フグの白子が美味しい季節がやってきましたね~。食べたことないけど。

愛読マンガは「美味しんぼ」
普段の食事はカロリーメイト(フルーツ味)
グルメ気取りの30代、キンドる速報ライター☆イマガワです。

今回オススメするのは、Kindleストアに舞い降りた「マンガ同人誌」です!

電柱幻想電柱幻想
著者:なかせよしみ
販売元:まるかふぇ電書
(2013-01-05)
販売元:Amazon.co.jp

もしも、街中の電柱が美少女だったら


正式名称はコンクリートポール。大きなものは28メートルの高さを誇ります。なぜ「ポール」と呼ぶのかといえば電柱の中心が空洞だから。補強のために鉄筋が組み込まれているので、そう簡単にボキリと折れることはありません。

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巨大な女子萌えの起源とは?


天地開闢以来、男たちは、巨大な女の子に「おそれにも似た萌え」を感じてきました。古くはギリシア神話までさかのぼります。大地の女神ガイア。すべての神々の母。ほかにも、北欧神話のヨートゥン族の女巨人たち。

有名な「ガリバー旅行記」にも、巨人の女の子が登場します。ブロブディンナグという巨人の国の王妃は、とても下品な女性として描かれているのです。巨大な女の子の乱暴な言葉づかい。そのくだりを読んでいてマゾヒスティックな快感に目覚めた男性読者は多いかもしれないですね。性倒錯の一種なのかも。

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触手萌え、拘束萌えにも通じる


全体の1/6を地中に埋没させて、ひっそりと立たずむデンチュー美少女たち。ピンと背筋をのばした細くしなやかな肢体に巻きつけられた無数の高電圧線、低電圧線、電話線、光ファイバー線、信号機用配線。さらに避雷機構を備えている彼女たちは、時には我々の身代わりとなって稲妻を受け止めてくれます。シビれるぅ!(いろんな意味で)

雨の日も、風の日も…


彼女たちは1日だって欠かさずに、通学児童や働く人々を高所から見守っています。まるで母のような温かいまなざしで。

1日が終わりに近づき、陽が沈んで暗闇に包まれる頃になれば、さりげなく我々に明かりをもたらしてくれる。人々に光あれ! 電柱美少女たちは、まさに「大地の女神ガイアの化身」といっても過言ではない存在なのです。

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現代にも息づく「巨大な女の子」萌え


ヒトの大きさを凌駕する女の子を愛でる伝統は、現代においても連綿と続いています。いちばん有名なのは、1958年に公開されたアメリカ映画「Attack of the 50 Foot Woman」(邦題「妖怪巨大女」)です。これはイラストや映像の世界で、いまだにパロディされます。

他にも、マクロスシリーズには「メルトランディ」という女性のみで構成される戦闘的な巨人族がいます。近年のマンガを見渡せば「超弩級少女4946」(東毅)という作品があります。「巨大な少女」が「低身長主人公」を守るという超弩級な凸凹ラブコメ漫画です。現在「電波教師」で人気を博している作者によって描かれた当時の話題作で、わたしの大好きなマンガのひとつです。

元々は、印刷製本された同人誌


本作は、もともとはCOMITIA(コミティア)という「創作(オリジナル)」ジャンルに限定した同人誌即売会で発表されたもの。印刷本だったので、これまではイベントに足を運ぶか通販によってしか手に取ることができませんでした。いい時代になりましたねえ。

今後もKDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)の活用が進めば、このようなユニークな作品を、手軽にたくさん読める時代が来るはず。

Kindleストアでサンプルが無料で読めます。ぜひ、手に取ってお楽しみください。

  • 電柱幻想
  • 著者:なかせよしみ
  • 価格:100円
  • 読了にかかる時間:約15分(個人差があります)
おっきい度
★★★★★(5)
カワイイ度
★★★★★(5)
マニアック度
★★★★★(5)
総合
★★★★★(5)

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ダイレクト文藝マガジン 001号 「個人出版ゲリラのための戦う電子書籍メルマガ」ダイレクト文藝マガジン 001号 「個人出版ゲリラのための戦う電子書籍メルマガ」
著者:佐々木 大輔/忌川タツヤ
販売元:焚書刊行会
(2013-01-17)
販売元:Amazon.co.jp

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