こんにちは。つんどく速報☆イマガワです。

さいきん、電子書籍における最大の利点は フォントサイズを調節できること にあると、しみじみ実感しています。もしかして、老眼キテるのかな……(´・ω・`)


さて、つんどく速報では、読者からの自薦・他薦を受け付けているのですが、毎日たくさんの情報を寄せていただいており、読むのが追いつきません! ありがとうございます!
そこで、いただいた推薦本のなかから、熱いコメントが寄せられた本を厳選してご紹介いたします。

本来であれば、編集部が読んでからレビューするのが「つんどく速報」のスタイルなのですが、おもしろそうな本の紹介を長い間ため込んでしまうのも申し訳ありませんので、推薦文を添えてここに掲載いたします。

それではどうぞ!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ いまおかっ! 30%OFFキャンペーン ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
←この本面白いよ
(2014-02-24)



内容紹介
『音スイッチ』から始まる変な世界、お笑い小説第一弾登場!!!

今、世界はおかしな事になっている。
『あの音』のせいだ。

どう、おかしくなってるかって? それはすぐに分かる。
さあ、耳を澄ませて……。

ページ数:250ページ前後 (通常の文庫本、17行*40文字換算)

自薦コメント
バカとテストと召還獣、生徒会の一存といったコメディ系に近いかと思われます。

そういったエンターテイメントを好む層へのアプローチが重視されている為、コメディ、お笑いを中心に構成されており、全体を通して手軽に読めるライトノベルになっています

コメディ系ライトノベルという看板どおり、1ページあたり1個の割合でギャグが挿入されています。主人公のテンション高めで、えええええええ、とか、うおおおおおおおおおお、とか叫んでおります。

モノクロ挿絵も有り。サンプル冒頭を読むかぎり、ギャグのキレは悪くありません。以前は『小説家になろう』で掲載していたようです。


浮遊人
竹内鮭鱒
出版: 竹内鮭鱒; 1版 (2014/1/29)



内容紹介
舞台は、この宇宙のどこかにある星の島。

髪の毛の青さから、故郷から疎外され、マングローグ林で師に拾われた少年。師に「ルサンゴ」と名付けられた少年は、新しい場所で死体処理士として働いていた。

集落がにぎわう夜、師が恋人の死体を持ち帰ってきた。 悲しむ師を慰めたのは、自分ではなく、名前も知らない不気味な男だった。

不確定な流動世界で命あるものとして生まれた少年が、死に絶えるまでの物語。

自薦コメント
「浮遊人」は、連続する短文で綴られた幻想小説です。挿絵が70枚あります。より読みやすく、この世界を感じやすくするために描きました。

心を閉ざした少年を語るために、多くを語ることをやめた作品です。普通の小説とは違う感覚をお持ちになるかもしれませんが、どうぞお楽しみください。

自然のあるがままに生きる、架空の島に住む人々たちのスケッチ。

口承文学を連想させるよう雰囲気もあり、色鉛筆で描いたような淡いカラー挿絵と相まって、非日常的な感覚を味わえるのではないでしょうか。


メタルハート
塔ノ沢 渓一
塔ノ沢渓一
出版: 塔ノ沢渓一; 1版 (2014/1/31)



内容紹介
ろくでなしの主人公トオルに思いを寄せる二人の少女がいた。

二人はトオルにアプローチするが、トオルには他人の気持ちを理解するような心の機微は持ち合わせがない。全く勘違いして嫌がらせか何かだろうと推測する。

友人の「両方とも付き合ってやると言えば近寄りもしなくなるだろうね」というアドバイスを真に受けて実行する。

自薦コメント
『メタルハート』はライトノベル系学園モノラブコメです。ろくでなしの主人公を巡る三角関係の話です。毒のある主人公で書いてみました。

冒頭は、美少女が男性主人公を起こしにくる━━という、お約束な展開なのですが。やたらと文章に貫禄があります。巧いです。

陳腐な喩えで申し訳ないのですが、谷川流っぽい印象を受けました。素地がラノベ畑ではない感じ。著者は、塔ノ沢渓一さん。バックグラウンドが気になりますね。

ちなみに『小説家になろう』作家です。現在、別作品を連載中。


九十一歳の春
三田信夫
出版: 三田信夫; 2版 (2013/12/2)



内容紹介
この物語は、今から8年前に、次男である息子の私が、91年間にわたる母親の姿を描き挙げた実話です。

母の姿を通し、去りゆく戦争や認知症といった重大なる家族の諸問題に着目しながら、8年後の今また、「人間とは」を問うた実話小説です。

自薦コメント
キミたち若者はよく言ってたよね。「俺たちは戦争なんか知らない」「私たちに戦争のことも教えて」って。

いまの日本は、戦争の実体験無き政治家たちが先に立ち始め、国益や世界平和への手伝い、とばかりに戦える国いわゆる再び戦争ができる国へと進もうとしているのです。

それでも、私は、まだここで、本気でキミたちに勧めたいと思います。「戦争の真実」につき、一日も早く、若者たち皆さんが気付いてくれさえすればまだ間に合うと。

初版は2005年。『九十一歳の春―母のパラオとアルツハイマー』の題で、文芸社から発売していたものを、このたび電子書籍化したようです。

文芸社。つまり自費出版なのですが、それなりの費用を拠出してまで1冊の本に残したい━━著者である息子さんの執念というか熱量は、並の小説家志望たちを圧倒することでしょう。力作です。

ちなみに。初版時に『九十一歳』だったお母様は、今年で99歳を迎えるそうです。おめでとうございます。


神様の立候補/ヒーローで行こう!
栗林 元
出版: 栗林 元; 2版 (2014/2/7)



内容紹介
衆議院総選挙を舞台にした作品。

主人公・西本は地方新聞・東海新聞の専属広告会社の営業。彼に下された使命は、泡沫候補の新聞用選挙広告を法定回数五回分を全て東海新聞の扱いで獲得すること。

選挙広告の扱い件数は新聞の信頼度を計るバロメーター、他紙の専属広告会社も黙ってはいない。

さらに問題が一つ。その候補者は、「龍神様のお告げで立候補を決意した」というおばあちゃんだったのだ。

自薦コメント
新聞広告の内側をユーモアたっぷりに描いたこの作品は、平成三年三月の「第二回ビジネスストーリー大賞」(テレビ東京主催・日本経済新聞社後援)で佳作入選した小説に加筆したもので、今回が初公開。

地方新聞の専属広告代理店というニッチを扱っている職業小説。トンデモな泡沫立候補者が出す新聞広告を獲得するため、営業マンたちがドタバタを繰り広げる内容のようです。

第二回ビジネスストーリー大賞』という、1991年に日経とテレ東が主催していた新人賞において佳作入選しています。その前年におこなわれた衆議院選挙を題材にしており、小沢一郎氏が自民党幹事長を務めていた時代です。


あとがき


『小説家になろう』関連が2件、過去に発行した自費出版物の電子化が1件、小説賞への応募作が1件、書き下ろしが1件。日本におけるセルフパブリッシングの現状をあわらしているかのようなラインナップです。

とくに『なろう』出身者の作品クオリティは高すぎず低すぎずなので、潜在的な購買力を感じさせます。なろうの読者と共にKDPへの流入が増えれば、Kindleストアのベストセラーランキングにおいて、ユニークな光景が見られるようになるかも。楽しみです。


つんどく速報では、熱い推薦をお待ちしております。


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