こんにちは。つんどく速報☆イマガワです。

さて、つんどく速報では、読者からの自薦・他薦を受け付けているのですが、毎日たくさんの情報を寄せていただいており、読むのが追いつきません! ありがとうございます!

そこで、いただいた推薦本のなかから、熱いコメントが寄せられた本を厳選してご紹介いたします。

本来であれば、編集部が読んでからレビューするのが「つんどく速報」のスタイルなのですが、おもしろそうな本の紹介を長い間ため込んでしまうのも申し訳ありませんので、推薦文を添えてここに掲載いたします。

それではどうぞ!



(上)精神不満足(上)精神不満足 [Kindle版]
臥薪嘗胆(だんけ) (著)


(下)精神不満足(下)精神不満足 [Kindle版]
臥薪嘗胆(だんけ) (著)

内容紹介
人とうまく話すことが出来ずに、高校進学後から崩れてしまった日々を過ごしました。 不登校になり、高校は中退となりました。当時自分が思ったこと、行動を綴りました。

矛盾した心の動きはその後に深い爪痕を残すことになっていました。

精神の世界に彷徨い込んでしまった記録。ノンフィクション。 日常生活をこなすことが困難になってしまった人の記録です。


自薦コメント
自薦で大変恐縮なのですが、世の中に広める価値があると確信しています。

臥薪嘗胆(だんけ) (著) 以下は、本書の序文からの引用です。

 この本を書く思いが募ったのは、一言でいうと、どうせ死ぬならやりたいことをやってやろうと思ったことが始めになります。

 全ての人に死が訪れるという逃れることの出来ない、自然的現象を僕は人工的に起こそうと常日頃考えることがありました。

自裁を考えたこともあるという著者は、原因不明の異常な身体症状に悩まされて、高校中退や幾度もの転職を余儀なくされます。その後も、社会との接点を探りつづけますが、ことごとく失敗を繰り返してきたようです。

本書は、自伝的ノンフィクションです。しかし、成功者のそれではありません。
努力が報われることはなく、目をそむけたくなるような恥ずかしい行為や心情、無様な生活を包み隠さず綴っています。

軽い気持ちで覗き見てしまえば、あまりの醜悪さに吐き気を感じるかもしれません。
ただし本書は、世間に呪詛を吐いたり、恨みごとをクドクドと述べているわけではありません。文章は、客観的で静謐なものです。

著者は、自分自身に怒りと悔しさを向けています。序文の数行を読んだとき「これは……かならず最後まで目を通さなければ」と感じさせた、誘引力のある一冊です。

著者のTwitter@gashinsyoutan_1



隣の陰陽師──懸想橋の約束隣の陰陽師──懸想橋の約束 [Kindle版]
地蔵 重樹 (著)
出版: 地蔵 重樹; 3版 (2013/12/30)

内容紹介
 フリーライターの小栗護が引っ越した先の、格安賃貸マンションの部屋は、地縛霊が現れるという曰わく付きの物件だった。しかも隣の部屋には、陰陽師を自称する奇妙な男が住んでいた。

 そんな折、護が出版社から依頼されたのは、「御筥(おんばこ)様」という謎の箱を祭るという的中率の高い占い師の取材だった。

 取材のために訪れた町の中心を流れる川の河川工事の現場からは、丁寧に埋葬されたらしき古い人骨が発見される。
 人骨の発見と時を同じくして一人の娘が失踪し、三代に渡る男達が犠牲となる猟奇殺人が起きた。

 一途な想いは、時空を超えて怨念へと変わり、やがて呪術のぶつかり合いとなる。二つの時代が交叉する物語が今、語られ始めた。


自薦コメント
長編伝奇小説です。 主人公であるフリーライターの小栗護が引っ越した先のマンションの隣人が、奇妙な陰陽師だった、という場面から話が始まります。

取材先で事件に巻き込まれた主人公と隣人の陰陽師が遭遇するのは、もう一つの時代に生まれた悲劇でした。

ストーリーの途中から二つの時代が交互に描かれ、やがて交叉します。 是非是非、ご一読願います。

地蔵 重樹 (著) 現代を舞台にした、オカルトミステリー小説。

格安の賃貸マンション。悪い不動産屋にめぐりあい、事故物件であることを知らされずに引っ越しきた主人公。しかし。不幸中の幸いで、お隣さんは現役の陰陽師━━という物語。

陰陽師・豊川猛は、コンピュータが苦手。無線LANの設定がわからず、ディスプレイに『接続 急急如律令』というお札を貼り付けて、インターネット接続を試みていたり━━これ、良いボケですね。面白い。

ちなみに『急急如律令』は、陰陽師がつかう退魔呪文です。事故物件に関しては、本来『告知義務』がありますが、それを無視すると、本書のような面白いストーリーができあがる。これ、読んでみます。

著者のブログ - ニュースを読まねば



※クリックすると、別ウィンドウの『試し読みページ』が開きます

内容紹介
いいものや楽しいこと、ちょっとした疑問や地元『三原』のことをみんなと共有したい。同じ価値観で楽しんでもらえる人にだけお届けしたい、そんな偏った視点でつくっています。

お店の紹介や、一市民として感じるあれこれを書いています。三原に住む方も、そうでない方も楽しんでもらえるよう、個人的主観で、方言そのままの「話しことば」で書いているのも特徴です。

自薦コメント
地元「広島県三原市」のお店やスポットなどを個人的主観、方言そのままで紹介しています。

あいぼん。 (著) ジモティー(地元住民)による手作りガイドブック。2013年以降、機能の充実が著しいBCCKS / ブックス』製の電子書籍。

著者ご自身も広島県の三原市においてハンドメイド雑貨店を経営しているようです。



どこへでもドアーどこへでもドアー [Kindle版]
すずき たつや (著)

内容紹介
この簡易転送装置とも呼ぶことも出来る技術体系を完成された科学者が"殻の中"という組織に拉致された。

その組織は世界中のテクノロジーや研究を監視し、イノベーションを起こすであろうと判断されたものをその関係者ごと"殻"と呼ばれる施設に隔離。外界と遮断された中で思考実験や社会実験を繰り返した後、その発露と浸透をプロデュースしていっているという。

生み出したテクノロジーの意義と個人的な想いとの狭間で逡巡する科学者。"ドアー"に改めて基幹技術を表した名前を授けながら彼は何を想う。


自薦コメント
ITフィクションといった感じのショートショート(約1万字)になります。

すずき たつや (著) 『どこへでも』ドアー、です。某ひみつ道具とはネーミングが微妙に異なります。

オーバーテクノロジーを発明してしまった男と、新しいテクノロジーが人類社会へ与える影響を調整する秘密組織。もしかして、スティーブ・ジョブズも連れ去られたことがあるのかも。



ルオンルオン: Travels in Vietnamルオンルオン: Travels in Vietnam [Kindle版]
小川佳之 (著)
出版: FLORA Publisher; 1版 (2014/4/20)

内容紹介
大切なことは後になって遅れて気付く、とは言うものの。十年以上経って、ようやく気がついた。こんなに多くの笑顔をもらっていたことに――


自薦コメント
2001年11月に一ヶ月間、ベトナムを旅しながら撮影した写真をまとめました。 白黒写真61枚。

あとベトナムの写真ではありませんが、7日から写真展を開きます。
「テラクレスタ」 / リコーイメージングスクエア新宿 / コミュニティ | RICOH IMAGING

小川佳之 (著) ベトナム写真集。横向き固定レイアウト。

芸術性についての審美眼には自信がありませんが……目についたのは、動物たちの体つきです。
みんな筋張っており痩せている。猫も犬も牛もニワトリも。品種の違いなのかもしれない。

食糧事情の差でしょうか? しかし、写真集で紹介されている現地の人々は、われわれ日本人と変わらない風貌です。痩せすぎでもなければ、太りすぎでもない。
ちなみに。2011年において、ベトナム人の平均寿命は75歳だそうです。(参考リンク

著者のブログ - 小川佳之・仮設サイト






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