こんにちは、『きんどるどうでしょう』のZONです。

今回も「キンドる速報」さんのスペースを頂戴して、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビュー「KDP最前線」ダイジェストをお送りします。

今回も5名のKindle著者さんに出版のキッカケや作品の特徴をお伺いしましたよ。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか!


第61回:「レジェンド ジョン1 コード:ヴォーパルディフィート」作:三田竜獅


「倒す以外に選択肢はないだろ。月面までブッ飛ばしてやる!」

レジェンド ジョン 1 コード:ヴォーパルディフィート (LEGEND JOHN)レジェンド ジョン 1 コード:ヴォーパルディフィート (LEGEND JOHN) [Kindle版]
著者:三田竜獅(@cryotekxbo2)
出版: ジーンブックス
(2013-02-14)



――この作品を書いたキッカケを教えてください
既存のライトノベルなどでは、イケメンの少年が主人公である場合が多く、「じゃあハリウッド映画みたいに、ハゲていてもカッコよく、漢らしい主人公はダメなのか?」という疑問から、この小説が生まれました。


続きはこちらから:http://kindou.info/9122.html#more-9122


第62回:「落語り帳」作:十千しゃなお


「もう、あっちゃんたら。ここからが聞かせどころなのに」

恐らく知らない人はいないんじゃなかろうかと言える有名な落語を基に、女子高生のゆるいキャッキャウフフが読める本作。わたし、99円本の手本とも言える作品だと思うんですよこれ。この本何がいいってテーマがわかりやすい。各章タイトルと出だしの2ページくらいで話の展開はだいたいわかるから安心して読める。そして、文量が手頃。1章5分程度でサクッと読める。短すぎず、長すぎず。そのくせ、有名な話を基にしているから余計な説明もいらない。
独自の世界に読者を引きこむのはかなりの労力がいるので、パロディからの創作、是非参考にして欲しい作品ですハイ。

落語り帳落語り帳 [Kindle版]
著者:十千しゃなお
出版: 十千しゃなお
(2013-02-09)



――この作品を書いたキッカケを教えてください
他のKDP作家さんの電子書籍をよく読むのですが、いつも思っていたことがあります。最も電子書籍に向いてるのは短編じゃないかと。個人的に電子書籍は通勤中だとかそういう家以外の出先で読むことが多いと思うんですよね。
だから重厚な物語より、流し読めてキリがいいところで終えやすい短編の方が適しているんじゃないかと考えたんです。まぁ自分に重厚なお話を苦なく読んでもらえる文章力がないということもありますが(笑)
で、短編集を書こうということになったんですが、いざ書こうと思うと中々ネタがまとまらない。短編て結構自由度高いんですよね、長さには限度がありますが。なので、何か一つのテーマを定めなきゃいけない、そうなった時に目に付いたのがソフマップさんで流れていた『じょしらく』の映像でした。元々落語は好きだったのですが、それを見た瞬間にこう思いました。「そうか!落語だ!!!!」って(笑)
それにこういう思いもありました。今回の作品の前に『自殺喫茶』という小説を出したのですがタイトルでお察しの通り、暗いお話なんです。続きも考えていたのですが、連続して暗くアンニュイな作品を出すのはいかがなものかと思いまして。「十千しゃなおって人、根暗らしいよ」って思われたら嫌ですから(笑)。人間やっぱり笑顔が一番!


続きはこちらから:http://kindou.info/9183.html#more-9183


第63回:「神様と6月の雨」作:藤沢裕之


『”弱さ”を表現しようとして、いざ書こうとしても、僕は何から手をつけて良いのか、判らなくなっていた。』

大学は卒業したものの、就職はせずに「作家になる」ことを公言したものの……という僕が主人公。生い立ちや生活、どうして今に至るのかといった、主人公像についてキチンと読者に説明した上で物語がはじまるのが、しっかりと物語に引きこんでくれます。
著者の藤沢さんは現代詩と純文学を書いているという方ですので、短く区切られた章と物語を彩る詩でテンポ良く読み進めることができました。
ちょっと不思議な物語に出会いたいという人は気に入る作品でしょう。章区切りも短いのでスキマ時間で読み進めて、後半は一気に!というのがオススメです。

神様と6月の雨神様と6月の雨 [Kindle版]
著者:藤沢裕之(@fujisawahi)
出版: 藤沢裕之
(2013-02-05)



――この作品を書いたキッカケを教えてください
私自身、いわゆる「神様」と言われる存在に興味があって、いつかそれを題材に文章を書いてみようと思ってました。メガネの可愛い女の子を書きたかったというのが、直接のキッカケかもしれませんが(笑)
実はこの作品は、自身の2作目の小説なんです。大体の作家さんや、アーティストがそうであるように、私も1作目でほとんどのアイディアと言いたいことを出し尽くしてしまったので、今作は何も無いところから、自分を試すようなイメージで書き進めました。


続きはこちらから:http://kindou.info/9245.html#more-9245


第64回:「勉強嫌いなあなたの子供を変える、たった3つの魔法」作:塾長毛利


『断言します。かならずお子様は変わります。』

出だしから納得。これはスゴイ。「期末テストと中間テストの成績を比べても意味がない」って、たしかに!
第三者から見たら評価するポイントは点数だけなので、どうしてもそこに注力して怒ったり褒めたりしますが、これ親が安心したいがためでしかないんですね。わたし中高と進学校だったので毎月テスト漬けだったのですが、いやはや、点数だけしか見てもらったことなかったなあ…(遠い目)
さて、本作ではそんな点数評価はやめて別のアプローチから子供の勉強ギライを治していこうというお子様のある家庭に最適な1冊です。たとえば褒め方一つとっても65点なら「6割以上は勉強できたんだね。なら、このガンバリ2回で次は100点だ!」と未来像を見せてあげる。つまり「こういうふうにすれば、次は~だね」と一切の迷いなく次の目標を与えることが大事だと言っています。
そして具体的な勉強方法や、子供とのクロージング等の子育てに役立つアイデアが満載です。

勉強嫌いなあなたの子供を変える、たった3つの魔法勉強嫌いなあなたの子供を変える、たった3つの魔法 [Kindle版]
著者:塾長毛利@jukucho_m
出版: 東京教育館新書
(2013-02-11)



――この作品を書いたキッカケを教えてください
「めちゃくちゃわかりやすい教育書を書いてみよう!」これが私のスタートです。
教育関係の書籍って、やけに回りくどかったり、専門用語が多すぎるじゃないですか。
もともと読書が苦手だった私は、いままで教育書の3日坊主ならぬ3ページ坊主にどれだけなったことか…(笑)


続きはこちらから:http://kindou.info/9311.html#more-9311


第65回:「ずんばらりん」作:竹雀綾人


「終わらせるとは言ったが助けるとは言っておらん。刀を抜いた以上、斬るか斬られるかだ。違うか」

なんとも胸熱くする内容紹介じゃありませんか!もう、昨今の日本映画ばりのトンでもっぷりが痛快なKindle本です。とにかく楽しんでくれとばかりに斬った張ったの大盤振る舞いです。残念ながら固定型なので見れる端末は選びそうですね。
そして、感心したのですが内容紹介はちょうどサンプルが終わったところ以降を詳しく書いてくれているんですよね。これはとても気になる……!気に入らないものはぶった斬る、飄々とした”春夜夢人”の活劇をご覧あれっ!

ずんばらりんずんばらりん [Kindle版]
著者:竹雀綾人
(2013-01-27)



――この作品を書いたキッカケを教えてください
元々は同人即売会用に書いた作品です。色々なジャンルを書たりしていたんですが、丁度そのころ峰隆一郎先生の作品に影響を受けて、時代物を書いて見ようと思った次第です。ただ峰先生の作品って私の印象だとライトノベル的な要素が多分にあるように感じられたので、個性的なキャラクターを登場させて、軽い感じで書いてみようと思い立ち、ふたを開けてみたらこのような作品になっていました。


続きはこちらから:http://kindou.info/9369.html#more-9369


次回予告


『これからの「きのことの付き合い方」が少しでも「豊かになる」ことを願っています。』
『幽霊という直接的なフレーズが聞こえてくると、ぼくは窓の外へ目線を戻した』
「ちょっと変わったエッチネタのメモが大量にできていました。キスしながらでもテレパシーで会話できたら、とか。」
「NetCommonsをインストールした後にどうすればホームページを作れるのかを一歩ずつ学習できる本を出そうと考えていました。」
「クリエイティブに対する思いがフツフツと沸いてきて、会社を辞めたコトをキッカケに一気に形にしました。」


次回は大学院生が研究成果発表のために書いた話題のキノコ本や、これから期待のKDP作家さん、電書向けの作品を模索するアダルト作家さんや、国家プロジェクトで作られたCMSの解説書、そしてお子様向けの絵本作家さんなど、面白いKDP作品が目白押しだっ!これからもKDP最前線をよろしくぅっ!


きんどるどうでしょう http://kindou.info/
このサイトはAmazonKindleってどうなんだろう?という疑問からスタートし、著者の声や新刊、値引き本などKindleのあらゆる情報をお届けしています。

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