こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。
今回ご紹介するのは、痛い子あるいは残念な子ばかりに好かれてしまう、モテモテ男子高校生の物語。
つんどく速報ライター☆イマガワです。
今回ご紹介するのは、痛い子あるいは残念な子ばかりに好かれてしまう、モテモテ男子高校生の物語。
高校二年生の六浦君弥(むつうらきみや)は、ぼんやりとした人生を送っていた。彼にとっては、恋愛も青春も、全部遠いものだったからだ。
そんな、君弥がふらりと立ち寄った、真夜中の寂れたラーメン屋。そこに現れたのは、クラス一の美少女でクラス一の問題児、水上響(みなかみひびき)だった!
彼女はありとあらゆるコミュニケーションを拒絶する鉄壁女。そんな彼女が君弥に持ちかけてきたのは――同盟関係だった!?
※製品版は、タテ書きです。下記プレビューはPC向けです。
あらすじ
同級生たちのノリについていけない無気力な男子高校生が、変な女子クラスメイトとの関わりをキッカケにして、幼なじみや中学時代の元カノを交えたドロドロの多角恋愛関係に巻き込まれる、アンリアルなハーレムラノベです。
ラーメン同盟とは?
とある夜に、六浦君弥と水上響のあいだで締結された互助契約が『ラーメン同盟』です。
放課後、行きつけのラーメン屋に集い、響が学校生活上の愚痴をこぼして、君弥がそれを黙って聞く。決して口外しない約束で、君弥はラーメンをおごってもらいます。
ひとりの男を、4人で奪い合う
メインヒロインの響(ひびき)は、誰とも関わろうとしない美女として有名でした。そんな学校一の変人美女が、夜な夜なラーメン屋で男子とデートをしているらしい……。
ウワサは瞬く間に学校中をかけめぐり、君弥の幼なじみや女友達、果ては中学時代のイカれた元カノの耳にまで届きます。
かくして、男子1名に対して4名の女子たちが名乗りをあげるという、泥沼上等の恋愛バトルロワイヤルが幕を開けるというわけです。
アンリアルな女性キャラたちが魅力
たとえば、主人公の幼なじみである女子は、素手で20人をボコボコにできるほどの暴力的存在。
中学時代の元カノは、フグ田タラオを彷彿とさせる喋り方のビッチ女子高生。中学時代の主人公に、重大な恋愛トラウマを与えた張本人です。
メインヒロインの響ちゃんは、美人なのに学校で孤立しており、常識を越える無愛想さから『鉄の城』というあだ名をつけられています。
さらに複雑なことに、それぞれのヒロインに片想いする男子たちも登場して、各々が奇妙な理屈を並べたて始めるので、物語はますます混迷の度合いを深めていきます。
狂おしい青春の牝獣たち
やや大げさに言うと、本書は『無気力で煮えきらない性格のモテ男のせいで、女たちが精神を病んでいく』過程が描かれている作品です。
ハーレムの陰に、女たちの涙あり。
いわゆる『ツンデレ』や『ヤンデレ』というのは元来の性格ではなく、もしかすると、男の鈍感さが生みだした『モンスター』なのかもしれない。読了後に考えさせられました。
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- 真夜中ラーメン同盟
- 著者:舟渡攻
- 価格:250円
- 読了にかかる時間:約1.5時間(個人差があります)
- 「ハーレム」度
- ★★★★☆(5)
- 「青春」度
- ★★★★☆(4)
- 「みんな精神病んでいる」度
- ★★★★☆(4)
- 「総合」
- ★★★★☆(4)
著者について
舟渡攻さん(@funado_kou)。『ふなど・こう』と読みます。1980年代生まれ。
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