こんにちは。つんどく速報☆イマガワです。
さて、つんどく速報では、読者からの自薦・他薦を受け付けているのですが、毎日たくさんの情報を寄せていただいており、読むのが追いつきません! ありがとうございます!
そこで、いただいた推薦本のなかから、熱いコメントが寄せられた本を厳選してご紹介いたします。
本来であれば、編集部が読んでからレビューするのが「つんどく速報」のスタイルなのですが、おもしろそうな本の紹介を長い間ため込んでしまうのも申し訳ありませんので、推薦文を添えてここに掲載いたします。
それではどうぞ!
『クトゥルフ神話TRPGのぼっちプレイ』から派生したホラー小説。
『星宿怪異聞 夢鬼の呼び声』というTRPG(テーブルトークRPG)シナリオを、たった1人でプレイした動画があります。そのリプレイをサウンドノベルにしたものを、ニコニコ動画で公開中です。
※2014年5月28日現在、シリーズ合計視聴数は38,000回
この動画のリプレイを原案にして、新たな物語を書き起こした━━それが本書『星宿怪異聞 夢鬼 (タケノコノベルズ)』というわけです。
手始めに、2013年夏のコミックマーケットで小説同人誌として頒布。当日販売分が売り切れになったそうです。当時入手できなかったファンが待望していた電子書籍版が、このたび販売開始になりました。
SARA (著) 陰陽道VS西洋魔女という、異色ファンタジー小説。
突如として、現代に現れた魔女たち。
彼女たちに敵意はなかったものの、早合点した人類は先制攻撃を仕掛けてしまう。
科学は、魔法に勝てない。無邪気な魔女たちによって、地球上の文明は太古の自然へと『模様替え』されてしまった。その奇跡の発現を、人々は『ナンジャラホイ』と呼んで恐れた。
臨時政府は『魔女たちに対抗しうるのは陰陽道だけである』という仮説にもとづき、安倍晴明の末裔をさがしていた━━苗字だけをを頼りにして。
本書における、魔法使いに対抗するために安倍晴明の子孫を擁立するというアイデアは、先行作品が有りそうで無さそうな絶妙な設定ですね。
(あわせて読みたい:『レンタルマギカ』)
齋藤 真行 (著) 東京神学大学修士課程修了。日本基督教団 別府不老町教会牧師。
本書は、自己啓発書のロングセラー『「原因」と「結果」の法則』に敢然と異を唱えています。
著者は「若い頃に、さんざん自己啓発書を読み漁ったが、何の効果もなかった」と告白します。
その後、洗礼を受けてキリスト教徒になりました。
牧師として活動するなかで、教会を訪れる一部の人々から『「原因」と「結果」の法則』のような自己啓発的な思考パターンを感じ取ることが何度もあったそうです。
牧師をつとめる著者は、過去にさんざん自己啓発書に効用が薄いことを実感しています。いちど失敗した者として、キリスト教の牧師として━━あらためて、世にはびこる自己啓発思想の根本的な原理について考えたそうです。
本書は、批判一辺倒の書ではありません。『「原因」と「結果」の法則』に書かれている部分的な真理を認めながらも「間違っている部分は正して、それに変わる有効な結論を導きだすことに成功した」と、著者は述べています。
サンプル版を読みましたが……思っていたようなトンデモではなくて、理路整然とした文章です。
苦難を受容するキリスト教の論理とポジティブシンキングを基調とする自己啓発ノウハウを組み合わたものを実践できたなら、否が応でも人生を前向きに生きられる気がします。
アルクトーク (著) SFファンタジー短編小説。
いじめっ子たちへの当てつけ━━復讐のつもりで、学校の屋上から飛び降りた女子高生の優子。気を失った彼女が向かったのは、あの世ではなく『全体を薄緑で覆われた小さな星』だった。
優子が喋ったことを鸚鵡返しする謎の生物『エコー』と出会い、ともに星をめぐる。
『エコー』に言葉を教えていくうちに、異生物同士で意思の疎通をはかれるようになります。言葉を習得したエコーと対話するなかで、優子の人生や為すべきことが明らかになっていくのですが……。
婆雨まう (著) 表紙の人物。これが『トンビーばあさん』ですね。見るからにイジワルな顔つきをしています。
本編に目を通したところ━━意外なことに、トンビー婆さんには少なからぬ人望があるようです。恐怖政治と言い換えても良いのですが、いずれにせよ慕ってくれる人々がいます。
ほかにも。やむをえず身体的な理由で跡継ぎを残すことができないお嫁さんにもツラく当たるのですが……。
読みすすめていくと『イジワル婆さん、イジワルな姑』であると一概に言いあらわすことのできない、トンビーばあさんの複雑な心情が徐々に明らかになっていくようです。
……なるほど。泣けるストーリーの予感がします。
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さて、つんどく速報では、読者からの自薦・他薦を受け付けているのですが、毎日たくさんの情報を寄せていただいており、読むのが追いつきません! ありがとうございます!
そこで、いただいた推薦本のなかから、熱いコメントが寄せられた本を厳選してご紹介いたします。
本来であれば、編集部が読んでからレビューするのが「つんどく速報」のスタイルなのですが、おもしろそうな本の紹介を長い間ため込んでしまうのも申し訳ありませんので、推薦文を添えてここに掲載いたします。
それではどうぞ!
星宿怪異聞 夢鬼 (タケノコノベルズ) [Kindle版]
bocchi (著), 蓮根 (イラスト)
出版: 竹の子書房 (2013/11/18)
内容紹介
星宿署捜査一課に属し、怪異事件を捜査する枦山班。 彼らはネットを中心に流行する都市伝説、夢鬼をめぐり、少女の自殺事件の真相を追う。
古よりこの世界を支配するクトゥルフの神話生物と、現代社会に生きる人間。 その狭間で奔走する、六人の刑事たちの生き様を描いたホラー小説です。
残酷描写などが含まれるため、R-15となっております。
他薦コメント
TRPGのリプレイの派生小説(?)という、グロ有りバイオレンス有り。クトゥルフがテーマらしいのですが、せいぜい『涼崎探偵事務所ファイルシリーズ』や『ニャル子さん』くらいしか知らない自分でも楽しめました。
『クトゥルフ神話TRPGのぼっちプレイ』から派生したホラー小説。
『星宿怪異聞 夢鬼の呼び声』というTRPG(テーブルトークRPG)シナリオを、たった1人でプレイした動画があります。そのリプレイをサウンドノベルにしたものを、ニコニコ動画で公開中です。
※2014年5月28日現在、シリーズ合計視聴数は38,000回
この動画のリプレイを原案にして、新たな物語を書き起こした━━それが本書『星宿怪異聞 夢鬼 (タケノコノベルズ)』というわけです。
手始めに、2013年夏のコミックマーケットで小説同人誌として頒布。当日販売分が売り切れになったそうです。当時入手できなかったファンが待望していた電子書籍版が、このたび販売開始になりました。
大魔法ナンジャラホイ!: お菓子の家と崩れた教会 [Kindle版]
SARA (著)
出版: SARA; 1版 (2014/5/3)
内容紹介
伝承と言い伝えを体現し、この世に夢と幻を実現させた大魔法ナンジャラホイ。歪んだ世界に平和を築くため、崩壊した国家に代わりに設立された臨時政府。
その治安対策課所属の土御門猛は、日本で唯一魔女の結界へ侵入できる安倍晴明の血族を探す。
果たして人類は魔法使いたちに立ち向かい、元の日常を取り戻せることができるか?
自薦コメント
無名の素人としてKindleで出版しましたが、後味の良くさっぱり楽しめる物語を心掛けました。
空想上の人物たちが、私たちと同じ人間として考え対話する展開は妄想が尽きません。今回登場する魔女(お菓子の家・メディア)について、少しでも触れた方・そうでない方両方楽しめると思います。
SARA (著) 陰陽道VS西洋魔女という、異色ファンタジー小説。
突如として、現代に現れた魔女たち。
彼女たちに敵意はなかったものの、早合点した人類は先制攻撃を仕掛けてしまう。
科学は、魔法に勝てない。無邪気な魔女たちによって、地球上の文明は太古の自然へと『模様替え』されてしまった。その奇跡の発現を、人々は『ナンジャラホイ』と呼んで恐れた。
臨時政府は『魔女たちに対抗しうるのは陰陽道だけである』という仮説にもとづき、安倍晴明の末裔をさがしていた━━苗字だけをを頼りにして。
本書における、魔法使いに対抗するために安倍晴明の子孫を擁立するというアイデアは、先行作品が有りそうで無さそうな絶妙な設定ですね。
(あわせて読みたい:『レンタルマギカ』)
「聞く」ことが人生を変える: ~「他者言葉」は現実化する~ [Kindle版]
齋藤 真行 (著)
出版: 齋藤 真行 (2014/5/10)
内容紹介
「成功したい・人生を変えたい」と願って、自己啓発書を手に取る方は大勢います。 ジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』などは代表的なものです。
私自身、自己啓発書を真面目に実践してみた時期がありました。 ところが、人生にはなんの変化もなく、すべてが無駄な試みでした。
なぜ自己啓発書は機能しないのでしょうか?? どこが間違っているのでしょうか??
本書は、こうした疑問に対して、「他者言葉」というキーワードのもとに、まっすぐに答えています。 「他者言葉」にこそ、これらの謎を解き明かす鍵があったのです!
自薦コメント
自己啓発書の決定的な弱点を指摘し、どう健全かつ着実に人生を変えるか、描いています。
齋藤 真行 (著) 東京神学大学修士課程修了。日本基督教団 別府不老町教会牧師。
本書は、自己啓発書のロングセラー『「原因」と「結果」の法則』に敢然と異を唱えています。
著者は「若い頃に、さんざん自己啓発書を読み漁ったが、何の効果もなかった」と告白します。
その後、洗礼を受けてキリスト教徒になりました。
牧師として活動するなかで、教会を訪れる一部の人々から『「原因」と「結果」の法則』のような自己啓発的な思考パターンを感じ取ることが何度もあったそうです。
牧師をつとめる著者は、過去にさんざん自己啓発書に効用が薄いことを実感しています。いちど失敗した者として、キリスト教の牧師として━━あらためて、世にはびこる自己啓発思想の根本的な原理について考えたそうです。
本書は、批判一辺倒の書ではありません。『「原因」と「結果」の法則』に書かれている部分的な真理を認めながらも「間違っている部分は正して、それに変わる有効な結論を導きだすことに成功した」と、著者は述べています。
サンプル版を読みましたが……思っていたようなトンデモではなくて、理路整然とした文章です。
苦難を受容するキリスト教の論理とポジティブシンキングを基調とする自己啓発ノウハウを組み合わたものを実践できたなら、否が応でも人生を前向きに生きられる気がします。
さよならのエコー [Kindle版]
アルクトーク (著)
出版: アルクトーク; 1版 (2014/4/20)
内容紹介
━━もし、今まで生きてきた27万7285年と、 優子と会ってからの270日のどちらかを選べと言われたら、わたしは何の躊躇もなく、後者を選択するに違いないのだ━━
優子は自殺した。 17歳だった。 しかし、屋上から飛び降りたはずの彼女の意識は、宇宙で復活する。
意識だけの存在となった優子は、とある星で地球外生命体と遭遇し、やがて彼女らは心をかよわせるようになった。
自薦コメント
なし。
アルクトーク (著) SFファンタジー短編小説。
いじめっ子たちへの当てつけ━━復讐のつもりで、学校の屋上から飛び降りた女子高生の優子。気を失った彼女が向かったのは、あの世ではなく『全体を薄緑で覆われた小さな星』だった。
優子が喋ったことを鸚鵡返しする謎の生物『エコー』と出会い、ともに星をめぐる。
『エコー』に言葉を教えていくうちに、異生物同士で意思の疎通をはかれるようになります。言葉を習得したエコーと対話するなかで、優子の人生や為すべきことが明らかになっていくのですが……。
金魚迷惑~トンビーばあさん [Kindle版]
婆雨まう (著)
出版: 婆雨まう; 2版 (2013/5/20)
内容紹介
かまやつひろしの『我が良き友よ』を地でいく、御年70歳の、ばあさん。
それがトンビーばあさんだ。
人の迷惑、かえりみず。人の不幸は、蜜の味。
わたしゃね、あんたが悲しんでる顔見るのが、なによりの楽しみなのさ。
いじわるで天然。いつも茶目っ気たっぷりの、高木タケの、 脳天気なデコボコ日常を鋭く描く。
トンビーばあさんの痛快老人物語。はじまり、はじまり。
自薦コメント
個人的には、2番目に気に入っている小説です。
婆雨まう (著) 表紙の人物。これが『トンビーばあさん』ですね。見るからにイジワルな顔つきをしています。
本編に目を通したところ━━意外なことに、トンビー婆さんには少なからぬ人望があるようです。恐怖政治と言い換えても良いのですが、いずれにせよ慕ってくれる人々がいます。
ほかにも。やむをえず身体的な理由で跡継ぎを残すことができないお嫁さんにもツラく当たるのですが……。
読みすすめていくと『イジワル婆さん、イジワルな姑』であると一概に言いあらわすことのできない、トンビーばあさんの複雑な心情が徐々に明らかになっていくようです。
……なるほど。泣けるストーリーの予感がします。
つんどく速報では、熱い推薦をお待ちしております。
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