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サンタクロースはジェフ・ベゾス。キンドる速報レビュー担当☆イマガワです。
さて、本日のキンドる速報のオススメ本!
モテない高学歴男子の、モテない高学歴男子による、モテない高学歴男子のための小説。まさにリンカーン大統領もビックリな作品です!
短編小説であり、普通の単行本の20%くらいの分量。例えば、月刊アフタヌーンにたまに付属している小冊子「四季賞」に掲載されていてもおかしくない、そんな感じの雰囲気とボリュームをともなった良作です。
著者ご本人いわく「(執筆当時)森見登美彦にハマりまくっていたということもあって、森見先生の影響が色濃い文体・内容で非常にアレ」とのことですが、ご謙遜を。
文章は理路整然としていて読みやすく、描写・モノのたとえ方などが適切なので、思わず「そういうこと、あるある!」と共感しながら読むことができました。
主人公は「残念」な高校時代のリベンジを果たすべく、最高学府を通過しおおせた頭脳をフル稼働させて大学デビュー計画を立てます。
モテ仕様の服を新たに買い求め、メガネ男子からコンタクト男子にジョブチェンジ。若干の罪悪感を覚えつつも「生まれた時からお世話になっていた床屋のおじさん」を裏切って美容院にも足を踏み入れ茶髪に染めて、現代風の親しみやすいキャラへと生まれ変わります。
そんな努力の甲斐あって、美人の先輩がいる映画サークル入会に成功 → ある出来事が原因でサークル全員から総スカンをくらって自主退会 → 学内で孤立してしまい食堂で「ぼっち飯」の日々を送ることに(泣)
そんな夢破れた主人公にも、ひとり話し相手ができます。その男の名前は、伊藤。こいつが悪い野郎で、とんでもない計画を主人公に持ちかけてきます。
Project Itoh。それは「愛とバラ色に満ちたサークル活動」を夢見て入学してくる浮かれた新入生たちを「失意と絶望のドン底に突き落とす」という計画。主人公は、大学サークルという「楽園」から追放されたことを根にもっていたので、よろこんで伊藤を手伝うことにします。
面白いのはここから!
伊藤の悪だくみを手伝う過程で、それまで鬱屈していた主人公が輝きはじめるのです。それは新入生たちを陥れてあざ笑うための努力なのですが、次第に「歪んでいる」とは言えないくらいの前向きな情熱を心に宿しはじめます。
本作品は、モテない高学歴男子の挫折と成長を描いた作品です。まさにセルフパブリッシング時代だからこそ花開いた「教養小説(ビルドゥングスロマン)」であると断言しておきます!
この作品を書いた電脳くらげさんは、人気ブログ「脱社畜ブログ」で有名な方です。日本人の労働観に対して問題提起をした上で「よく働き、よく生きる」ためのアイデアを提唱し続けています。
ちなみに、この著者自身による「作業時間わずか30分!Kindleストアに僕の黒歴史小説が並ぶまで」という解説記事も話題になりました。KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)を使って個人出版を考えている人にとっては、まさに必見の記事です。
創刊準備号が無料で読めます。
2万字の超ボリュームなので、ぜひ!
1/31までの入会なら初月無料です。

サンタクロースはジェフ・ベゾス。キンドる速報レビュー担当☆イマガワです。
さて、本日のキンドる速報のオススメ本!
架空サークルのつくりかた
著者:電脳くらげ
(2012-11-13)
販売元:Amazon.co.jp
大学デビューに失敗し、映画サークルを放逐された「私」は、敗残者のような大学生活を余儀なくされていた。
充実した大学生活をおくる者に対する鬱屈した感情が抑えられなくなった「私」は、友人の伊藤と共に「架空のサークルを作って新入生を釣る」という計画を実行に移すことを決意するが……。
モテない高学歴男子の、モテない高学歴男子による、モテない高学歴男子のための小説。まさにリンカーン大統領もビックリな作品です!
良質な読み切りマンガのような
短編小説であり、普通の単行本の20%くらいの分量。例えば、月刊アフタヌーンにたまに付属している小冊子「四季賞」に掲載されていてもおかしくない、そんな感じの雰囲気とボリュームをともなった良作です。
著者ご本人いわく「(執筆当時)森見登美彦にハマりまくっていたということもあって、森見先生の影響が色濃い文体・内容で非常にアレ」とのことですが、ご謙遜を。
文章は理路整然としていて読みやすく、描写・モノのたとえ方などが適切なので、思わず「そういうこと、あるある!」と共感しながら読むことができました。
モテたい男子大学生
主人公は「残念」な高校時代のリベンジを果たすべく、最高学府を通過しおおせた頭脳をフル稼働させて大学デビュー計画を立てます。
モテ仕様の服を新たに買い求め、メガネ男子からコンタクト男子にジョブチェンジ。若干の罪悪感を覚えつつも「生まれた時からお世話になっていた床屋のおじさん」を裏切って美容院にも足を踏み入れ茶髪に染めて、現代風の親しみやすいキャラへと生まれ変わります。
そんな努力の甲斐あって、美人の先輩がいる映画サークル入会に成功 → ある出来事が原因でサークル全員から総スカンをくらって自主退会 → 学内で孤立してしまい食堂で「ぼっち飯」の日々を送ることに(泣)
ヤツらの青春幻想をぶち壊せ!
そんな夢破れた主人公にも、ひとり話し相手ができます。その男の名前は、伊藤。こいつが悪い野郎で、とんでもない計画を主人公に持ちかけてきます。
Project Itoh。それは「愛とバラ色に満ちたサークル活動」を夢見て入学してくる浮かれた新入生たちを「失意と絶望のドン底に突き落とす」という計画。主人公は、大学サークルという「楽園」から追放されたことを根にもっていたので、よろこんで伊藤を手伝うことにします。
面白いのはここから!
伊藤の悪だくみを手伝う過程で、それまで鬱屈していた主人公が輝きはじめるのです。それは新入生たちを陥れてあざ笑うための努力なのですが、次第に「歪んでいる」とは言えないくらいの前向きな情熱を心に宿しはじめます。
本作品は、モテない高学歴男子の挫折と成長を描いた作品です。まさにセルフパブリッシング時代だからこそ花開いた「教養小説(ビルドゥングスロマン)」であると断言しておきます!
著者は、人気ブロガー
この作品を書いた電脳くらげさんは、人気ブログ「脱社畜ブログ」で有名な方です。日本人の労働観に対して問題提起をした上で「よく働き、よく生きる」ためのアイデアを提唱し続けています。
ちなみに、この著者自身による「作業時間わずか30分!Kindleストアに僕の黒歴史小説が並ぶまで」という解説記事も話題になりました。KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)を使って個人出版を考えている人にとっては、まさに必見の記事です。
- 架空サークルのつくりかた
- 著者:電脳くらげ
- 価格:200円
- 読了にかかる時間:約1時間(個人差があります)
- 非モテ度
- ★★★★☆(4)
- どんでん返し度
- ★★★☆☆(3)
- あかね先輩マジ鬼畜w度
- ★★★★☆(4)
- 総合
- ★★★☆☆(3)
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2万字の超ボリュームなので、ぜひ!
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