
おひさしぶりです! カンザキです☆
あと数日で新しい年がはじまりますね。
個人的な今年の思い出は、夏ごろようやくPaperWhiteデビューして読書がはかどるようになりました。著者のみなさん、無料キャンペーンならびにデータ献本ごちそうさまです。
休暇前にKindleストア冬のセールで何冊か仕入てみました。セール期間は1月5日まで。
以前提示しました12月の課題図書10冊に続き、これだけは読んで欲しい10冊をまとめますよ! 冬休みのおともにどうぞ。
Kindleの電子書籍って、そもそもどうやって読むの? 買うの? な方はこちらをご覧くださいませ(誤解している方も多いようですが、iPhone/Androidでも読めます!)。
それでは、1月の課題図書、いっきまーす!
写楽事件帖もどった男(レビュー)
写楽事件帖もどった男 [Kindle版]
本間 信一 (著)
出版: 本間信一; 1版 (2012/12/8)
江戸時代に活躍した浮世絵作家の有名どころといえば、歌麿、写楽、北斎、広重あたりでしょうか。
その中でも謎が多いとされる「東洲斎 写楽」がもしも名探偵だったら!? というお話。本格ミステリ好き、時代小説好きも満足できる深みある構成です。
写楽に興味が湧いたら、こちらへ足を運んでみては?
・大浮世絵展(1月2日~3月2日)/江戸東京博物館
法律事務所×家事手伝い 1 不動正義と最初のスイーツ(レビュー)
法律事務所×家事手伝い 1 不動正義と最初のスイーツ [Kindle版]
川口 世文 (著)
出版: マイナビ (2013/3/8)
働きたくない主人公、不動正義のライトミステリーシリーズ。関連書籍は、続編6作と副読本が出ています。シリーズ通してファンがついていて、人気の理由は読めばわかります。あわせてどうぞ。
下記のつぶやきがきっかけで記事のツイートが拡散しました。弁護士の先生方、お疲れ様です。
カピバラ@prejurist
http://t.co/n7OdRbsdhK
2013/11/29 17:25:13
「働きたくない司法浪人」が主人公のミステリーですが、働きたくない度合いでは、TLにいる弁護士先生の(以下検閲が入りました)
ブラジル妖怪と不思議な話50(レビュー)
ブラジル妖怪と不思議な話50 [Kindle版]
野崎 貴博 (著), 田中 良平 (イラスト)
出版: シロウプレス; 3版 (2013/5/5)
妖怪話や民話が好きなら必読です。日本の妖怪は国内の文化に根付いた由来が多いですけど、こちらは移民の国。人も文化も入り混じっており、それがまた不思議な話の材料になっています。
好意的なレビューがありましたので借用します。
いいですよ、この本! モンスターとか、妖精とかとは、ちょっと違う。たしかに、妖怪なんですよ。ブラジルは、移民の国でもありますから、いろいろな文化が混じり合ってますよね。そこから生まれて、にょきにょきと進化した怪しい命が感じられます。ぜひ、読んでください! 読みやすい本ですし、あっという間に読んでしまいましたよ。(Amazonレビューより)
わいるど・わんだふる(レビュー)
わいるど・わんだふる [Kindle版]
笹野ちはる (著)
野生児OLかわいいです。窓から入ってきたりGをみね打ちしたり、世間知らずだけど天然で憎めなかったり餌付けできたり。4コマまんがなのでスムーズに読めたのと、全ページ数にボリュームが感じられました。
試し読みはKindleのほか、ニコニコ静画でも可能です。
小崎太一@kzktchp
@chihasasa 笹野ちはる『わいるど・わんだふる』おー面白かったです。個人的にはシロ姐さんがストライク!でした。顔や仕草だけでなく、柔らかな体のラインがものすごく表情豊か。他の動物たちもよかったです。そういえば犬いなかったな。勿論?人間たちもほのぼのとしてて笑えました。
2013/12/20 12:00:16
愛を下さい(レビュー)
愛を下さい [Kindle版]
香取俊介 (著)
出版: 香取俊介; 1版 (2013/6/23)
著者の香取俊介さんは、NHKを経てフリーの脚本家・作家・ノンフィクション作家になりました。2013年12月現在、71歳。つんどく速報にてレビューしたセルフパブリッシング作者のなかでは最高齢です。
ドラマの脚本を書いていた経歴からでしょうか、登場人物に躍動感が感じられ、心理描写はリアリティがあります。主人公みたいなタイプってクラスに1人はいそうな感じ。
牛野小雪@cowfieldtinysno
『愛を下さい』サイコ&センチメンタルな女子大生の恋愛日記/つんどく速報
2013/12/20 17:27:44
71歳でも小説書けるのか。なんだか勇気が出てくるな。
http://t.co/97uD9qFsvF
ヒトとキ(レビュー)
ヒトとキ (ヒトトキ) [Kindle版]
猫鰯ひろき (著)
出版: 夢花書房 (2013/12/2)
こちらはセルフパブリッシング作者の中では若年組。現役高校生で、表紙イラストを描いたのも同じ学校の友人。若さとは……。
受験勉強をしながら活動しているとのこと。ブログも拝見しましたが……年明けすぐ試験の様子です。続編と受験、両方応援しています。
・どうせ誰もいない 独りきりのクリスマスイブ /夢花書房公式ブログ! 猫鰯ひろき
猫鰯ひろき@夢花書房@hirokikuroneko
来年の1月にもらえるお年玉で
2013/12/26 10:11:46
「ヒトとキ」を印刷してもらいます
20~30冊は印刷してもらいますので
欲しい人は言ってください
(予定です)
東京フラッパーガール 1(レビュー)
東京フラッパーガール 1 [Kindle版]
杉浦絵里衣 (著), 宗像久嗣 (イラスト)
出版: FLAPPER LABEL; 1版 (2013/11/14)
時は昭和ゼロ年代、乙女は華族。「大正ロマン」「昭和レトロ」などのキーワードが好みの方へおすすめです。当時の流行の描写に力が入っています。
女性向けロマンス小説の部分もありますが、人情ドラマも含むエンタテイメントです。
なんとなくミステリーものなのかと思ってはいたが、蓋を開けてみれば正統派エンタメ小説といったところか。
時代考証もしっかりしてるし、ビックリさせるような仕掛けはないものの安定した面白さがある。
最初の方で作りが甘いかなと思わせて後で筆者の術中に引っかかっていただけということに気づく(笑)。
事件のスケールも徐々に大きくなり、読みやすさにも気遣いが感じられる。
KDPの個人作家の作品としてはかなりの秀作だと思うので読んだユーザーはもっとレビューを書いたらいいのになとは思う。
まだ続きがあるみたいなので楽しみに待ちたい。この内容で250円なら買いだ。間違いない。 (Amazonレビューより)
こちらでインタビューに答えています。
・『東京フラッパーガール』杉浦絵里衣さん 「セルフパブリッシングで注目の、あの作家に聞く」/DOTPLACE
公共事業婚活天使(レビュー)
公共事業婚活天使 [Kindle版]
新谷明弘 (著)
出版: 新谷明弘; 1版 (2013/4/28)
3つの短編まんがが収録されています。同人誌として出版されていたものをセルフパブリッシングしたようですね。ほかの作品もKindleストアで販売しつつ、印刷版は同人誌即売会に持ち寄っているようです。同時にほかの作品も拝見しまして、自転車旅本「東京から広島まで走ってみた。」も面白かったです。
新谷明弘@dex_as
まだちょっと先だけどのんびりしてるとあっという間にやってくる、そんな2月のコミティアは、スペースA15b「新谷明弘」です。新刊は、「ありす2012・13」 の予定。
2013/12/25 13:11:53
コーリャン@BO黄金聖闘士@vst_koryan
新谷明弘先生の「東京から広島まで走ってみた。」の試し読みを見てるけど、「斑鳩寺」の標識の次のコマで「縦シューの画面のように綺麗だ……」ってセリフが入っててフイタ
2013/12/08 15:58:30
くず@kuzu_doh
あれ、新谷明弘の本kindleになっとるのか…期末試験前也とか読みたかったんすよね
2013/12/06 01:36:17
僕は小説家(レビュー)
僕は小説家 [Kindle版]
新庭 一 (著)
主人公は元小説家です。7冊書いており、5冊がミリオンセラーになっているので十分な権利収入がありそうですが……。10年前に筆を置き、奥さんに逃げられて離婚、定職に就かず小説も書かず今に至ります。ざっくり想像する限り、生活環境はニートに近いですね。
遊び暮らせる主人公ですが、『元』作家というのが彼を苦しめます。
小説家なのに小説を書く意欲がわかない。
アイデンティティ崩壊の瀬戸際でうだうだすること、10年。
周りの期待が高かった分、周りが離れていくのも早かったようで。
そんな主人公が、自分のアイデンティティを再確認して、取り戻していく。そういう物語です。
読み終わってから、ふと「高等遊民」という言葉を思い出して、シチュエーションは違うけど、夏目漱石の「それから」的なお話だなぁと。そんな感想が浮かびました。
そういえば昔、小説書いてみたことあるなぁと心当たりのある方(実は、私も。)におすすめです。 (Amazonレビューより)
セルフパブリッシングbot@SelfPub_bot
『残念な聖戦』を読んだことがある人は、これにも目を通してみると発見があるよ。 / もしも、村上春樹がスランプに陥ってしまったら?『僕は小説家』 - つんどく速報(電子書籍の感想・レビュー) http://t.co/NIjL1pGPqf
2013/12/13 12:29:42
お前たちの中に鬼がいる(インタビュー)
お前たちの中に鬼がいる [Kindle版]
梅原 涼 (著)
出版: 主婦の友社 (2013/11/14)
2013年最も売れたセルフパブリッシング本といえばこちらでしょう。つんどく速報で5月7日にレビューして以来、月間売上ランキングは5月期・6月期で二冠獲得。その後もしばらくランキング内にいました。
そして11月14日に大幅加筆修正して書籍化。電子版を読んでいた方の再読を促しているほか、平積み陳列した店舗が多かったことから、書店で表紙買いする新規読者も多いようです。
加筆修正されたバージョンは、出版と同時にKindleでも販売されています。読み比べてみるのも楽しいかもしれません。
出版を記念して梅原涼さんへインタビューしましたのでどうぞご覧ください!
さいごに
以上、Kindle歴1年を超えた私が「これは入れとけ」って言いたい電子書籍でした。
あわせて10冊。合計金額は2899円です☆
※価格は2013年12月28日現在の金額です。
いずれもつんどく速報イチオシのKindle版電子書籍です。ぜひお手にとってご覧くださいね。
ここまで読んでお気づきだと思いますが、先日より、つんどく速報はリニューアルしました(PC版先行で)。このデザインでさまざまな書籍を紹介していきますので、来年もよろしくおねがいします!
それでは、よいお年をお迎えください!
月月火水木キンドる☆
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