こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。
・きっかけは綾波レイの部屋を見て
・Gの恐怖。捨てる快感に目覚めた日
・捨てたい病は、いろいろはかどる
つんどく速報ライター☆イマガワです。
ざっくり言うと
・きっかけは綾波レイの部屋を見て
・Gの恐怖。捨てる快感に目覚めた日
・捨てたい病は、いろいろはかどる
モノを捨てよ、散歩に出よう [Kindle版]
鳥居 とり (著)
出版: とり書房; 1版 (2014/1/10)
これは、とある捨てたい病のエッセイです。「こうすれば捨てられる!」といった、マニュアルやハウツーは載っていません。
ただ、自分が捨てたい病になったあらましや、持ち物を減らすとけっこう快適に暮らせるよ!という話を書いています。
収録内容
・捨てる快感
・片づけない人という反面教師
・散らかった家
・思い出は、自分で選ぶ
・綾波レイの部屋
・ご趣味は?
・お散歩さんぽ
・4畳半、フローリング、南向き
・捨てたい病の人におすすめの本
※製品版は、ヨコ書きです。下記プレビューはPC向けです。
理想は、綾波レイの部屋
コンクリートむきだしの壁や床。パイプのベッド、小さな冷蔵庫がポツンと。いつも夏服。ミニマム。最小限。
著者の鳥居さんが中学生の頃。TVアニメ版エヴァンゲリオンが流行っていました。しかし。当時、地元でエヴァは観られなかった。
仕方がないのでアニメージュを買います。エヴァ本編の場面カット。それは綾波レイの部屋でした。
やばい。この部屋、無駄がなさすぎる。
ひとつの理想像にめぐりあえた瞬間です。
身近な片付けられない人
それは誰か? 鳥居さんのお母さんです。片付けられない人。とくに冷蔵庫の中がひどくて。いつも、なにか、腐りかけ。げっそり。
冷却しているとはいえ、本質的には生ゴミ発生装置です。どうなるか? 産めよ殖やせよ、来るものは拒まず。キッチンを中心にしてあの虫が大量発生しました。
自宅内を跋扈するあの虫の存在に耐えられなかった鳥居さん。せめて自分の部屋だけでも守ろうと決意し、モノを捨てまくったそうです。
あれ? もしかして、全部いらなかったんじゃないの?
部屋のなかに何もなくなったとき。Gの苦界に身を置いていた少女著者は、悟りを得たのかもしれません。
こんにちはキンドル
モノを捨てまくる。部屋がさびしくなる。どうする。散歩する。それでいいじゃん。なんという自然体!
綾波レイの逸話にも驚きましたが……。年若い頃から、すでに何らかの境地に達していたのかもしれません。
むかしの禅僧(雲水)は。持鉢、経本、カミソリだけをおさめた袈裟文庫ひとつぶらさげて修行の旅にでます
財布、Kindle端末、女子セット━━鳥居さんほどの高位者ならば、あとはスマートフォンくらいで足りるのかもしれません。(想像)
一時期。捨てたい病が高じて、好きだった読書すら億劫になったそうです。しかし。Kindleの登場によって。鳥居さんは、読書という趣味に戻っていきます。
感想
わたしは片付けられない男です。終始、責められているような気持ちで読みました。けっしてイヤな気分ではなく「ごめんなさい。ごめんなさい。」と心のなかで念仏を唱えながら。
捨てたい病。わたしのような捨てられない人間からすれば、悟りにも似た境地であり、それを実践しているお方のエッセイ。
ありがたや、ありがたや。読み終えたあとの勢いを借りて、部屋のそうじをしました。
Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)
- モノを捨てよ、散歩に出よう
- 著者:鳥居とり
- 価格:100円
- 読了にかかる時間:約40分(個人差があります)
- 「捨てたい病」度
- ★★★★☆(4)
- 「性分がうらやましい」度
- ★★★★★(5)
- 「満足」度
- ★★★★☆(4)
- 「総合」
- ★★★★☆(4)
著者について
鳥居とりさん(@ToLi_Torey)。『とりい・とり』と読みます。6歳からの谷山浩子ファンで、捨てたい病。ブログ『かくれんぼ戦略』の中の人
本人インタビュー
【KDP最前線】これであなたはわたしのもの「秘密の宝物」を執筆した”鳥居とり”さんにインタビュー | きんどるどうでしょう
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