こんにちは、「きんどるどうでしょう」のzon です。
今回も「キンドる速報」さんのスペースを頂戴し、弊サイトにて実施していますKindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする「KDP最前線」ダイジェストでお送りいたします。

今回も「キンドる速報」さんのスペースを頂戴して、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビュー「KDP最前線」ダイジェストをお送りします。本連載も早くも7回で35名。毎日多くの新作が生まれてはKindleの世界を押し広げています。混迷極める個人出版の最前線から生の声をお届けするよっ!

今回は「セルフパブリッシング狂の時代」佐々木大輔さん、「あまのじゃくの飼い方」針とらさん、「百点山から来た手紙」大西ケンジさん、「コンサルタントの読書術」大石哲之さん、「これで良いのか!にっぽん人のスーツ文化」春貴政享さんにお話を伺いました。それでは今回のKDP最前線をお楽しみください。


第31回:「セルフパブリッシング狂時代」作:佐々木大輔


『ブログというサービスが「出版(Publishing)」という言葉の可能性を紙だけでなく(…)今後さらに電子書籍にまで拡がっていく』

本書はライブドアブログの事業責任者である佐々木さんによる「個人出版」ガイドだ。ブログサービスにより広義となった出版という概念をブログと絡めて「電子書籍」の位置づけを探る試みは面白い。そして常々話題になる「素人の書いた文章を読みたいと思うのか?」という課題に関してはブログの例を用いて明快に答えてくれる。実際、私もランキングをじぃーっと見ている限り個人の書いた本は思ったより売れてるよなーと思うんですよね。大事なのは書き抜く力と読者を魅了する力ですな。そして、ブログシーンの最前線を切り開く佐々木さんが予言する電子書籍の未来は必・見・ですっ!

セルフパブリッシング狂時代 [第二版] - 紙の代替ではなくウェブの延長としての電子書籍セルフパブリッシング狂時代 [第二版] - 紙の代替ではなくウェブの延長としての電子書籍
著者:佐々木 大輔
出版元:焚書刊行会
(2012-11-11)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
Kindleが日本でもリリースされるまで、私自身は電子書籍というものにまったく関心がなかったんですね。紙の本じゃなきゃ読んだ気がしない保守派というのでもなく、単によく知らなかったんです。でも、KDPという仕組みは、やってみてすぐハマりました。電子書籍かどうかは関係なくて、個人出版というコンセプトにハマったんです。個人で本を出版してAmazonで販売できるなんて、すごいことじゃないですか。で、夢中になっていろいろやっていくうちに、「これって2003年頃にブログのカスタマイズに夢中になったのと似てるな」と思ったんです。
当時、多くの人がHTMLタグを書いてFTPでアップロードして検索にも引っかからないサイトを更新している間に、僕はモブログ(メールアドレス宛てに送った文章がブログに更新される機能のこと)で外出中にも投稿をしていました。大したことは書けていなかったんですが、更新数も多いし、更新される内容もスピーディで時流を反映したものが多く、いろんなキーワードでGoogle1位を獲得して、アクセス数がどんどん増えていきました。そういう状況が、いまのKDPにも起こるんじゃないかと思ったんです。そのとき、誰が最終的な勝者になるかというと、あたらしい出版のルールにあわせて、書いて書いて書きまくる人ではないかと思ったんです。


続きはこちらから:http://kindou.info/6334.html#more-6334


第32回:「あまのじゃくの飼い方」作:針とら


『反乱だ!』みんなが一斉に張り上げた声が、庭を震わせた。

べ、べつにこの本紹介しなくてもいいんだからねっ!(コホン)本作はとってもわかりやすい天邪鬼(あまのじゃく)が自分に振り向いて貰おうと反乱を繰り広げる児童書風味の短編だ。この天邪鬼のなんともシンプルさが可愛らしい。度が過ぎた反乱のせいで、本当は仲良くしたい天邪鬼がしょげる部分が面白可愛い。なんとなくグレムリン(悪)を思い出して読んでました。つまるところツンデレって可愛いくないよねって話だ。

あまのじゃくの飼い方あまのじゃくの飼い方
著者:針とら
出版元:針とら
(2012-12-29)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
アンデルセンのメルヘン大賞という児童文学の公募をみつけて、よし、軽く受賞して有名作家になってここから世界を獲ってやるぜ!村上春樹を越えるのは俺だ!と思って書きあげたものです。
結果、一番のメルヘン大賞は僕の脳みそだったとわかりました。


続きはこちらから:http://kindou.info/6378.html#more-6378


第33回:「百点山から来た手紙」作:大西ケンジ


「フロマンジュはスピードをゆるめもせずに全速力で走り続けた」

世界は神様の落書きから生まれた。銀河パトロール隊は誰でも気軽に入れるおマヌケな組織。フロシキ草原はカッコ悪いからフロキシ草原だぞ、うりゃ、梨の木だっ!…世界は不思議に満ちている。ウサギの主人公・フロマンジュとランタンが非常にふわっふわに描かれる本作は読んでいて懐かしい気分にさせてくれる。不思議の国というのはこんなのでしょうなあ。きっと全ての答えは42みたいな。頭のなか空っぽにして童心に帰って読みふけって欲しい。


百点山から来た手紙百点山から来た手紙
著者:大西ケンジ
出版元:ExcaliburBooks
(2012-11-28)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
この作品は、ウン十年前に大学で脚本として書いたものなんです。その後、会社勤めなどをしている間、忘れていたのですが、やはりどこかに引っかかっていたのですね。それでなんとか小説にできないものかと思い、書き始めたものです。

続きはこちらから:http://kindou.info/6488.html#more-6488


第34回:「コンサルタントの読書術」作:大石哲之


「仕事で成果につなげる」ための読書とはどうあるべきかということに徹底的にこだわっています


本作はビジネスマン向けに書かれた効率的な読書習慣のつくり方の本だ。ただ楽しいだけの読書も別に悪いわけじゃあないんですが、ビジネスに限らずSF・推理・漫画・アダルトどんなものからでも貪欲に吸収する姿勢が優れた創作活動に繋がります。仕事が忙しいから、執筆が忙しいから、手塚治虫先生が「漫画読みは漫画家になれない」といったから読んでない!なんて人は正座して本書と向きあって欲しいね。それだけ素晴らしく良い読書習慣のつくり方について書かれています。良い読書で、良い成果を生み出していきましょう!

コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメコンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ
著者:大石哲之(@tyk97)
出版元:tyk publishing
(2012-11-30)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
もともと、この本は3年ほど前に紙の本で出版したものを加筆と不要な部分を削除して電子書籍にしたものです。
すごく気合をいれて書いた本で、ある著名書評サイトでは年間ベスト本のひとつに選んでくれたりして、読んでくれたひとの評価は高かったのですが、紙の本のときはあまり売れなくて。重版かからずそのまま絶版になってしまいました。個人的に思い入れがある本だったので、Kindleがでたらこれを自分で出版しようとずっと準備をしていまいました。
夏くらいにKindleが上陸するという話をきいて、いそいで準備したんですが、おもいのほか手間がかかって、実際の上陸が遅れて助かりました。Kindleストアオープンと同時に発売することができました。
電子本にするにあたっては、不要だと思う部分をかなり削りました。紙の本は、200ページ近くにしないといけないという体裁があるので、どうしてもおまけ的な話で後半のページを埋めるんですよね(笑)冗長なところをカットして、シンプルにしたので、ボリュームは7割くらいにへっていますが、そのぶん濃縮されたないようになっています。


続きはこちらから:http://kindou.info/6532.html#more-6532


第35回:「これで良いのか!にっぽん人のスーツ文化」作:春貴政享


『日本でのスーツが単なる流行的な変化ではなく、大きな意味での文化の変化として考える時期だ』

スーツをとりあえず、仕方なく着ている人は多いだろうなー。私は趣味がオーダースーツなので、普段からスーツかジャケットばかりを着ているんで非常に本書の内容には共感できた。スーツってちゃんと着こなせば、男の質をグッとあげてくれるんですよね。適当に選んだ黒っぽいスーツじゃなくて、仕事の内容やシャツ、ネクタイといったトータルバランスを考えたコーディネイトについて是非考えて欲しい。あんまりカッコ悪いスーツスタイルじゃモテないぜブラザー。歴史的背景や、時代の流れ、流行にあわせたスーツ選び考えてみません?

これで良いのか!にっぽん人のスーツ文化これで良いのか!にっぽん人のスーツ文化
著者:春貴政享
出版元:DoCompany(BookDo)
(2012-12-26)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
オーダースーツ販売を長年続けてきて気が付いたことは日本人の多くがスーツ知識を持っていないこと。日本のスーツ文化は世界的に早いほうなのに、知識の欠落がセンスの無いスーツスタイルにつながっています。
歴史的視点から本来のスーツ文化というものを訴えたいと思いました。また、本来のスーツ着こなしの「意味合い」も理解すればスーツは流行というファッション性だけでは無く、礼儀・マナーが織り込まれた服装であることが理解できます。
これによって、多くの日本人がスーツを尊重してくれることにつながって欲しいという思いが作品の中に込められています。



続きはこちらから:http://kindou.info/6612.html#more-6612


次回予告


「海外にそうした児童向けの市場が存在するのであれば、そこを狙って創作をやってみたい」
「老人が少女の白い肌に興奮し、錯誤してしまい、その少女を母親と間違えてしまう、という部分は個人的に好きです。」
「様々なウェブサービスの企画のエッセンスがつまっているかと思いますので、企画職の方には役立つ内容になっているかと。」
「3.11の震災後、自分を含めた世の中が、「変化」しているのではなくて「加速」しているんだと気付きました。」
「EPUBもKindleも初めての経験だったのでどういうものなのかを理解するまでは大変でした。」



次回は素人ながら初挑戦で長編マンガ、ポルノ小説家、上場企業の創業メンバーに人気放送作家、そして濃ゆい古本の世界を描いた実用書だ。今後もKDP最前線から目を離せませんっ!


きんどるどうでしょう http://kindou.info/
このサイトはAmazonKindleってどうなんだろう?という疑問からスタートし、著者の声や新刊、値引き本などKindleのあらゆる情報をお届けしています。

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