こんにちは、「きんどるどうでしょう」というKindleまとめサイトを運営しておりますzon と申します。
今回も「キンドる速報」さんのスペースを頂戴し、弊サイトにて実施していますKindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする「KDP最前線」のコーナーをダイジェストでお送りいたします。
心が締め付けられる物語、完全に勢いが先行した物語、自分の経験をした物語、自分のノウハウを基にした実用書。そして、最後はあの話題の絶叫退魔ものを書いたあの人にインタビューをしました。混迷極めるKindle出版の最前線がここにあるっ!それでは今回のKDP最前線ダイジェストをお楽しみください。

第26回:「まほろば」作:くまっこ


『果てしない物語の終焉は、誰が紡ぐのだろう。』

本作は表題作「まほろば」を含む7つの短篇集です。少し切なく、儚い物語が特徴ですね。一篇ごとはとても短いですが、リズミカルに紡がれる文章で物語に引きこんでくれます。心の隙間を埋めたいなーと思っている方にはオススメかしら。暖かい飲み物と、お菓子を用意して読んで欲しい作品です。

まほろばまほろば
著者:くまっこ
出版元:象印社
(2012-11-02)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
この本は短編集ですので、それぞれの作品については割愛させていただき、電子書籍を作ったことについてお話ししますね。
元々わたしの書いている短編のお話は、いくつかをまとめて作品集(同人誌)にしたり、豆本と言う小さな手作りの本に載せたりして、デザインフェスタのようなアートマーケット、また同人誌即売会など、様々なイベントやグループ展などで展示販売していました。
その折、イベントで知り合った方からiPhone用の電子書籍アプリを作ると聞いて、ぜひ自分の作品を使ってほしいと名乗り出たのが、この「まほろば」という電子書籍を作るキッカケになりました。
ですので、始めはiPhoneアプリ用に「まほろば」を準備していたのですが、その準備中にKDPが始まり、その際にEPUBのファイルも作って頂きまして、ほぼ同時リリースという形になりました。


続きはこちらから:http://kindou.info/6080.html#more-6080


第27回:「ふかがわばすたーず」作:ニートスズキ


「私をここまで育ててくれたのはブルセラだもん。だから、決して私はブルセラを嫌いじゃない。」

ええー話‥しや?本作はニート作家、ニートスズキさん(本名・斎藤さん、東陽町在住)によるライトノベルである。ヒロインはブルセラショップの一人娘。中学に上がる前には看板娘だった母親を売上で追い抜いたために、母親の失踪を招くなど不幸に不幸を重ねがけしたような生き様だ。物語は東陽町を深川から独立させるというものすごくスケールの小さな仁義なき闘いが特徴だ。タイムトラベルに怪獣騒ぎと予想もしない物語がカッ飛んで描かれます。しっかし、秘密結社のアジトがポリ容器置き場かあ…ハイール!イルパラッツォ!!と言いたくなるスケールの大きさの革命ですな。

ふかがわばすたーずふかがわばすたーず
著者:ニートスズキ
出版元:ニートスズキ
(2012-12-31)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
涼宮ハルヒのアニメに感動して、ラノベが書きたくなり、そんな訳で4~5年前にMF文庫Jの新人賞に応募するために書きました。

続きはこちらから:http://kindou.info/6176.html#more-6176


第28回:「コンビニの戦士達」作:幻夜軌跡


「守護神は嫌になったりしないんですか?」「いや、仕事を頼まれたら断らないんで」

本作は総勢22名のコンビニスタッフによるコンビニの一週間を舞台にした物語だ。コンビニの労働を通じてドンドンと心が荒む様を楽しめる。そして各キャラクターの名前が面白い。上に取り上げた守護神なんて、まさにもしもの時の守護神だ(笑)
他にも特徴的なスタッフがいるぞ。コンビニとはどれだけ厚い選手層なんだ…
守護神・・・大学生。お店の守護神。人がいない時はいつでもかけつける男。
男喰い・・・女子大生。何股でもかけられるスキルを持つ。
バックレ・・・後輩。一生懸命まじめに仕事をやる男だったのに。
天下取り・・・フリーター。高卒2年目。お店で天下を狙う男。


コンビニの戦士達コンビニの戦士達
著者:幻夜軌跡
出版元:のぎのぎ出版
(2013-01-04)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
自分が今までにいくつものコンビニエンスストアでアルバイトをしていたので、そこでの予想のつかない毎日と、個性豊かな仲間達との思い出をよく振り返るのですが、ずっといつか面白い形にできたらなって思っていたので今回は時期が来たかなと思って書きました。

続きはこちらから:http://kindou.info/6205.html#more-6205


第29回:「はじめてのロードレース」作:和田桂一


『初心者が楽しく完全にレースを楽しむ手助けに少しでもなれば幸いです』


本書はロードレース初心者向けに、レースを楽しむためのポイントについてイラスト付きで解説した本だ。ロードレースの種類やレースの見つけ方やエントリー方法、また実際にレースのための自転車の準備についてなどわかりやすく紹介されている。レース前の食事やトイレなど実際にレース場にいって困らないためにもロードレース初心者には是非読んで欲しい一冊だ。

はじめてのロードレースはじめてのロードレース
著者:和田桂一
出版元:和田桂一
(2012-12-30)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
自転車レースと言えば、ツール・ド・フランスを思いかべる人がいると思いますが、アマチュアのレースはかなりマニアックな世界で、実際どんな感じなのか普通の人にはよくわからないと思います。それで、ロードバイクを買って、サイクリングしていた人が急にレースをやろうと思っても、教えてくれる人が身近にいなければ、情報源は自転車雑誌くらいしかない。
そういうこともあって、レース集団での「暗黙の決まりごと」みたいなのを知らない初心者が多いレースでは、危険なシーンをしばしば見かけます。自転車レース独特のテクニックを知らない人も多い。それで、そういう「人には聞きにくいけど、やっているうちになんとなくわかる」ノウハウをまとめた本がないなら自分で書いてみるか、と思ったのがきっかけです。
最初の原稿をいくつかの出版社に見せたのですが、マニアックすぎて出版を断られたので、しばらくPDF で公開していました。あと、仕事関係の専門書をいくつか出しているのですが、電子本なら間違いを見つけても簡単に直せるので、ちょっと電子本を出す経験をしてみようかな、というのもあります。でも、現状では、数式がたくさん含まれた本をKindle形式にするのはすごく手間がかかりそうで、あまりやりたくないですね


続きはこちらから:http://kindou.info/6187.html#more-6187


第30回:「吸血鬼は抱き枕に噛みつかない」作:じぇんじぇん


『人気女性声優の声で「あん」と言ってもらいたい』

アイタタタ・・・。この設定が面白すぎる(笑)吸血鬼がオタクというだけで痛快なのだが、伝統的な吸血鬼に作法に従って「日光に弱い」「流れる水に弱い」と、昨今の夜の帝王然とした強さはなんにもない「ゴキブリが」苦手という至ってノーマルな吸血鬼が主人公だ。吸血鬼の超能力でわかるはずの天気すら、異常気象の前には無力というのはなんとも世知辛いですなあ。出だし2ページで笑いが止まらない。ヴァン・ヘルシングよろしく棺桶の蓋をあけたらHな面の抱き枕が登場すんのかよ(笑)

吸血鬼は抱き枕に噛みつかない吸血鬼は抱き枕に噛みつかない
著者:じぇんじぇん
出版元:じぇんじぇん
(2013-01-09)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
昔から吸血鬼は孤独だというイメージを持っていたのですが、私は1人が好きなので、吸血鬼になったら、漫画喫茶に入り浸りになったり、映画やDVDを観たり、本を読んだり、ネットゲームをすることだろうなあ、と思って書きました。
そういえば、映画「ぼくのエリ」でも吸血鬼が寂しそうでした。といってもブレジネフ書記長の頃で、たぶんネット環境はなかったので、やはり寂しいでしょうね。
(歴史は詳しくないのですが、ブレジネフ書記長はテレホーダイ以前のはずです。つまり、ブレジネフ書記長は夜11時になるとソワソワしてネット接続をして、アイコラを30分かけて落とそうとして、途中で回線が切れてしまい、肩を落としてKGBに電話をかけるということはなかったわけです)
私は古典的な吸血鬼が好きで、「ぼくのエリ」は昔っぽい感じの吸血鬼で良かったです。あと、S・キングの「呪われた……」、え〜っと「村」か「町」でしたっけ?たしか「呪われた村」だとジョン・ウィンダムのほうだったような気がするので、S・キングは「呪われた町」ですよね、まあ、いいですけど。それで「呪われた町」も好きで、やはり昔っぽい吸血鬼が出てきます。だから、昔っぽい吸血鬼の話にしようと思いました。
昔っぽいといえば、本家のブラム・ストーカーの「吸血鬼」も読みました。おかげさまで、それっぽい感じに、……何ひとつなってねえよ。大丈夫ですかね?


続きはこちらから:http://kindou.info/6303.html#more-6303


次回予告


次回は名物編集長にメルヘン大将、勢いで書いたライトノベル、子供向けの小説家に、ロングセラービジネス本、そしてダンディズムの解説書まで。今後もKDP最前線から目を離せませんっ!


きんどるどうでしょう http://kindou.info/
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