こんにちは、『きんどるどうでしょう』のZONです。

今回も「キンドる速報」さんのスペースを頂戴して、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビュー「KDP最前線」ダイジェストをお送りします。

今回も5名のKindle著者さんに出版のキッカケや作品の特徴をお伺いしましたよ。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか!


第66回:「(きのこファンのための)はじめての菌類学」作:中島淳志



(きのこファンのための)はじめての菌類学 (1)(きのこファンのための)はじめての菌類学 (1) [Kindle版]
著者:中島淳志
出版: 中島淳志
(2013-02-27)

著者は菌類学を専攻している大学院生です。菌類の研究を進める傍ら、長野県上田市にある筑波大学菅平高原実験センターにて、生物学に興味のあるボランティアの方々向けのオンライン講座を開講し、菌類学を初歩から教えてきました。この本は、その内容の一部を加筆・修正して収録した第1巻です。


――この作品を書いたキッカケを教えてください
「菌類学の本を書きたい」という子どもの頃からの夢が個人出版という形で叶うと知って、一気に作り上げました。
大学生・大学院生は学会やセミナー発表で自分の研究を「いかに分かりやすく、魅力的に伝えるか」に日々苦心していて、そのための知識もスキルも身につけているにもかかわらず、これまで「電子書籍の個人出版」を試みた方がいなかったのは、私にとってはむしろ意外でした。
そこで、科学者の研究内容を一般の方に伝え、両者の橋渡しをする「サイエンスコミュニケーション」を学んだ私が先駆けとなり、本書を出版することで、もっと多くの学生の方に「これなら自分にもできる!」と思っていただきたかった、というのが一番のキッカケです。
私の先輩は出版に踏み切った私のことを「意識が高い学生」とおっしゃっていましたが、自分自身のキャリアデザインという意識は特になく、あくまで望むことは学問全体の活性化です。


続きはこちらから:http://kindou.info/9388.html#more-9388


第67回:「ゴースト≠ノイズ(リダクション)」作:十市社



ゴースト≠ノイズ(リダクション) 上ゴースト≠ノイズ(リダクション) 上 [Kindle版]
著者:十市 社
出版: 十市社
(2013-02-06)

高校入学から7か月。
1人の友達もなく、1-Aの幽霊として誰からも認知されない孤独な日々を送っていたぼくは、放課後、1人の女子生徒から声をかけられる。
明かりが消え静まりかえった教室。5か月ぶりのクラスメイトとの会話。
2学期になって頻繁に欠席するようになっていた彼女は、なんの未練があって毎日学校に来ているのか、とぼくに問いかける。
「幽霊になる前だって、この学校に――この教室に、楽しいことなんかなんにもなかったはずなのに」


――この作品を書いたキッカケを教えてください
まず、新しい話が生まれる初期の段階としては、全体像や方向性といったものが簡単な図形や折れ線グラフなんかで頭に浮かぶことが多いです。
車でいうとデザインや設計図の元になるコンセプトイメージみたいなもので、今回の場合も、まず1つの『図形』が頭のなかにありました。
どんな形かは話の核心部分に関わるので伏せますが、もう1つ、きっかけと言える出来事があって、それは同じ時期に読んだある地方新聞の記事です。
数か月後に高校受験を控えた中学生が犠牲になったある事故について、担任の教師からクラスメイトに報告する場面を取材したものだったのですが、記者の腕がよかったのか描写される教室の様子がとても痛ましく、非常に胸に迫るものがありました。
以来その教室の様子と、犠牲になった中学生が命を落とすことになる現場で立ち尽くしているイメージとが脳裏から離れなくなり、それらが頭のなかにあった『図形』と出会って、癒着し、細胞分裂を繰り返してできたのがこの話、ということになると思います(物語の登場人物は高校生ですが)。


続きはこちらから:http://kindou.info/9439.html#more-9439


第68回:「プレゼントフォーユー~恋人たちに贈る超能力~」作:夢原銀河



プレゼントフォーユー~恋人たちに贈る超能力~プレゼントフォーユー~恋人たちに贈る超能力~ [Kindle版]
著者:夢原銀河
出版: 夢原銀河
(2013-02-15)

少年の能力はエッチで超能力を与えること。
恋人たちはキスしながらでもテレパシーでリクエストを聞いてくれる。超能力研究会の少女たちは研究熱心だから、精力供給しながらたくさんエッチ。可愛い娘をいっぱい誘って、世界征服してみよう!


――この作品を書いたキッカケを教えてください
ちょっと変わったエッチネタのメモが大量にできていました。キスしながらでもテレパシーで会話できたら、とか。
しかし、メモだけでは、情景を再妄想しなければなりません。そこで物語を書き始めました。書いてみると、アイデアメモでは現れてこない物語の愉しさがあり、色々書き始めました。
アイデアが予感させるものだけでは、満足できないようになってしまいました。物語を作ることも愉しくなってしまいました。
そうして書いたもののひとつです。


続きはこちらから:http://kindou.info/9499.html#more-9499


第69回:「NetCommons:はじめての教科書」作:加藤和幸


NetCommons:はじめての教科書NetCommons:はじめての教科書 [Kindle版]
著者:加藤 和幸
出版: テクネコ出版局
(2013-03-01)


本書は弊社が作成したトレーニングテキストをNetCommons最新版に合わせて全面改訂したものです。NetCommonsを初めて使う方が迷いやすい部分を中心に説明しています。架空のテーマパーク「ネコの王国」のウェブサイトを構築する手順を追いながら、NetCommonsの使い方を学習できます。本書の通りに操作して学習していただけます。実習に必要な時間は半日から1日です。


――この作品を書いたキッカケを教えてください
1冊目のKindle本はNetCommons(ネットコモンズ)のインストールまでで終わっていました。NetCommonsをインストールした後にどうすればホームページを作れるのかを一歩ずつ学習できる本を出そうと考えていました。


続きはこちらから:http://kindou.info/9311.html#more-9311


第70回:「おやまバスのいちにち【おはなし絵本】」作:はたけやまごういち



おやまバスのいちにち【おはなし絵本】おやまバスのいちにち【おはなし絵本】 [Kindle版]
著者:はたけやまごういち
出版: はたけやまごういち
(2013-01-28)

おやまバスは今日もお客さんを乗せて走ります。どこか不思議で懐かしい風景の中をレトロなボンネットバスに乗って小さな旅に出かけよう。紙芝居のような横長イラストの絵本(えほん)です。


――この作品を書いたキッカケを教えてください
北海道の野山を駆け回っていた学生の頃、自分の空想の世界を何かしらの形にしたいなと思っていて、変な生き物や設定などを書いていました。世界観はまだなくて、絵柄も決まっていなくて、漠然とした状態で時間経過で変わっていく風景や光の色という感覚がありました。社会人になってしばらくは本やWEBのデザインの世界に居ました。そこで色彩感覚や平面構成的な見せ方が多少身についたのだと思います。そのうちクリエイティブに対する思いがフツフツと沸いてきて、会社を辞めたコトをキッカケに一気に形にしました。実際は一気にでもなかったですが(^_^;)


続きはこちらから:http://kindou.info/9613.html#more-9613


次回予告


『特徴は、三人称多視点形ですね、あまりプロの人が、やらないらしい形式でやりました。』
『長年、創作漫画同人誌の世界で活動していますが、「商業漫画誌での活動を広げるよう」周りの勧めもあり、そのための中核キャラを考えていました。』
「不思議なイタリア製ベンチーニ社のカメラを見つけたことです。」
「ハッブル宇宙望遠鏡の画像はきれいなものが多いですし、科学になじみがない人でも近づきやすいかと思い、その画像で作ることにしました。」
「結婚、妊娠、出産を経験したことで、これも漫画にしてしまったら思い出を残す記念にもなるし…と「産後☆ツーリスト」を描くことを思いつきました。」


次回は伊豆文学賞を受賞した個人作家や、KDPで大活躍の漫画家さん、不思議なカメラのモノクロ写真集に元ニュートンの編集部長、そしてケータイ漫画家さんの実録出産エッセイマンガなど面白いKDP作品が目白押しだっ!これからもKDP最前線をよろしくぅっ!


きんどるどうでしょう http://kindou.info/
このサイトはAmazonKindleってどうなんだろう?という疑問からスタートし、著者の声や新刊、値引き本などKindleのあらゆる情報をお届けしています。

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