こんにちは。つんどく速報の佐々木です。
すごくひさしぶりに書かせていただきます!

つんどく速報では、読者からの自薦・他薦を受け付けているのですが、残念ながら、なかなか読むスピードが追いつきません……。そこで今回は、いただいた推薦本のなかから、熱いコメントが寄せられた本を厳選して実験的にご紹介いたします。

本来であれば、編集部が読んでからレビューするのが「つんどく速報」のスタイルなのですが、おもしろそうな本の紹介を長い間ため込んでしまうのも申し訳ないと思い、今回のような紹介を実験的にやってみることにしました。

それではどうぞ!

ノワールの旋律ノワールの旋律 [Kindle版]
著者:汐海凜
出版:INSCAPE
(2013-04-20)


自薦コメント

作家志望のOLと、セミプロのイラストレーター、にわかwebクリエーターの3人で、こそこそと作りました。個人(ひとり)では出せないクオリティと、出版社ではできない自由さと機動力を目指しています。 今作は異世界ファンタジーのライトノベルですので、幅広い層の方に気軽に読んでいただければと思います。応援よろしくお願いします!

(INSCAPE 汐海)

チーム体制でのセルフパブリッシング。これは期待が持てそうです!


この町のハテこの町のハテ [Kindle版]
著者:鈴木フルーツ
出版:日々の暮らし
(2013-04-04)


自薦コメント

先日は「しずむちゃん」のレビューでお世話になりました。おかげさまで売れ行きも好調です。 今回は新刊の自推です。

『この町のハテ』は、芳文社まんがタイム系列誌の連載作、その個人まとめになります (掲載誌の廃刊に伴い連載も中断となった作品です) 。犬と飼い主の少女を軸に、一般読者向けのオーソドックスなファミリードラマを4コマ上で展開。 ウリは「寂しさが前提にあってこその人の温かみ」です。最初は家族の心情も微妙にすれ違っていたものが、徐々に徐々に縮まったり、忘れていた絆を思い出したり…と、ドラマの濃さに重点を置いた作品になっています。よろしくお願いします!

(鈴木フルーツ)

商業誌で連載されていた安心のクオリティの作品を、KDPで単行本化。今後はこうした本が増えていきそうです。


彷徨うカラス、戸惑うフクロウ。彷徨うカラス、戸惑うフクロウ。 [Kindle版]
著者:ロバート・フレデリック・ドン
出版:パブー
(2013-04-09)


自薦コメント

突然のメール、大変失礼致します。 さて、小生は博士号を取得しました。 取得に至るまでには、様々な苦労や、大学の黒い部分に手を染めることがありました。 それをベースに、博士課程進学から修了に至るまでの小説を執筆しました。 読者の知らない、博士という世界を貴サイト購読者に展開していただけると幸いです。

(ロバート・フレデリック・ドン)

大学の黒い部分……。気になる!


性に眼覚める頃性に眼覚める頃 [Kindle版]
著者:室生犀星
出版:信濃書林
(2013-04-01)


推薦コメント

いまさら室生犀星かと思わずに、一読の価値があります。これは巻末の解説が異常なほど力が漲っていて驚かされました

(まさお)

パブリックドメインの作品のオリジナルの解説をつける、というスタイル。作家だけでなく、評論家にとってもセルフパブリッシングはおもしろい!


ジャンケン基本論ジャンケン基本論 [Kindle版]
著者:堀内彰宏
出版:民明書房
(2013-03-28)


自薦コメント

『パズル&ドラゴンズ』の原型となったiPhoneゲーム『Dungeon Raid』で世界ランキング1位となった筆者によるジャンケン理論です。確率論、駆け引き論、イカサマ論など多角的な分析を、できるだけ深く行っています。

(堀内彰宏)

タイトルだけ見るとインチキくさいけど、この推薦文と表紙を見たら買わずにいられないじゃないですか。


アフリカよ 1968-69 [電子書籍新版]アフリカよ 1968-69 [電子書籍新版] [Kindle版]
著者:賀曽利隆
出版:株式会社ヘンテコ・インターナショナル
(2013-04-23)


推薦コメント

インターネットオークションで数万円の値がついたこともある幻の名著 が40年ぶりに復刻! 宿泊費はゼロ、食費は1日100円の旅! 道なき道、灼熱地獄、厳しい国境検問、そして現地の人びととの出会い――アフリカに恋し、アフリカと寝た1年7ヶ月! 絶版となって久しい浪曼版『アフリカよ』をリフロー型として電子化するとともに、新たに「ヨーロッパ編」を加え、カソリ初のアフリカ~ヨーロッパ・ツーリング(1968-1969年)を完全収録。 グローバル時代、ノマド化社会を生き抜くための必読書!

(鈴木秀生)

希少本が、電子書籍による復刊で安く手に入る時代!


インドに行くなら草食系な南インドに行こう! 地球の歩き方にあまり載ってない、もう一つのインドインドに行くなら草食系な南インドに行こう! 地球の歩き方にあまり載ってない、もう一つのインド [Kindle版]
著者:矢野文宏
出版:やのなのね出版
(2013-04-04)


自薦コメント

北インドのゴールデンルート カルカッタ→バラナシ→アグラ→デリー だけではインドは見えてこない。 むしろ、南インドを体験するべきだ!! という思いから、取り貯めた約300枚の写真に解説や文章を交え、現在の南インドを切り取ってみました。 ページをめくるのが楽しい、 インドってこんな感じなのか! というワクワクを是非味わって いただきたいと思います。

(矢野文宏)

著者は、南インドのケララ州のIT企業で2年間通訳翻訳として勤務された方です。これはディープな内容が期待できそう。


つんどく速報では、熱い推薦をお待ちしております。

おしらせ


セルフパブリッシングに関わる作家、編集者、パブリッシャーたちの声を集めた最新刊。インタビュー、トークイベント、対談、パネルディスカッションの声を集めた実録ものです。

セルフパブリッシング狂実録 - 誰でも作家時代の作家論セルフパブリッシング狂実録 - 誰でも作家時代の作家論 [Kindle版]
著者:佐々木 大輔
出版:焚書刊行会
(2013-05-09)


1. はじめに
2. 日本電子出版協会講演録「注目の“セルフパブリッシング狂”10人」
3. いしたにまさき+鈴木秀生 「鼎談・セルフパブリッシング狂時代」
4. 忌川タツヤ+きんどるどうでしょう 「2013年上半期の必読本」
5. 田端信太郎インタビュー 『MEDIA MAKERS』で語れなかったこと
6. 藤井太洋インタビュー 「2014年、インターネット崩壊」のアイデアの秘密
7. 佐渡島庸平トークイベント 「超一流のプロとその他のアマ」論の行方
8. 誰でも作家時代の作家論(書評『Gene Mapper - full build -』)
9. あとがき

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