みなさんこんにちは!
ひいきのバンドメンバーは皆ギター担当だと気付きました☆カンザキです。
愛読音楽誌はROCK&READ!
本日のキンドる速報イチオシタイトルはこちら!
440Hz(ヘルツ)とは、演奏前の音合わせの際基準にする音で、音叉が出すのもこの音です。音階ではA(ラ)の音にあたります。そして、世界中どの国、どの人種でも赤ちゃんが産声をあげるときの音の高さです。
この物語の一番の面白みは「ギター演奏を体感」できるところ。
主人公のギターに対する真剣さが物語から溢れ、ギターを演奏しているような錯覚を覚えるのです。
私はギター演奏は出来ず音楽雑誌のインタビュー等でギタリストの言葉を読みかじる程度の知識ですが、この体感ができました。おそらく、まったく初心者の方も、読みながらご理解いただけることでしょう。
こういった感覚を得られる小説は希少なので、体感してみたい方はぜひどうぞ。
また、尾崎豊氏の楽曲に共感を覚える方にもオススメです。
もうひとつの面白みは、主人公の成長でしょう。
主人公はまったくのギター初心者で、偶然出会ったキサラギ青年に才能を見出されて特訓を受け、腕を上げていきます。
彼に会うまで、主人公の高校生活は堕ちぶれたものでした。
優等生だったのに不登校・タバコ・家族の圧力。完璧に反抗期をこじらせています。
高校をサボって大学の学食にもぐりこみタバコをふかしていたところ、青年に人懐っこく声をかけられ、主人公の曇りきった生活は一変するのです。
1979年のクリスマス、大学内のライブイベントでステージに立つため猛特訓がはじまりました。
思春期の感受性で人々を観察しますが、初めは卑屈や遠慮が見られます。
ここでもキサラギ青年の影響で主人公は大きく成長を果たすことになるのです。
年上の友人の影響って、大きいものです。
好転反応か悟りの一種でしょうか、過酷な特訓のあと主人公は、自分自身と向かい合う時間を得て、改心します。
本文中、主人公の独白で
学生でありながら斜に構えて登校拒否など、うしろめたさの塊だ。
この気付きを得たあとの主人公は、大人の階段を2段飛びで駆け上がるごとく飛躍していき、その颯爽感たるや!
気付かなければわからないことって、たくさんあります。
知らないほうが幸せ、なんて解釈もありますが、若人にはすべてが栄養になるようです。
ぜひ、学生の頃のご自分と重ね合わせて、青春をプレイバックしながらお読みください。
ひいきのバンドメンバーは皆ギター担当だと気付きました☆カンザキです。
愛読音楽誌はROCK&READ!
本日のキンドる速報イチオシタイトルはこちら!
440Hz
著者:澤 俊之
販売元:Goriath Publishing
(2012-11-26)
販売元:Amazon.co.jp
まずは無料サンプルをお試しください。
全80話のうち、第8話の途中までがご覧になれます。
~すべての事柄はギターに帰着する物語。
主人公は40代後半のサラリーマン。
夢を抱いて上京し、30年近くが経つ。
高校時代に出会ったギターを捨てて、どれくらいの年月が過ぎただろうか。
ある事故を機にギターを思うように弾けなくなってしまった。
そして、同時に人生も思うように描けなくなっていた。
憂鬱な日々の中、恐れを抱きながらも再びギターに触れる契機を得て、自分がまだ不能ではない事を自覚する。
しかし、もう一度本気で取り組むには遅すぎるのかもしれない・・・。
・・・主人公は、ギターに出会った頃を思い出し、舞台は1979年へ。
進学校に入りながらも、無為な日々を過ごす高校生の主人公。
学校をサボり、港近くの海洋大学で昼食を摂っている時に、ある青年に出会う。妙な屁理屈で丸めこまれ、ギターを仕込まれる事に。
しかし、主人公はギターの修練によって、物事の判断基準を習得していき、無為な日々を輝かしいものに変えていく~
■本作の中で、誰であっても隔たりなく、ギター演奏を体感できます。
■ギター奏法、理論などディテールまで表現しました。
■本作を介して、ギターに興味を持ったり、情熱を再燃して頂けると幸いです。
※初期バージョンと表紙画像を差し替えております。
※また、最新版は各話にサブタイトルを追加致しました。
440Hz(ヘルツ)とは、演奏前の音合わせの際基準にする音で、音叉が出すのもこの音です。音階ではA(ラ)の音にあたります。そして、世界中どの国、どの人種でも赤ちゃんが産声をあげるときの音の高さです。
音楽の衝動
この物語の一番の面白みは「ギター演奏を体感」できるところ。
主人公のギターに対する真剣さが物語から溢れ、ギターを演奏しているような錯覚を覚えるのです。
私はギター演奏は出来ず音楽雑誌のインタビュー等でギタリストの言葉を読みかじる程度の知識ですが、この体感ができました。おそらく、まったく初心者の方も、読みながらご理解いただけることでしょう。
こういった感覚を得られる小説は希少なので、体感してみたい方はぜひどうぞ。
また、尾崎豊氏の楽曲に共感を覚える方にもオススメです。
少年の成長に遭遇する
もうひとつの面白みは、主人公の成長でしょう。
主人公はまったくのギター初心者で、偶然出会ったキサラギ青年に才能を見出されて特訓を受け、腕を上げていきます。
彼に会うまで、主人公の高校生活は堕ちぶれたものでした。
優等生だったのに不登校・タバコ・家族の圧力。完璧に反抗期をこじらせています。
高校をサボって大学の学食にもぐりこみタバコをふかしていたところ、青年に人懐っこく声をかけられ、主人公の曇りきった生活は一変するのです。
1979年のクリスマス、大学内のライブイベントでステージに立つため猛特訓がはじまりました。
思春期の感受性で人々を観察しますが、初めは卑屈や遠慮が見られます。
ここでもキサラギ青年の影響で主人公は大きく成長を果たすことになるのです。
年上の友人の影響って、大きいものです。
好転反応か悟りの一種でしょうか、過酷な特訓のあと主人公は、自分自身と向かい合う時間を得て、改心します。
本文中、主人公の独白で
学生でありながら斜に構えて登校拒否など、うしろめたさの塊だ。
何も生み出しはしない。良い成績を修めた上でギターも極められれば、自分自身を恥じずに生きて行けるだろう。
心の中で教師をこきおろして、悦に入るのは止めだ。自分より価値の低そうな相手を見つけて相対的価値を上げたつもりでいるよりは、自分自身を高めよう。
この気付きを得たあとの主人公は、大人の階段を2段飛びで駆け上がるごとく飛躍していき、その颯爽感たるや!
気付かなければわからないことって、たくさんあります。
知らないほうが幸せ、なんて解釈もありますが、若人にはすべてが栄養になるようです。
ぜひ、学生の頃のご自分と重ね合わせて、青春をプレイバックしながらお読みください。
- 440Hz
- 著者:澤 俊之
- 価格:299円
- 読了にかかる時間:約1時間(個人差があります)
- 青春度
- ★★★★☆(4)
- 甘酸っぱさ度
- ★★☆☆☆(2)
- 音楽やりたくなる度
- ★★★★☆(4)
- 総合
- ★★★★☆(4)
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