つんどく速報（電子書籍の感想・レビュー）

こんにちは！
ドラグスレイブ～。つんどく速報ライター☆イマガワです。

学生時代に『ああっ女神さまっ』やTVアニメ『スレイヤーズ』に熱中するあまり、『魔道書ネクロノミコン』（学研）を取り寄せて、わりと本気で魔法を習得しようと思っていました。青春の黒歴史ヽ(`Д´)ﾉ ｳﾜｧｧｧﾝ!!

ノワールの旋律 [Kindle版]
著者：汐海凜,NECCO
出版：INSCAPE
(2013-04-20)

「魔女アゼリア、サバトより下された罪科――死刑」

敬虔な神官見習いのクリス・マーベルが案内役として共に旅をすることになったのは、悪魔を使役するという罪深くも可憐な魔女だった。

勝気でいて常にクールなルビー色の瞳、しかしながらふとした拍子に見せる深い憂愁、自身を守ろうとするかのように紡がれる偽言……少女が背負う運命とは一体何なのか？

美麗なイラストと共にお送りする、異世界ダークファンタジー！

※製品版は、タテ書きです。下記プレビューはPC向けです。

断罪されるうつくしい魔女

白い肌、色のうすい金髪、燃えるような真紅の瞳。背徳の美しさをたたえる魔女アゼリア。この若い魔女は『ある重大な罪』の嫌疑をかけられていた。

まさに魔女裁判さながらの評議会（サバト）の決定による磔刑の執行から、アゼリアは間一髪で逃れることに成功する。

神職見習いと魔女による道中記

逃避行の途上で出会ったのは、神官見習いの少年クリス・マーベル。女神イシュアに仕えるクリスの前では、アゼリアは人間の女の名前『アンナ』を名乗る。少年にとって、魔女は忌むべき存在だった。

アゼリア追討の命を受けて、魔女の国から放たれる美しき刺客たち。激しい戦闘ときまぐれな魔女の思わせぶりな媚態に振りまわされる少年クリス。悪魔と女神によって複雑に織りなす運命が引きあわせた、若いふたりの旅の結末は……。

豪華な挿絵イラストと世界観設定

魔女アゼリアが16才、クリスが17才。神と悪魔、魔法と幻想に彩られた世界を舞台にした、ボーイミーツガールなライトノベル。丁寧な世界観猫写がなされているので、作品没入度は高いです。

みんなが大好きなバトル要素もあります。敵キャラのなかには、凶悪な双子の殺戮魔女も登場します。たとえるなら『BLACK LAGOON』のヘンゼルとグレーテル的な。『アウトフォクシーズ』のダニー＆デミ的な。

3人で取り組んだ電子書籍プロジェクト

執筆担当は、汐海凜さん（@LynnShiomi）。『しおみ・りん』と読みます。イラスト担当は、NECCOさん。このプロジェクトの発案者&ウェブサイト製作担当は、まめすけさん。

この3名が互いの得意分野を持ち寄って電子書籍のセルフパブリシュ(自己出版)に挑戦したのが、プロジェクト『INSCAPE』です。（公式ウェブサイト）

多くのセルフパブリッシング作家とは異なり、イラストや告知ウェブサイトの管理を内製できるので、クオリティコントロールがしやすいようです。次回作の発売に向けてすでに動き出している模様。楽しみにしています！

Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。（スマートフォン、タブレットでもOK）

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