こんにちは!
つんどく速報ライター☆イマガワです。
・処刑人は現役警察官
・たった1冊のなかで1万人以上が殺される
・思わず笑っちゃう"B級"スプラッタ小説
現役の警察官である処刑人━━悪人専門の殺し屋が活躍する、連作の短編小説集。1話完結の物語を6編収録しています。
依頼を受けるのではなく、世界における罪と罰のバランス『血の天秤』の均衡を保つという使命を果たすべく奔走します。超常現象(オカルト)要素を含み、全編にわたって血と肉片が飛び交う内容です。
第1話の犯人は、暴行死した娘の父親です。その暴行事件はいまだ未解決であり、なぜか警察は捜査に消極的でした。
業を煮やした父親は、疑いのある暴走族メンバーを片っ端から惨殺することに決めます。6連のタイヤをそなえた巨大な殺戮乗用車『悪狼魑(おろち)』を駆使して、バイク走行中の不良たちに残虐な方法で死を与えるのです。
本書『血の天秤』の特徴は、リアリズムによって表現される惨殺シーンです。
不良たちが乗っているバイクや車ごと押し潰したり、高速発射した銛(もり)を人体に貫通させたあと思い切り引き抜くことで内臓ポロリしちゃったり。
殺戮車両には人間用シュレッダーを搭載しています。無数の刃物が絡みあい蠢いている箱のなかへ暴走族メンバーをブチこみます。このとき泣き叫びながら人肉ミンチになっていく光景の禍々しさといったら、もう……。
処刑人であり、死神刑事こと庸崎啓(ようさき・けい)は、第1話の事件を担当してすぐに、犯人(暴行死した娘の父親)の隠れ家を突き止めます。
しかし、見逃します。暴走族メンバー大量殺人に対する罪は問いません。現役警察官でありながら、クズに人権はないという立場をとっているからです。
死神刑事が実際に手を下すのは、第2話以降からです。
集団発狂をもたらす中学2年生の黒魔術師、排水管内を自由に移動できる特殊体質の暗殺者、毒ガスを全国に撒き散らすカルト教団、背徳都市ソドムとゴモラを国内において実現したエログロテーマパークを牛耳る闇社会の帝王など、選りすぐりの罪人たちと対決します。
6編の物語に共通するのは、テンポの良さです。もったいぶらず速やかにストーリーが進行します。
奇妙で陰惨な事件発生 → 死神刑事が出動 → 犯人と対決 → 手強い相手に対して意外な方法で決着をつける。こんな感じ。週刊漫画のごとき様式美とスピード感なので、全6話を一気に読み終えることができました。
人間シュレッダーをはじめとして、渋谷ハチ公前で何百もの人々が殺しあったり、未知の毒ガスによって1万人以上の人間が溶けちゃったり━━。読み進めるごとに悪趣味の度合いが増していく、笑える"B級"スプラッタ小説です。
Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)
狂気太郎さん。『きょうき・たろう』と読みます。90年代後半からホームページで小説を発表しつづけているオンライン出身の作家です。
2001年からは『灰崎抗』名義で、学習研究社から『想師』や『殺戮の地平』などの紙書籍を刊行。
以降も、ホームページにおいて自作小説を発表し続けています。→ 狂気太郎.net
日本版KDP以前から書き下ろしを含めた電子書籍をリリースしていましたが、このたび2014年3月24日に、狂気太郎名義では初の紙書籍『デビル・ボード』を発売します。
この作品は2009年に電子書籍として書き下ろされたのち、電子書店パピレスにおいてホラー部門1位を記録した最凶のデスゲーム小説です。
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つんどく速報ライター☆イマガワです。
ざっくり言うと
・処刑人は現役警察官
・たった1冊のなかで1万人以上が殺される
・思わず笑っちゃう"B級"スプラッタ小説
血の天秤 [Kindle版]
狂気太郎 (著)
出版: キリック (2012/1/1)
担当した事件の関係者が不審な死に方をしたり、行方不明になったりすることから「死神刑事」とあだ名される庸崎啓《ようさきけい》。本庁から地方に飛ばされてきた彼を、気味悪く思う同僚や上司は多い。
何を考えているかわからない無感情な瞳。どんな凄惨な現場にも動じない冷徹な言動。そして、捜査中ときおり取り出す奇妙な天秤の玩具……。
だが、庸崎の血塗られた本性に気づいている者は少なかった。法では裁けない悪を、不可侵だった悪の権力を、あるルールに従って断罪する処刑人という彼の本性に。
少女を暴行して殺した暴走族の一団を巨大ローラーで肉絨毯に変えていく『悪狼魑』など、死神刑事の無慈悲なる血の制裁を書いた全6編を収録!
※製品版は、タテ書きです。
オカルト&スプラッタ
現役の警察官である処刑人━━悪人専門の殺し屋が活躍する、連作の短編小説集。1話完結の物語を6編収録しています。
依頼を受けるのではなく、世界における罪と罰のバランス『血の天秤』の均衡を保つという使命を果たすべく奔走します。超常現象(オカルト)要素を含み、全編にわたって血と肉片が飛び交う内容です。
暴走族を皆殺し
第1話の犯人は、暴行死した娘の父親です。その暴行事件はいまだ未解決であり、なぜか警察は捜査に消極的でした。
業を煮やした父親は、疑いのある暴走族メンバーを片っ端から惨殺することに決めます。6連のタイヤをそなえた巨大な殺戮乗用車『悪狼魑(おろち)』を駆使して、バイク走行中の不良たちに残虐な方法で死を与えるのです。
本書『血の天秤』の特徴は、リアリズムによって表現される惨殺シーンです。
不良たちが乗っているバイクや車ごと押し潰したり、高速発射した銛(もり)を人体に貫通させたあと思い切り引き抜くことで内臓ポロリしちゃったり。
殺戮車両には人間用シュレッダーを搭載しています。無数の刃物が絡みあい蠢いている箱のなかへ暴走族メンバーをブチこみます。このとき泣き叫びながら人肉ミンチになっていく光景の禍々しさといったら、もう……。
クズに人権はない
処刑人であり、死神刑事こと庸崎啓(ようさき・けい)は、第1話の事件を担当してすぐに、犯人(暴行死した娘の父親)の隠れ家を突き止めます。
しかし、見逃します。暴走族メンバー大量殺人に対する罪は問いません。現役警察官でありながら、クズに人権はないという立場をとっているからです。
死神刑事が実際に手を下すのは、第2話以降からです。
集団発狂をもたらす中学2年生の黒魔術師、排水管内を自由に移動できる特殊体質の暗殺者、毒ガスを全国に撒き散らすカルト教団、背徳都市ソドムとゴモラを国内において実現したエログロテーマパークを牛耳る闇社会の帝王など、選りすぐりの罪人たちと対決します。
悪趣味だけど笑える
6編の物語に共通するのは、テンポの良さです。もったいぶらず速やかにストーリーが進行します。
奇妙で陰惨な事件発生 → 死神刑事が出動 → 犯人と対決 → 手強い相手に対して意外な方法で決着をつける。こんな感じ。週刊漫画のごとき様式美とスピード感なので、全6話を一気に読み終えることができました。
人間シュレッダーをはじめとして、渋谷ハチ公前で何百もの人々が殺しあったり、未知の毒ガスによって1万人以上の人間が溶けちゃったり━━。読み進めるごとに悪趣味の度合いが増していく、笑える"B級"スプラッタ小説です。
Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。(スマートフォン、タブレットでもOK)
- 血の天秤
- 著者:狂気太郎
- 価格:500円
- 読了にかかる時間:約2.5時間(個人差があります)
- 「残虐」度
- ★★★★★(5)
- 「奇想」度
- ★★★★☆(4)
- 「満足」度
- ★★★★☆(4)
- 「総合」
- ★★★★☆(4)
著者について
狂気太郎さん。『きょうき・たろう』と読みます。90年代後半からホームページで小説を発表しつづけているオンライン出身の作家です。
2001年からは『灰崎抗』名義で、学習研究社から『想師』や『殺戮の地平』などの紙書籍を刊行。
以降も、ホームページにおいて自作小説を発表し続けています。→ 狂気太郎.net
日本版KDP以前から書き下ろしを含めた電子書籍をリリースしていましたが、このたび2014年3月24日に、狂気太郎名義では初の紙書籍『デビル・ボード』を発売します。
この作品は2009年に電子書籍として書き下ろされたのち、電子書店パピレスにおいてホラー部門1位を記録した最凶のデスゲーム小説です。
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