みなさんこんにちは!
アラサー女が一人称で自分の名前を言うってどうなの? と昨夜の満員電車で思っていました☆カンザキです。
本日おススメしたい電子書籍は、こちら!!
猫とミステリと少女漫画好きなプログラマで週末音楽家のcheebowさんこと関根元和さんが、長年にわたって書き溜めていたショートストーリーをまとめた短編集。バラエティ豊かなジャンル揃いのうえ、5人の「わたし」達は人間味あふれる人々。そして奇妙さもあふれております。
なかでも、日常に潜むミステリーが好きな方にオススメなのは、収録の「本読人」と「視線」の2作品です。
電車内で隣人が同じ本を読んでいると気付き、湧き上がるライバル心。しかも数ページ先を読んでいるとわかるやいなや先に読了しようと躍起になり…。
隣同士の情報戦は(一方的な)闘争心を逆撫でしますが、下車駅に到着することで(一方的に)決着をむかえます。
読書を差し置き、戦いに没頭していく主人公の心の動きに注目です。
もうひとつ、主人公の動きに注目なのが…こちら。
こちらはトリを飾るにふさわしいクオリティの『奇妙な話』でした。
主人公は、ちょっと落ちぶれ気味の小説家。編集者から「読者を意識した執筆」を注意されましたが悩みすぎ、突飛な作品づくりに移ります。
そして、一周回って次元を超えます。
物語の展開上「読者を裏切る」流れは多々存在しますが、いきなり名指しで裏切られた感覚になったのは初めてです。度重なる裏切り行為は、『END』の文字を見るまで続きます。
裏切りとは申しましても、あくまで褒め言葉です! どこでショックを受けるか、主人公を観察していればわかると思います。
どんでん返しが続くストーリーテリングから目が離せません。
ぜひお手にとって、数奇な物語を目撃してください。
アラサー女が一人称で自分の名前を言うってどうなの? と昨夜の満員電車で思っていました☆カンザキです。
本日おススメしたい電子書籍は、こちら!!
わたしの物語
著者:関根元和
(2012-11-17)
販売元:Amazon.co.jp
俺、私、ぼく、私、僕。
五人の「わたし」の物語を集めてみました。
奇妙な味、ミステリ、少女小説とバラエティ豊かな作品集です。短い物語なので、気楽に楽しんでいただけます。
短編に押し込まれた人間臭い感情
猫とミステリと少女漫画好きなプログラマで週末音楽家のcheebowさんこと関根元和さんが、長年にわたって書き溜めていたショートストーリーをまとめた短編集。バラエティ豊かなジャンル揃いのうえ、5人の「わたし」達は人間味あふれる人々。そして奇妙さもあふれております。
なかでも、日常に潜むミステリーが好きな方にオススメなのは、収録の「本読人」と「視線」の2作品です。
本読人
電車内で隣人が同じ本を読んでいると気付き、湧き上がるライバル心。しかも数ページ先を読んでいるとわかるやいなや先に読了しようと躍起になり…。
隣同士の情報戦は(一方的な)闘争心を逆撫でしますが、下車駅に到着することで(一方的に)決着をむかえます。
読書を差し置き、戦いに没頭していく主人公の心の動きに注目です。
もうひとつ、主人公の動きに注目なのが…こちら。
視線
こちらはトリを飾るにふさわしいクオリティの『奇妙な話』でした。
主人公は、ちょっと落ちぶれ気味の小説家。編集者から「読者を意識した執筆」を注意されましたが悩みすぎ、突飛な作品づくりに移ります。
そして、一周回って次元を超えます。
物語の展開上「読者を裏切る」流れは多々存在しますが、いきなり名指しで裏切られた感覚になったのは初めてです。度重なる裏切り行為は、『END』の文字を見るまで続きます。
裏切りとは申しましても、あくまで褒め言葉です! どこでショックを受けるか、主人公を観察していればわかると思います。
どんでん返しが続くストーリーテリングから目が離せません。
ぜひお手にとって、数奇な物語を目撃してください。
- わたしの物語
- 著者:関根元和
- 価格:120円
- 読了にかかる時間:約1時間(個人差があります)
- ミステリ度
- ★★★☆☆(3)
- ボリューム度
- ★★★☆☆(3)
- 起承転結度
- ★★★★☆(4)
- 総合
- ★★★☆☆(3)
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