こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。
どもども。和風アイアンマンです
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ざっくり言うと
どもども。和風アイアンマンです
「なんだ? どういうことだ?」
両腕をもがれたお夏MK2が、地面に無惨に転がっているのだ。
そして、すぐそばに立つお春改が不気味な笑みを浮かべ、お夏MK2を見下ろしていた。
「あれは、お春改じゃない……。ドッペルゲンガーか?」
「秋のオッサン」こと早乙女多門(37歳、バツイチ)は、 全高33メートルの日本人形型巨大ロボットのお秋とともに、 新たな怪異「ドッペルゲンガーお春改」に立ち向かう。
第1巻「お春改」、第2巻「お夏MK2」につづく、オカルト系巨大ロボットシリーズ第3弾。
※製品版は、タテ書きです。下記プレビューはPC向けです。
シリーズあらすじ
関東大霊障と呼ばれる超常的災害によって、東京が壊滅━━多くの日本人が呪いによって絶命。霊的干渉が原因で、あらゆる文明の利器が動作不良によって無効化します。
『関東心霊庁シリーズ』は、なおも迫りくる心霊相転移や移動性霊障という脅威に対抗するべく開発された心霊ドライヴ搭載の『巨大な呪い人形』と、人形乗り━━ロボットパイロットたちの群像劇です。
【参考リンク】前作のレビュー
・自走式人形お春改
・自走式人形お夏MK2
今度の敵は、おなじニンゲン
やってきました、第3弾。今回は『お秋』。四季シリーズにおいて、もっとも巨大で強力な機体です。
操縦者は、早乙女多門(さおとも・たもん)。男性。37歳、バツイチ。温厚なベテラン人形乗りであり、頼りになるオッサンです。
これまでの2作においては、人形乗り━━ロボットパイロットの悩みや葛藤を通じて関東心霊庁の活動を描いてきました。しかし、今回は趣向が異なります。
前2作は、生者VS亡者の戦いでした。しかし今作では、ニンゲン同士が死闘を繰り広げます。
邪神教団の残党たち
前作にも登場して、ほぼ壊滅したはずの『邪神教団』。人類の脅威であるこの世ならざるものを崇拝する組織の残党たちが、おそるべき計画を実行します。
ズバリ言えば、関東心霊庁の元研究者や元人形乗りを抱きこんで、心霊ドライヴと同等の駆動機関を備えた巨大ロボットの開発に成功します。四季シリーズ破壊作戦が実行に移されるのです。
感想
心霊庁VS邪神教団。おなじ生者であっても、考え方は真逆です。
必死で生きようとする、人類を守ろうとする関東心霊庁のスタッフたち。
狂信を成就するための生贄として、よろこんで我が身を捧げる教団信者たち。
希望と絶望。駆り立てている情熱は違えども。退廃的な世界で生きる人々における、譲れない理念のぶつかりあいを描いたオカルトSF小説です。
さらに! 毎巻恒例の、巨大ロボットによる激しい取っ組み合いや殴り合いシーンもたっぷり収録しています。
Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)
- 関東心霊庁除霊局/自走式人形お秋ver.3.0 (四季人形シリーズ)
- 著者:じぇんじぇん
- 価格:99円
- 読了にかかる時間:約2.5時間(個人差があります)
- 「アニメ化希望」度
- ★★★★☆(4)
- 「オカルトSF」度
- ★★★★★(5)
- 「満足」度
- ★★★★☆(4)
- 「総合」
- ★★★★☆(4)
著者について
じぇんじぇんさん(@rx78jenjen)。漫画家。産経新聞社発行の『夕刊フジ』(水曜発売号)にて『ラブホ戦記』というエッセイマンガを連載中。
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