こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。
いまでもたまに思い出すアレなゲームは『道 -TAO-』と『時空の旅人』。クソゲーではないけれど『プロ野球? 殺人事件!』というのもありましたね。なつかしい。
つんどく速報ライター☆イマガワです。
いまでもたまに思い出すアレなゲームは『道 -TAO-』と『時空の旅人』。クソゲーではないけれど『プロ野球? 殺人事件!』というのもありましたね。なつかしい。
ゲームちゃん [Kindle版]
著者:桝田道也
出版:桝田道也
(2013-04-17)
ビッグコミックスピリッツ 2004 年 No.18~20 , No.32 に掲載され、一部で話題になったショートギャグマンガ。雑誌掲載分に商業誌未発表の原稿を加えた全8話。表紙イラストを含めて58ページ。
【あらすじ】
ゲーム会社でアルバイトする女の子・楠まどかは、毎回、妙なソフトを開発する新巻和久に翻弄される――。
※下記プレビューはPC向けです。
新人デバッガーのおしごと
まどかちゃん。新人デバッガー。開発中のゲームソフトを繰り返しプレイすることで、ゲーム内における不具合を発見するお仕事です。
発売前のゲームができて、お金がもらえる仕事……などと浮かれていたら、担当するのはクソゲーばかりという現実が待ち受けていました。
シルクロードを横断するだけのゲーム
『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』のことではありません。本書『ゲームちゃん』に登場する、フィットネス型ゲームの内容です。
しかも、ドリームキャスト専用タイトル。こんなものを描こうという時点で、すでに万人受けを放棄していますね(笑)
ゲーム業界内暴露やブラックジョークなどのノリは、むかしファミ通で連載されていた『おとなのしくみ』(鈴木みそ)に通じるものを感じました。たとえば、こんなのとか。
作者について
桝田道也さん(@mitimasu)。『ますだ・みちや』と読みます。歴史マンガやギャグマンガに定評のある、プロの漫画家です。
じつは桝田さん、セルフパブリッシング時代を象徴するクリエイターです。以下の境遇に、すべて当てはまるからです。
・自作を掲載していた雑誌が休刊した
・未単行本化の憂き目にあった
・書店流通において絶版になった
・ブランディングのために、一部または全部をウェブ上で公開している
今回ご紹介した『ゲームちゃん』は、小学館の週刊まんが誌『ビッグコミックスピリッツ』に掲載されていた作品です。おしくも単行本化まで至らず。
桝田さんはいまも現役であり、2012年に新人物往来社から『日本全国波瀾万城』というお城の擬人化マンガが発売されています。これは、2010年に休刊になった『コミック大河』(PHP研究所)に掲載されていた作品です。
KDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)を筆頭とするセルフパブリッシングシステム。印税の支払い方式や広報宣伝において、かならずしも従来の出版社に比べると優れた面ばかりではありません。
しかし、さまざまな事情により、自作を世に問えない境遇に陥ってしまったクリエイター達にとっては、再挑戦できる絶好のチャンス到来です。
読者の立場からみても、投げ銭する感覚で応援できるわけで、KDPがまさに新しい時代の出版エコシステムであることは間違いありません。作者にとっても読者にとっても、おもしろい。未体験の人は、ぜひ!
Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)
- ゲームちゃん
- 著者:桝田道也
- 価格:250円
- 読了にかかる時間:約30分(個人差があります)
- 「クソゲーネタ」度
- ★★★★☆(4)
- 「ボケとツッコミ」度
- ★★★★☆(4)
- 「第6話が発禁レベルでヤバイ」度
- ★★★★★(5)
- 「総合」
- ★★★★☆(4)
関連作品
ちなみに、おなじく『コミック大河』に掲載されていた『歴史を食べよう!英雄のおもてなし』は、未単行本化の憂き目にあった作者自身の手によって、Kindleストアで販売中。弊サイトでもレビューしました。
歴史を食べよう!英雄のおもてなし [Kindle版]
著者:岩戸あきら
出版:岩戸の岩棚
(2013-06-05)
作品レビューあり
グルメ漫画。戦国武将たちのシェフ『歴史を食べよう!英雄のおもてなし』
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