こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。

ざっくり言うと


・売れている個人作家たちのインタビューが読める
・机上の空論ではない、海外ノマドを実践している人たちのリアル
・優れたセルフパブリッシング本のダイジェストをいくつも収録

ネット出版部マガジン LAPIS(ラピス)vol.2 世界を目指すサムライSP (ネット出版部マガジンLAPIS)ネット出版部マガジン LAPIS(ラピス)vol.2 世界を目指すサムライSP (ネット出版部マガジンLAPIS) [Kindle版]
相原ユタカ (その他, 寄稿), 大石哲之 (その他, 寄稿), 森山 たつを (その他), いちたかし (その他, 寄稿), さとみ由奈 (その他, 寄稿), 茶蟻 (その他, 寄稿), 鈴木 秀生 (著, 寄稿), ウザワ・K (著, 編集, イラスト, 寄稿, 写真), 森山たつを (寄稿), 鶴田千佳子 (寄稿)
出版: ネット出版部 (2013/11/1)

秋号のテーマは、「世界を目指すサムライSP(セルフパブリッシング)」。

セルフバブリッシングとともに、世界を舞台に新たなキャリアを切り開こうとするパブリッシャー達にフォーカス。

生き方、働き方のモデルが変わりゆく中、先駆的実験を続ける冒険者たちを大特集。

※製品版は、タテ書きです。下記プレビューはPC向けです。

若きサムライたちの近況報告


本書のテーマは、ズバリ『サムライ・セルフパブリッシャー』。

この聞きなれないフレーズが意味するのは、国内だけにこだわらず活動している無名の日本人たちが、KDPを筆頭とするセルフパブリッシングを活用して情報発信をおこなっているという知られざる現状です。

本書『LAPIS(ラピス)vol.2』は、好奇心とバイタリティの赴くままに行動して、日本を含む世界各国をフィールドにしている人々が集まって作りあげた、新しい試みのデジタル雑誌です。

最強のノマドビジネスマン


大石哲之さん。作家・コンサルタント。日本の就活や労働観に関する優れたオピニオンを発信しているブログ『ノマド研究所』を運営している人気ブロガーでもあります。

本書には、最新刊『英語もできないノースキルの文系学生はどうすればいいのか?』発売記念インタビューが収録されています。

『英語もできない~』のダイジェスト版も収録されており、その突き放すような書名を良い意味で裏切るような、大学生や若い社会人の読者へむけた提言を読むことができます。

日本人初のバングラディシュリーガー


相原ユタカ。1979年生まれ。東南アジアのプロサッカー選手。

高校卒業後、一般企業で働いていたものの、サッカー選手になりたいという情熱を抑えきれず、タイやバングラディシュに移住してしまった顛末をまとめた『相原ユタカの“年収3万円!プロサッカー選手放浪記”バングラディシュ編』の抜粋が収録されています。

著者の相原さんは、ほとんど英語が喋れない状態でタイに移住。はじめはストリートサッカーで名前を売って、最終的にタイのプロチームとの契約を勝ち取ります。

その後はタイのリーグだけに留まらず、バングラディシュのリーグにおいて、日本人初のプロサッカー選手としてデビューを達成しているという、まさにサムライです。

きっとハズレなし!


ほかにも、海外就職研究家でおなじみの森山たつをさんによる近況報告や、2013年9月に開催された『むかしの読書端末、電子辞書大集合』というイベントの講演書き起こしも収録されています。(リンク先のレポートよりも詳しい内容なので、読み応えあり!)

本書『LAPIS(ラピス)vol.2』は、ビジネス系のKDP本の試し読み雑誌ともいえますが、単なるダイジェスト版にとどまらず、セルフパブリッシャー(個人作家)のインタビューやオリジナル連載エッセイなどが収録されています。

寄稿している大石さんや森山さんは、Kindleストア等において、それぞれ1万部以上の販売実績があります。つまり、大勢の読者による厳しい選別のなかで個人出版を重ねており、品質が保証されているようなものです。

しかも出血大サービスの99円なので、KDP本に興味はあるけれど、出版社を経ていない個人作家たちの電子書籍コンテンツにカネを出すのをちょっと……というセルフパブリッシング本を未体験の読者にはうってつけの1冊だと思います。

Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)

「海外就職」度
★★★★☆(4)
「KDPカタログ」度
★★★★☆(4)
「満足」度
★★★★☆(4)
「総合」
★★★★☆(4)



著者について


鈴木 秀生さん(@hidedy)。『すずき・ひでお』と読みます。「トーハン(出版取次)」→「eBookJapan(電子書籍ストア)」→「ボイジャージャパン(コンテンツ制作)」という、出版と電子書籍の最前線を渡り歩いてきた、現役バリバリの業界人です。


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出版: ネット出版部 (2013/8/15)

・レビュー有り
新しい生き方を模索するセルフパブリッシャーたちの提言『ネット出版部マガジン LAPIS(ラピス)vol.1』



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