こんにちは。佐々木です。

そういえば今朝、この1ヶ月で買ったKindle本の代金が8000円を超えていたことが判明してちょっと焦りました。「1-Click」ボタンってばちょっとこわいぞ。

というわけで本日紹介したいのはこちら! 紹介したいっていうか、誤解を解きたい。

絶対すくみず黙示録絶対すくみず黙示録
著者:imagawa tatsuya
販売元:忌川タツヤ
(2012-11-07)
販売元:Amazon.co.jp

校長せんせい、7才のおんなのこ。
スーパー東京大学を飛び級で卒業した才媛でありスクール水着がお気に入り。
赴任早々に起こった連続殺人事件の犯人を追って、ちっちゃなあんよで校内を駆けまわる! 
新感覚すくみずミステリ&ライトノベル☆ここに爆誕!

電撃文庫換算で、212ページ。

まずこの表紙、そしてこの紹介文。そして実際に読みはじめてみると、主人公の「ぱもみ」がむやみやたらにスク水のおしりの違和感をなおしている描写がよく目につくので誤解するなというほうが無理かもしれないけれども、確かにこれは本格的エンタメ探偵小説です。そういう趣味の方々のための本ではありません(たぶん!)。

言葉遊びに満ちたおふざけミステリ


ぱもみが生きるこの世界は、世界85ヶ国それぞれに魔王が復活し、大気圏外からは宇宙人が飛来し、さらには地底人類までもが地上に出て征服行為をはじめるというとんでもないもの。そこでは、風力発電アバンゲリピョンや、透明人間のスケ助や、魔法使いのラファエ郎などなどが活躍します。

事件解決に乗り出すのは、スーパー東京大学を飛び級で卒業した7才の校長先生。
そのテンションは終始こんな感じ。

気持ちよく感傷にひたっていたというのに、わたしの気分は台無しだった。
センチメンタル損害賠償を請求したいくらいだ。
「いちおくえん☆ほしいな」

でもやっぱり誤解しないでほしい。
この世界において、主人公のぱもみは実はとっても“まとも”な人物なんです。読めばわかります。

ぱもみが超個性的な人物を擬態しているのと同じように、実は著者も擬態をしています。この小説は、言葉遊びに満ちたおふざけミステリのふりをして、その正体は真面目な文芸的チャレンジでもあるんです(と、そのように読めました)。

このライトノベルを、普通の小説に飽きた本読みたちにおすすめします。


設定のおもしろ度
★★★★★(5)
文章のおもしろ度
★★★★☆(4)
家族に見られてもよい表紙かどうか度
★☆☆☆☆(1)
総合
★★★☆☆(3)

コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. はあ
    • 2012年11月27日 12:47
    • つまんないよこれ
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