こんにちは、『きんどるどうでしょう』のZONです。

今回も『キンドる速報』さんのスペースを頂戴して、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビュー『KDP最前線』ダイジェストをお送りします。

今回は「底辺の人間がゼロから金を稼ぐ方法」の底辺さん、「雑文集 I&II&III」のオドネル・ケビンさん、「酒を飲む酒」桜風 涼さん、「本厄男子、海外ラリーを完走ス! ラリーモンゴリア2012」のバトン・オーツカさん、「小説家になる方法 何が何でもプロ作家デビューしたい人が読む本」司凍季さんにお話を伺いました。それではKindle作家の生の声をお楽しみください。



第41回:「底辺の人間がゼロから金を稼ぐ方法」作:底辺


『では、怠惰で無能で不運で小心な者は、どうやって金持ちになれば良いのだろう?』

※2013年2月12日現在、この本はKindleストアより削除されています。(公式リンク)

2ちゃんまとめブログ管理人さんが、まとめとは関係ないところで、自分のこうドロドロと鬱屈した「カネを稼ぐんじゃー!」という意識を爆発させた作品です。著者曰く「マイナージャンルに特化せよ!」ということで、これでもかといったニッチなジャンルでカネを稼ぐ方法について書いている。石を拾って売ってこいとか、それができればセールスマンの才能があるだろう(笑)

底辺の人間がゼロから金を稼ぐ方法底辺の人間がゼロから金を稼ぐ方法
著者:底辺
(2013-01-17)
販売元:底辺


――この作品を書いたキッカケを教えてください
ビジネス環境の変化により、今の日本は努力がお金に直結しにくい時代になりました。
そこで、特別な才能や技術の無い普通の人に向けたスモールビジネス手引書が必要と感じ、筆を執りました。


続きはこちらから:http://kindou.info/7064.html#more-7064


第42回:「雑文集 I&II&III」作:オドネル・ケビン


『全てを執筆に捧げてもいい。いや、全てを書くことに捧げるべきだ。』

益荒男(ますらお)だ・・・ここに益荒男がおりますぞ諸君っ!侠気溢れる今回は、アメリカ人初の芥川賞作家を目指すオドネル・ケビンさんの作品集だ。雑文集シリーズは当初iPhoneアプリにてリリースされ、すでに1万5000回ものダウンロードを記録している。アメリカ人が書く文章と言えば、リービ英雄さんが有名かしら。母国語をつかわずに執筆をするというのはそれだけでたまげる。
でもね、先日紹介した山本山本佳宏さんの著作にあったのだけど、文字はたんなる情報に過ぎなくて、それにいかに魂をのっけて言葉にするかが作家と凡人をわける部分だと思うんですよ。そういう意味で、本作は彼が魂をのっけようとあがいてる感がビシッと伝わってくる。非常にこれからに面白みを感じられる作家さんだ。

雑文集 I雑文集 I
著者:オドネル・ケビン
(2013-01-18)
販売元:Amazon.co.jp


――この作品を書いたキッカケを教えてください
もともとは『カラハン湖の渡り』という青春小説を最初に公開する予定でした。一年以上かけて書いていたのですが、推敲を行っていくうちに作品を客観的に見る能力を失ってしまい、気分転換に短いコメディをいくつか書いてみることにしました。それを友達に見せてみると「『カラハン湖の渡り』より断然面白い」と言われ、大ショックを受けたのですが、おかげでコメディ色の強い随筆集を本気で書いてみる気になりました。それが、『雑文集』です。



続きはこちらから:http://kindou.info/7158.html#more-7158


第43回:「酒を飲む酒」作:桜風 涼


「酒に相手の温もりさえ覚える。自分の体が酒に満たされてゆく」

本作は男と酒と女の話。いやあー、まさにSEXYという言葉がピッタリの本ですな。なんか異性と情熱的な話をしたくなった。えへへ、わたしも上京した当初、背伸びして大人の酒を覚えようと色んなバーに通って常連さんとの会話を楽しんだものです。結局カクテル類は覚えたけども出会いは…苦い記憶もございます。
さて、これはブルースと酒がほんとよく似合う小説ですね。とても渋い味わい深い文章を楽しめます。なんだか飢え渇いてるなって男女は読んでみて。余計に渇いたらお酒を飲みに外にでよう


酒を飲む酒 (ナベックス文庫)酒を飲む酒 (ナベックス文庫)
著者:桜風 涼
販売元:ナベックス出版
(2013-01-02)



――この作品を書いたキッカケを教えてください
言葉のスケッチを毎日しています。外国人バーで飲んでいる時のスケッチを構成して、作品にしています。

続きはこちらから:http://kindou.info/7229.html#more-7229


第44回:「本厄男子、海外ラリーを完走ス! ラリーモンゴリア2012」作:バトン・オーツカ


『オフロードの人は「コケる」ではなく「トブ」という表現を使いますが、まさにそのとおり宙に舞いました』


いいなー!いいーなー!!夢を追うのに、やりたいこと叶えるのに年齢とか関係ないんだって。音楽だって、執筆だって、恋愛だって「いつだって今がその時だ」と勇気を与えてくれる侠気溢れる一冊。バイクレースの本ではありますが、海外レースに出るための準備や流れについて詳細にレポしているのでバイクや車に限らず”マラソン”や”スキー”、もちろん”ロードレース”などを趣味とする人はかなり楽しんで読めると思う。
軽快な文章に、ふんだんに使われた写真が飽きさせない。とても面白い体験記だわ!!


本厄男子、海外ラリーを完走ス! ラリーモンゴリア2012本厄男子、海外ラリーを完走ス! ラリーモンゴリア2012
著者:バトン・オーツカ
販売元:バトン・オーツカ
(2012-12-29)



――この作品を書いたキッカケを教えてください
自分は、普通のバイク好きです。特に上手いわけでも、経験があるわけでもありません。そんな自分が苦労しながら、海外ラリーを完走した記録なのですが、その話の中で、海外ラリーに参戦するためのノウハウを織り込んであります。「いつか海外ラリーに出たい!」と思っている方には参考になると思います。そして、誰でも“やろうと思えば”それは出来るのです。

続きはこちらから:http://kindou.info/7393.html#more-7393

第45回:「小説家になる方法 何が何でもプロ作家デビューしたい人が読む本」作:司凍季


『その時頭に浮かんだのが、作家になろう、という考えでした』

「みんな!小説家になりたいかーっ!!」「どんなことをしても、小説家になりたいかー!!」・・・よろしい。パソコンを捨てて手書きだっ!と、言うわけでプロのミステリー作家さんによる実際の小説家になるにいたった若干暴露ありの実体験やヘビィな修行法、そしてこれからの出版のあり方について言及した本です。書いている内容は80〜90年代後半までの話なのでちょっと古いのですが、出版界から距離を置いていた司さんが「電子書籍は面白そうだと思った」というのが興味深いですね。

小説家になる方法 何が何でもプロ作家デビューしたい人が読む本小説家になる方法 何が何でもプロ作家デビューしたい人が読む本
著者:司凍季
販売元:司凍季
(2013-01-20)



――この作品を書いたキッカケを教えてください
ツイッターでぽつりぽつりと呟いていたことを、いつかまとめてみたいな、と思っていました。
作家でなければ知りえない情報を、小説家志望という人たちに知ってもらいたかったということもあります。


続きはこちらから:http://kindou.info/7448.html#more-7448

次回予告


「あまり人を殺したり解体できないので見せ場が思いつかない。」
「漫画家の夢に挫折し、それでも自分は物語を書くのが好きだったので、サラリーマンをしながら、短編小説を書くことにしました。」
「私の身の回りを見ると、乙女系の男の人は、そのへんの女の人よりもはるかに乙女ですね!かわいくて一途だけど、毒を持っているんです。」
「都市部にあるマンションのベランダでも「宇宙旅行」を楽しめることを伝えたくて書きました。」
「誰もが、ご自分の大学時代に戻っていただいて「キャンパスの高嶺の花」が墜ちるなら、こうなんだな、と思っていただけるのではないかと思います。」


次回はプロのマンガ家さんの電子書籍ファンタジーや、バイクに憧れる小説、音楽をモチーフにした掌編や、宇宙へのロマンを掻き立てる本、そしてどエロい小説など見所盛りだくさんだ!これからもKDP最前線をよろしくぅっ!


きんどるどうでしょう http://kindou.info/
このサイトはAmazonKindleってどうなんだろう?という疑問からスタートし、著者の声や新刊、値引き本などKindleのあらゆる情報をお届けしています。

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