こんにちは。つんどく速報☆イマガワです。
開催中の『漫画「バキ」シリーズ113冊を48時間限定で無料公開』キャンペーンを満喫しています。マッチョが苦手なので今まで避けてきましたが、先読み困難なストーリー展開の連続に驚きました。

ちなみに。バキを知っていると『テラフォーマーズ』を10倍楽しめますね。再読しようと思いました。

さて、つんどく速報では、読者からの自薦・他薦を受け付けているのですが、毎日たくさんの情報を寄せていただいており、読むのが追いつきません! ありがとうございます!

そこで、いただいた推薦本のなかから、熱いコメントが寄せられた本を厳選してご紹介いたします。

本来であれば、編集部が読んでからレビューするのが「つんどく速報」のスタイルなのですが、おもしろそうな本の紹介を長い間ため込んでしまうのも申し訳ありませんので、推薦文を添えてここに掲載いたします。

それではどうぞ!


関係者関係者 [Kindle版]
Rootport (著)
出版: Rootport; 初版 (2013/11/20)

内容紹介
インタビュー形式の短編ミステリー小説です。
芥川龍之介『藪の中』や、宮部みゆき『不文律』のような形式で書かれています。

他薦コメント
ブログ『デマこいてんじゃねえ!』の中の人が書いた小説。いつもは扇動系の自己啓発記事ばかりなので、フィクションは新鮮に感じた。まあまあ面白い。

タテ書き。他薦コメントのとおり、はてなブロガーRootportさんの小説です。

本書は、ある不可解な殺人事件の関係者証言のみで構成されている短編小説。日本社会におけるタブーを題材にしています。

Rootportさんは、Kindleストアにおいて10タイトル以上のセルフパブリッシング本を販売中。



泡姫ありえない泡姫ありえない [Kindle版]
毒牙夜蝶 (著)
出版: 漆黒蝶文藝社; 3版 (2014/3/9)

内容紹介
リストラになった。デリヘルを。二十五歳にしてリストラの浮き目にあったデリ嬢、アリエルは自分の存在意義に苦悩する。

引退までの猶予期間、作家志望の会社員である森と身体を重ねるにつれて、彼女は小学生時代に抱いた罪の意識から逃れられていない事に気づきだす。少女は見えない鎖となり、何も知らない二人を引き合わせていた……。

油断してると泣かされる、KDP発のエロいい話、ここに降臨!

自薦コメント
傷ついても転んでも、泥だらけになっても、誰もが誇りを持って生きていける。そんな思いをデリ嬢のアリエルに託し、思いのままに物語を描きました。本作をご査収いただければ幸甚でございます。

タテ書き。著者名は『毒牙夜蝶』ですが、セルフパブリッシング作家・月狂四郎さんの別名義です。本書は、ブログ記事から派生した企画(?)です。

オネエKDP作家毒牙夜蝶氏インタビュー
オネエKDP作家毒牙夜蝶氏インタビューその2
オネエKDP作家毒牙夜蝶氏、まさかの新作を発表

事の発端は、月狂四郎さんの『秘伝 いとも簡単に語彙を増やす方法』に寄せられた、低評価カスタマーレビューです。よっぽどアタマにきたのでしょう、フィクションという形式を借りて無責任な匿名レビュワー達に反撃を試みています。



シルバーブラストシルバーブラスト [Kindle版]
水月さなぎ (著)
出版: 水月さなぎ; 1版 (2014/1/18)

内容紹介
レヴィ:というわけでこの本の紹介です。この物語は、引退した宇宙戦闘機操縦者であるこの俺が、七年前に助けた少女、マーシャと再会してもふもふするお話です。以上!

マーシャ:違う!

レヴィ:え? 違うのか?

マーシャ:それじゃあもふもふだけじゃないかっ!

レヴィ:もふもふだけだろう?

マーシャ:はあ……(ため息)。私からも補足を。この話は最強の戦闘機操縦者であるレヴィをなんとか宇宙に引き戻そうと私が苦労する話でもある。引退して地上で運び屋をしていたレヴィに依頼して宇宙船に対して再び興味を持つように仕向けたり、レヴィ専用の戦闘機を用意したりとそれなりにアピールを続ける私の奮闘話でもあるな。

自薦コメント
ジャンルはSFコメディであり、恋愛要素も少しだけあります。

深い物語で感動させるよりも、愉快な物語でけたけたと笑ってもらえるような、純粋な娯楽小説を目指しています。 読み終わった後に「あー、笑った笑った!」と言ってもらえれば一番嬉しいです。

SFライトノベル。タテ書き。個人でバイク便を営んでいる元戦闘機乗りが主人公。

居住可能惑星というキーワードが登場しており、宇宙規模でストーリーが展開するようです。電脳魔術師(サイバーウィズ)と呼ばれている凄腕ハッカーが登場したり、おもしろそう。

ブラック・ラグーン』『トランスポーター』など、運び屋がトラブルに巻き込まれて云々という設定のフィクションは好きです。



アンティキティラの星の人々―ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・レトロフューチャー―アンティキティラの星の人々―ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・レトロフューチャー― [Kindle版]
葦原葭彦 (著)

内容紹介
地球を中心にすべての天体が回転する完璧な宇宙、神の言葉に背かない太陽系のわれらが星では、理想の思想、イデオロギー、社会形態である共産主義がいまなお勢力を誇り、米ソによる永遠の冷たい戦争が継続される昭和70年(1995年)12月、

一体のアンドロイド政治家が、新設された火星コロニーの初代大統領選に出馬し、激しいキャンペーンの最中、 アメリカ共和党の実力者であるもう一人の候補を抑えて、選挙戦を有利に進めていた。

その頃、第一次火星植民者資格の厳しい審査を突破したプラヤースは、火星での就職面接のため、日本から月を目指す宇宙船の船内にいた。プラヤースが面接を受けるタナカ社は、大統領候補のアンドロイド・ロボットを製作した、世界的ロボット企業だ。

世界中でも稀有な植民者資格を持つプラヤースは、タナカ社への就職はほぼ決定的で、意気揚々と月への旅路にあったのだが――月で彼を待ち受ける、タナカ社の開発部長プリスモは、アンドロイド大統領候補が予測した不吉な予言に頭を悩ませていた……。

プレコグ(予知)能力を持つ引退した老政治家、月にいる恋人を想う女性ジャーナリスト、大企業に抱えられた揉み消し屋、スラム化した月で宗教を隠れ蓑に活動するテロリスト、未来から来たとしか記憶がないまま教祖に祀り上げられる「青年」……

レトロフューチャーのそうあるべきだった世界を舞台に、彼らが絡み合い、またすれ違う様を描いた、群像劇です。

自薦コメント
日本忌』よりはかなりリーダビリティが高く、エンタメ寄りだと思います。

SF小説。タテ書き。本編のところどころで、架空の歴史や社会制度を、取り憑かれたように記述しはじめる。

当ブログでレビューした『日本忌』同様に、本書は知的興味をくすぐられる内容であり、わたしは好きです。

個人的な印象を述べるならば、葦原さんは『牟礼鯨さん』や『秋元カズヤさん』と同じカテゴリーの作家だと思っています。
ハイスペックな実力の持ち主だけど、その表現物を理解するためには相当な回数の咀嚼を要するため、ジャンル小説やマンガ全盛の現代においては、マジョリティの読者たちに見出されにくい、という……。



茨城県(つくば・土浦周辺)自転車の旅茨城県(つくば・土浦周辺)自転車の旅 [Kindle版]
とり (著)

内容紹介
この本は2泊3日というプランで、つくば・土浦周辺を自転車でめぐった旅行記&コースガイド本です。

日帰りでもコースを選んで走りに行けますし、1~2泊してコースを選んで走りに行く事も可能です。 使用した写真は約700枚にも及び、詳細なコースガイドとして仕上げました。

秋葉原からつくばまでは電車で約50分。上野から土浦なら約1時間10分という身近な距離にありながら
霞ヶ浦周回、つくばりんりんロード、つくば道、筑波山ヒルクライム、真壁保存地区、 つくば宇宙開発都市、土浦駅近くの亀城公園など様々な見所が存在しています。

自薦コメント
あまり知られていませんが、つくば・土浦地区は隠れた自転車の名所です。

本書では約700枚もの写真を使用して、右左折ポイントなどもしっかり押さえたコースガイド&観光ガイドブックです。

旅をする際に面倒な事前の下調べも、これ1冊読めば最小限で済むと思います。 そんな隠れた自転車処を余す事なく解説した1冊に仕上がっております。

ヨコ書き。当ブログでもおなじみ、とりさんの新刊です。趣味を楽しめば楽しむほどに著作が増えていくという、セルフパブリッシングの理想型を体現しています。

昨年は、ご自身のブログ『マッキータウンぶろぐ ~東京近郊自転車コースガイド~』の再録本を作ることによって肩慣らしを済ませて━━最近ではオール書き下ろしの製作体制が整ってきたようです。

既刊の売れ行きは上々の様子で、日本版KDPにおける個人作家として、ひとつのジャンルを確立しつつあります。




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