こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。
コミュ障、ぼっち――それは『戦略的孤独』である。
今回ご紹介するのは、現役コミュ障&ぼっちの著者による、目からウロコの人生マニュアルです。
本書のタイトルには『コミュ障』ということばが含まれています。これは、ネット上で用いられることが多いスラング(俗語)です。
本来の『コミュニケーション障害』の意味である『聴覚器官や発声器官の発達が不十分、あるいは、精神障害や発達障害によって、社会生活や対人関係に支障をきたしてしまう者』に関する諸問題は、本書では扱っていません。ご了承ください。
なるほど、言い得て妙ですね。わたしも『コミュ障』を自認しているので、よくわかります。
たとえば、学生時代のある3年間は、ひとりでお弁当を食べていました。屋上やトイレに逃げこむことなく、教室のなかで堂々と孤立していたことを、いまでも誇りに思っています。
この精神は、現在に至るまでわたしのなかでそっと息づいており、いまだに社会生活のなかで無力感に襲われ、たびたび人生の停滞を繰り返しています。(つд⊂) ナイテナイヨ……
前半では、著者の人生において味わった、さまざまな屈辱と悲哀が紹介されています。単なる愚痴にならないよう気をつかって書かれており、見事な『コミュ障&ぼっちあるある大辞典』の様相を呈しています。
これらは50項目あるうちの一部ですが。実体験をもとに、コミュ障やぼっちのパターンを徹底的に洗い出しています。それらを踏まえた上で、著者は解決策を提示しています。
けっして『上から目線』では書かれていません。
コミュ障やぼっちは、かならず心の中に1冊の本を秘めています。胸中の奥深くにひそむ涙と苦悩の結晶は、本書とおなじような内容のはずです。わたしは、答え合わせのつもりで読み進めました。
本書は、よくある自己啓発本とは異なります。『より良く、気楽にコミュ障として生きていく方法』の解説に重点がおかれているからです。
『あとがき』によれば、様々な知恵と努力によって自身のコミュ障に向かい合ってきた著者が最後に選んだのは――なんと『孤独(ぼっち)』でした。
三つ子の魂百まで。コミュ障として育った人間は、たいていはコミュ障として生きてくしかない。ならば、万人に共通する性質を理解しよう、せめて苦痛を和らげる工夫を身につけよう、無理のないペルソナ(仮面)を着けてでも社会参加しよう、等々。
いわば『戦略的なコミュ障・ぼっち』論とも言える内容に仕上がっており、自分のこれからの人生にも活かしたいと思いました。
Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)
MMミリオンセラーさん。Kindle出版でミリオンヒットを目指し、日本の出版界に風穴をあけるインディーズ・パブリッシャー 。
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つんどく速報ライター☆イマガワです。
コミュ障、ぼっち――それは『戦略的孤独』である。
今回ご紹介するのは、現役コミュ障&ぼっちの著者による、目からウロコの人生マニュアルです。
人間嫌いの理由~自称・コミュ障とぼっちが自分を理解するためのリスト50 [Kindle版]
MMミリオンセラー (著)
出版: MMミリオンセラー; 2版 (2013/10/13)
【目次】
・はじめに コミュ障とぼっちの定義
・1章 「コミュ障」のコミュ障たる所以
・2章 いつの間にかなってしまった「ぼっち」
・3章 コミュ障とぼっちの苦悩と盲点
・4章 コミュ障とぼっちが生きるのが楽になる手がかり
・5章 自発的にコミュ障とぼっちを何とかしたいと思ったら
・おわりに やはり「ぼっち」は最強なのだろうか
文字数 9万文字程度
おことわり
本書のタイトルには『コミュ障』ということばが含まれています。これは、ネット上で用いられることが多いスラング(俗語)です。
本来の『コミュニケーション障害』の意味である『聴覚器官や発声器官の発達が不十分、あるいは、精神障害や発達障害によって、社会生活や対人関係に支障をきたしてしまう者』に関する諸問題は、本書では扱っていません。ご了承ください。
コミュ障の定義
自己肯定感の低さと自尊心の高さが、ひとつの心の中でせめぎあっている人
なるほど、言い得て妙ですね。わたしも『コミュ障』を自認しているので、よくわかります。
たとえば、学生時代のある3年間は、ひとりでお弁当を食べていました。屋上やトイレに逃げこむことなく、教室のなかで堂々と孤立していたことを、いまでも誇りに思っています。
この精神は、現在に至るまでわたしのなかでそっと息づいており、いまだに社会生活のなかで無力感に襲われ、たびたび人生の停滞を繰り返しています。(つд⊂) ナイテナイヨ……
豊富なコミュ障&ぼっち事例
前半では、著者の人生において味わった、さまざまな屈辱と悲哀が紹介されています。単なる愚痴にならないよう気をつかって書かれており、見事な『コミュ障&ぼっちあるある大辞典』の様相を呈しています。
・急に人が嫌いになってしまう。長続きできない人間関係
・孤独が楽なのに、寂しくなって人と話したくなる自己矛盾
・友達が一瞬でいなくなるブラックマジックワード 友達いないし
・ マイナス のフィルターに汚染された思考回路
・なぜ生きることはこれほど しんどい のか
これらは50項目あるうちの一部ですが。実体験をもとに、コミュ障やぼっちのパターンを徹底的に洗い出しています。それらを踏まえた上で、著者は解決策を提示しています。
・人間関係に真剣になりすぎるからうまくいかなくなる
・人間が好きだった頃 を思い出す
・無償の愛をくれるのは両親だけ と割り切る
・理想のペルソナ を作って演じてみる
・信じて裏切られるのは普通 と腹をくくる
けっして『上から目線』では書かれていません。
コミュ障やぼっちは、かならず心の中に1冊の本を秘めています。胸中の奥深くにひそむ涙と苦悩の結晶は、本書とおなじような内容のはずです。わたしは、答え合わせのつもりで読み進めました。
戦略的なコミュ障になろう!
本書は、よくある自己啓発本とは異なります。『より良く、気楽にコミュ障として生きていく方法』の解説に重点がおかれているからです。
『あとがき』によれば、様々な知恵と努力によって自身のコミュ障に向かい合ってきた著者が最後に選んだのは――なんと『孤独(ぼっち)』でした。
三つ子の魂百まで。コミュ障として育った人間は、たいていはコミュ障として生きてくしかない。ならば、万人に共通する性質を理解しよう、せめて苦痛を和らげる工夫を身につけよう、無理のないペルソナ(仮面)を着けてでも社会参加しよう、等々。
いわば『戦略的なコミュ障・ぼっち』論とも言える内容に仕上がっており、自分のこれからの人生にも活かしたいと思いました。
Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)
- 人間嫌いの理由~自称・コミュ障とぼっちが自分を理解するためのリスト50
- 著者:MMミリオンセラー
- 価格:250円
- 読了にかかる時間:約2.5時間(個人差があります)
- 「役に立つ」度
- ★★★★☆(4)
- 「自伝」度
- ★★★★☆(4)
- 「満足」度
- ★★★★☆(4)
- 「総合」
- ★★★★☆(4)
著者について
MMミリオンセラーさん。Kindle出版でミリオンヒットを目指し、日本の出版界に風穴をあけるインディーズ・パブリッシャー 。
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