つんどく速報（電子書籍の感想・レビュー）

こんにちは！
つんどく速報ライター☆イマガワです。

ざっくり言うと

・ふりそそいだ流星が、オトナをゾンビに変えた
・残されたコドモたちは、ゾンビと戦うことを選んだ
・終末世界を、車いすの少女と5人の小学生たちが生き抜く！

ショーガクセー×オブ×ザ×デッド！[シーズン１コンプリートボックス] (ぼくらのゾンビシリーズ) [Kindle版]
浜田ぢゅんいち (著), TDK ROTTERDAM (編集)
出版: 浜田ぢゅんいち; 1版 (2014/5/29)

『小学生 vs ゾンビ』 ――― !! 総計 209ページを収録。

謎の流星群が街に降り注ぎ、全ての「大人」が、生と死の狭間の存在と化した……
その時から《日本の普通の子供=ショーガクセー》たちの終わりなきサバイバルが始まった!!

ボックス化にあたり、作者自ら60ページ以上を再修正!! さらに月刊連載時には時間の都合でカットしたシーンを再び盛り込み、16ページ以上を新規画き下ろして追加!!
まさに「ディレクターズカット&コンプリートボックス」として登場です!!

※製品版は、タテ書きです。下記プレビューはPC向けです。

あらすじ

地上に流れ星がふりそそいだ夜━━をきっかけに、大人たちは理性を失ってしまった。



『ショーガクセー×オブ×ザ×デッド！[シーズン１コンプリートボックス]』から引用。以下おなじ

ほとんどの大人たちは、ゾンビ（歩く死体）になった。
ただし。なかには、ゾンビにならなかった大人や、昏睡（こんすい）組と呼ばれる大人たちもいる。

残された子供たちは、ゾンビ化をまぬがれていた。
小学生や中学生は、クラスメイトの仲良し同士が寄せあつまり、荒廃した世界でしぶとく生き残っていた。

レアカードが通貨の代わり

必要な物資は『こども行商人』から手に入れます。



この世界では、日本銀行券に価値はない。そのかわり、TCG（トレーディングカードゲーム）のレアカードが、こども経済における通貨の役割を果たしています。

6人のショーガクセーたち

車いすの少女━━結城かなでは、ゾンビ化した大人に追われていたところを、おなじ小学生たちに救われます。

勇者きどりの『ショーマ』。発明少年の『アラタ』。文学少女の『ことは』。リーダーの少女『みーちゃ』。ゾンビ殺しのスペシャリスト『スバル』。



わたしのお気に入りキャラは、文学少女の『ことは』です。（引用画像 左上）
黒髪パッツンのメガネ娘━━という外見もさることながら、この少女にまつわる裏設定が泣かせるのです。

彼らは『県立瀬野小学校 4年3組』のクラスメイトです。
星が降った夜に、担任の男性教師『わたぬき先生』と天体観測をしていました。

わたぬき先生は、ゾンビ化しなかった数少ない大人のひとりであり、教え子たちを守るためゾンビに立ち向かったあと、行方不明になってしまいました。



『ことは』のメガネは、わたぬき先生のものです。星が降った夜の『ことは』は、メガネをかけていません。（解説リンク）

わたぬき先生が身をていしてゾンビから守ってくれたときに落としたものを、ことはが肌身離さずに持ち歩いているわけです。(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ

感想

佐藤ショウジ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』は、その名のとおり、高校生たちがゾンビから逃げまわるマンガです。

本書『ショーガクセー×オブ×ザ×デッド！』は、さらに年齢を下げて、小学生や中学生がゾンビと戦うマンガです。ゾンビ・フィクションは無数にありますが、義務教育児童VSゾンビという組み合わせはとても珍しいように思います。

子供だけでゾンビと立ち向かう━━シリアスな世界観でありながら、内容はハイテンションギャグが満載のマンガです。ところどころに小学生ならではのお馬鹿なノリが描かれており、200ページ超をあっというまに読みました。

第1巻のラストでは、次巻を読みたくなるような驚くべき展開が用意されています。
本書『ショーガクセー×オブ×ザ×デッド！』シリーズは、1カ月につき1話を発表しており、次話は2014年7月に公開されるようです。毎月『1話』単位で買うも良し。今年末に発売されるであろう『シリーズコンプリート・ボックス2』を待つも良し。

Kindleストアでサンプルが無料で読めます。お試しください。（スマートフォン、タブレットでもOK）

著者について

浜田ぢゅんいちさん（@4848xyuzu）。『はまだ・ぢゅんいち』と読みます。2001年、月刊ファミ通ブロスにて漫画家デビュー。著書多数。

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