こんにちは、『きんどるどうでしょう』のZONです。

今回も「つんどく速報」さんのスペースを頂戴して、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビュー「KDP最前線」ダイジェストをお送りします。

今回も5名のKindle著者さんに出版のキッカケや作品の特徴をお伺いしましたよ。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか!


第101回:『日本橋ウォーカー』作:N橋ワタル



日本橋ウォーカー ~ビジネスマンのためのメイド喫茶初級講座~日本橋ウォーカー ~ビジネスマンのためのメイド喫茶初級講座~ [Kindle版]
著者:N橋ワタル
出版:D坂書房
(2013-01-27)

メイド喫茶に関してなんら予備知識を持たないビジネスマン層を読者に想定し、メイド喫茶の歴史、概要、はたまた萌え産業の経営学から経済学、メイド喫茶の生理学的効能までを包括的に講義する。徹底論争、ミニのメイド服とロングのメイド服ではどちらが萌えるのか?時給が安いほうがいいメイドさんが集まる法則の謎を解き明かせ!!
メイド喫茶健康法!? 萌えによる絶大なる身体への生理学的効能とは!?付録には「メイド喫茶格言集」と「メイドさんスーパースター列伝」を収録。
web未発表記事収録!! 60,000字超の怒涛の大ボリュームで贈る、全世界六十億人に向けた萌えの教科書!!


――この作品を書いたキッカケを教えてください
マスコミでとりあげられるメイド喫茶像は萌えや楽しさを前面に押し出しショーアップされた歪んだ形のものばかりです。
でもじっさいのメイド喫茶という空間は、ご主人さまとメイドさん、店側という3者の意図が魏・蜀・呉の三国志のように複雑に交錯する奥深い世界。
あれは要するに、楽しさや健全さを前面に押し出したい店側サイドに立った報道であるわけです。
だけどご主人さまサイドからみれば、メイド喫茶は愛すべき楽しい場所であると同時に、仄暗い一抹の寂しさを孕んだ業の深い世界でもある。その二律背反性こそがメイド喫茶の本質だと考えています。
店側主導による提灯記事的なメイド喫茶本、雑誌は数多くあれど、もっとも必要であるべき「ご主人さまサイド」に立って書かれたガイド書籍が驚くべきことにこれまで1冊もないことに気づいて、じぶんで書くに至りました。


続きはこちらから:http://kindou.info/12060.html#more-12060


第102回:『セームセーム・バット・ディッファレン』作:八幡謙介



セームセーム・バット・ディッファレンセームセーム・バット・ディッファレン [Kindle版]
著者:八幡謙介
出版:八幡謙介
(2013-03-21)

“いい人”ということだけが取り柄の大学生、ユウは、『いい人だから』という理由で彼女に振られ、自我と共に、今まで見えていた世界が一気に崩壊する。
そこに一瞬垣間見えた世界の外側を探しに、ユウは旅の計画を立てる。そんな彼に旅慣れた保阪先輩はカンボジアを薦めた。
南国の甘い熱気と清潔な空の下、ユウの前に現れる美人バックパッカー、ジュリ。二人はひょんなことから意気投合し、一緒に遺跡巡りをすることになる。
ジュリに急速に惹かれていくユウ。しかし、2人が泊まるゲストハウスには、ジュリの知り合いのイケメンバックパッカー、コウスケさんが現れる。


――この作品を書いたキッカケを教えてください
教則本の執筆が一段落して、いくつか肩慣らし小説を書いた後、僕なりに真面目に文学をやろうと思って、本作を書くことにしました。主題の選定や、2013年に文学を書くことの意義など、詳しくはブログで書いてます。


続きはこちらから:http://kindou.info/12183.html#more-12183


第103回:『惑星系女子』作:猫春雨



惑星系女子惑星系女子 [Kindle版]
著者:猫春雨
出版:断片家
(2013-04-20)

ひょんなことから頭上に太陽系を持ってしまった「わたし」は、そこの豆地球と呼ぶ惑星に住む人類と神様として交流を持つことに。でも「わたし」を敬う人々は必ずしも幸せになるとは限らなかった。
情熱的な愛。求める母性。知的探究心。神の一手。高き志。サイコな侵略者。神への愛が織り成す、全6話の連作超短編集です。話数こそ少ないものの、ボリューム的には前作を上回っています。


――この作品を書いたキッカケを教えてください
以前、前作でお世話になったメテオラシャワーさんに、作品の刊行ペースは早い方が良いと云われてまして、何か出さないといけないなぁと常日頃考えていました。
とそんなこんなしていると、「頭上に太陽系がある少女」という以前から持ち続けていたイメージが突然具体的な形を成して降って来たしだいです。
それはたぶん本気で書こうとテキストエディタに向かったからかと。考えるよりも書けということでしょうか。


続きはこちらから:http://kindou.info/12224.html#more-12224


第104回:『戦う僕らのRGB』作:晴海まどか



戦う僕らのRGB (上)戦う僕らのRGB (上) [Kindle版]
著者:晴海まどか
出版:白兎ワークス
(2013-04-15)

戦う僕らのRGB (下)戦う僕らのRGB (下) [Kindle版]
著者:晴海まどか
出版:白兎ワークス
(2013-04-22)

幼なじみの涼太に会うため、瑞希は私立茜学園高等部に編入した。
だが学園で瑞希を待っていたのは、進学クラスの青、スポーツクラスの赤、普通クラスの緑、そしてどの色にも属さない自由人の白という、ネクタイの色によるヒエラルキーだった。その上、会いたかった涼太はヒエラルキーの頂点、青のヘッドで!?
瑞希は白=アルビノのヘッドを名乗り、学園のヒエラルキーを決めるイベント、<タイ・フェス>に挑むべき立ち上がる!


――この作品を書いたキッカケを教えてください
日常的に、小説のネタになりそうな気になる単語やフレーズをストックしています。あるとき、「ネクタイ」をテーマに何か作れないかなぁと考えていて、「ネクタイを切ったらさようなら」というフレーズをぽろっと思いついたのがこの作品を思いついた一番のキッカケです。自分でも意味わからないけど語感としては悪くない、ネクタイ切ったら面白そう、あ、ネクタイを切るゲームとかあったら楽しいかも! なんて考え、話を膨らませていきました。
また、話を膨らませる際に、10年くらい前に「バトル・ロワイアル」にどハマりしていて自分なりのバトロワをいつか書きたいと思っていたのと、学園闘争ものはテンション上がるな! ということで現在のような形になりました。
あとはとにかく登場人物が多いので、こんなキャラクター出してみたい、と思っていたものも放出し尽くしました。


続きはこちらから:http://kindou.info/12329.html#more-12329


第105回:『Penguins in the AQUA』作:中村優一



Penguins in the AQUAPenguins in the AQUA [Kindle版]
著者:中村 優一
出版:中村 優一
(2013-04-19)

カメラマン 中村優一 1971年 福岡県出身 水族館にいるペンギンたちの写真集です。


――この作品を書いたキッカケを教えてください
もともと、自分の仕事に関する資格の本を出版しようと考えていました。平成25年の2月からEIN取得のためのSS-4提出やW-8BENの提出を行い、やっと準備が完了したところでした。
やっと執筆に取りかかれると思っていたら、鈴木みそ先生のブログで「Kindle Comic Creator」が紹介されていたのです。自分は漫画は書きませんが、「うん? 画像データが簡単に本に出来るのなら、写真集も同じでは?」とひらめいて、早速ダウンロードして試してみました。その時に使った写真データが何度も撮影してきた水族館のペンギンたちだったのです。
「文章を書く」というのはなかなかハードルの高さを感じるのですが、「写真を選ぶ」ということは普段から行っていることです。そこにほんのちょっとした作業を加えるだけで、簡単に自分の写真集の出版ができるのです。


続きはこちらから:http://kindou.info/12431.html#more-12431


次回予告


「日本中を見て回りたい、と思い立ち、5年勤めていた会社を辞めました。」
「お互い遠慮はなしだ。言いたいことは言え。全力でぶつかろう!」
「職業作家なら誰しも「出版社からキャンセルされたデッドストックの作品」というものを、ひとつやふたつは抱えていると思います。」
「元々は某ラノベ文学賞へ投稿するために書いた作品だったのですが、それをKindleでの出版用に大幅に改稿したものです。」


次回は酒ビン片手に全国巡りな女性のトラベルエッセイ、ユニットによるKDPマンガ、商業官能作家さんによる蔵出し品やライトノベル製作チームの書き下ろし等々気になるKDP本が満載だっ!これからもKDP最前線をよろしくぅっ!

きんどるどうでしょう http://kindou.info/
このサイトはAmazonKindleってどうなんだろう?という疑問からスタートし、著者の声や新刊、値引き本などKindleのあらゆる情報をお届けしています。

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