもって東南アジアへを訪れようと思っているならば、現地でのトラブルを避けるために予防接種のつもりで読んでおいても損はないでしょう。

Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)


「オンリーワン情報誌」度
★★★★★(5)
「ダメ人間博覧会」度
★★★★★(5)
「満足」度
★★★★☆(4)
「総合」
★★★★☆(4)

著者について


クーロン黒沢(@kurosawa6502)。『くーろん・くろさわ』と読みます。1971年生まれ、東京都出身。『裏アジア紀行 (幻冬舎アウトロー文庫)』『エネマグラ教典―ドライ・オーガズム完全マニュアル』など、著書は20タイトル以上。

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・レビュー有り
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